7.銀行口座へお金が『入ってきた』場合
次は銀行口座にお金が『入ってきた』場合です。
この場合は出ていったときとは反対に左手で受けるので、
必ず左側〔借方〕に〔当座預金〕とか、〔普通預金〕の勘定科目がきます。
それから右側の理由を考え、その勘定科目を右側〔貸方〕に記入すればよいのです。
銀行口座を中心にお金が出たり入ったりする場合は、
小切手だろうが現金であろうが関係なく、『出ていった』ときは右側〔貸方〕に預金名が、
『入ってきた』ときは左側〔借方〕に預金名がくることになっています。
そしてそれぞれの場合の反対側に、お金が動いた原因
または理由をあらわす勘定科目が記入されれば、仕訳は出来上がりです。
トレーニング14
・ 銀行の当座預金口座へ、商品の販売代金200万円が入金した。
STEP1 →預金口座へお金が入ってきたことに注目。
STEP2 →当座預金へ入金があったときは、小切手でも現金でも勘定科目は常に〔当座預金〕。
STEP3 →入ってきたときは左手で受けるので左側〔借方〕に記入。
| 借方(入ってきたもの) |
(出ていったもの)貸方 |
| 当座預金 2,000,000 |
STEP4~5 →その理由である販売代金の勘定科目は前にもあったように〔売上〕。
STEP6 →右側で理由を投げたと考え、右側〔貸方〕に記入し、仕訳が完了。
| 借方(入ってきたもの) |
(出ていったもの)貸方 |
| 当座預金 2,000,000 |
※ この場合は左が〔資産勘定〕、右が〔収益勘定〕なので『トレーニング4』と同じです。
8、仕訳による勘定の組み合わせと具体例
仕訳のトレーニングを終えたところで、ここでもう一度5つの勘定グループのはなしに戻ります。
今まで見てきたひとつひとつのトレーニングの最後のところで、
それぞれの仕訳の左右が、『資産』・『負債』・『資本』・『費用』・『収益』の
『5つの勘定グループ同士の組み合わせ』であることを示してきました
(トレーニングでは、たまたま『資本勘定』が登場しませんでしたが、
実際には頻度こそ少ないがもちろん出てきます。)
そこで、これらの勘定同士の『起こりうる結合関係』をここにまとめてみました。
勘定グループは全部で5つですが、
『資産』、 『負債』、 『資本』 の3つは 増える場合と減る場合が有り、
『費用』 と 『収益』 は 減ることがまず無いので、
5つの勘定が変化する要素は全部で8項目になります。
そしてこれら8項目が左〔借方〕と右〔貸方〕に来る関係は、簿記のルールで決められています。
次に8項目が仕訳によって結合する関係は、通常、図に示すように全部で10通りあります。
(これ以外の結合関係は、ほとんどあり得ません。)
以上のように
簿記では一般に 『8つの取引要素と10の結合関係』 と呼んでいます。
しかし、これをはじめから覚えようとするとウンザリしてしまうし、
またその必要もありません。
実務である程度仕訳になれてきたら、覚えようとしなくても、
これらのパターンが自然に頭に入ってしまうからです。
(これから実際に使っていただく 経理ソフト 『 ZAIM - Note 【Ai】 』 シリーズは
いままで学んでいただいた理論を 総括したソフト形態に仕上げたものです。)↓
| これで 簿記・経理の基礎学習は 終わりです |
実際の経理ソフトの 学習に移るときは |