“農園経営者から性的暴行”技能実習生提訴 経営者は争う姿勢
技能実習生として働いていたカンボジア人の女性が実習先の栃木県内のいちご農園の経営者から繰り返し性的暴行を受けたとして、賠償などを求める訴えを起こしました。
一方、経営者は「相手が同意していると思っていた」として、争う姿勢を示しています。
16日、東京地方裁判所に訴えを起こしたのは、去年4月まで栃木県内のいちご農園で技能実習生として働いていた20代のカンボジア人女性3人で、代理人の弁護士と支援する労働組合が都内で会見を開きました。
弁護士によりますと、このうち1人は、およそ5か月間、農園の経営者の男性から作業所などに呼び出されて繰り返し性的暴行を受け、「断ったら帰国させる」などと脅迫されていたと訴えています。
その後、妊娠し、「十分な説明がないまま中絶手術を受けさせられた」と主張しています。
ほかの女性2人も胸を触られたなどとして、3人で賠償など合わせて9200万円余りを求めています。
組合によりますと、女性は、「日本に来るために借金をしていて、我慢するしかなかった。私のような被害者が、これ以上出ないように助けてほしい」と話しているということです。
一方、農園の経営者の男性は、NHKの取材に対し、「女性と性行為をしたことは事実だが、脅迫はしておらず、相手が同意していると思っていた。ほかの2人については胸を触るなどしたことは一切ない」として、裁判で争う姿勢を示しています。