5.モノが『入ってきた』場合

 モノが『入ってくる』場合は、大きく分けて 
①『販売目的のモノ』と、②『設備,備品のように高額で、何年もの間使えるモノ』と、
③『ボールペンなどのように、安くてすぐに消耗してしまうモノ』 の3種類があります。
そして勘定科目は、①と③の場合は『費用勘定に属する科目』を用います。


『入ってくる』ときは左手で受け取るので、これらの勘定科目が常に左側〔借方〕にきます。
そして反対側の理由ですが、現金で代金を支払う場合はもう前にやりましたので、
ここではそれ以外の方法で支払う例を取り上げてみましょう。



トレーニング10
       商品を30万円で仕入れ、代金を約束手形で支払った。

STEP1 →入ってきた商品に注目。
STEP2 →販売を目的とする商品を仕入れたときの勘定科目は、〔仕入れ〕。
STEP3 →左手で受けたので、左側〔借方〕に記入。

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
仕入れ 300,000




STEP4~5 →反対側の理由は、
               支払手段として約束手形を振り出したので、勘定科目は〔支払手形〕。



STEP6 →右手で手形を振り出したので、右側〔貸方〕に記入し、仕訳が完了。

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
仕入れ 300,000 300,000

    ※ この場合左が〔費用勘定〕、右が〔負債勘定〕になります。



トレーニング11
      商品30万円を仕入れ、代金は翌月の月末に現金で支払うことにした。

STEP1~3 →『トレーニング10』と同じ。 

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
仕入れ 300,000


STEP4~5 →反対側の理由は、
              後日支払う約束をしたので、この場合の勘定科目は〔買掛金〕。




STEP6 →右手で約束を投げたので、右側〔貸方〕に記入し、仕訳が完了。

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
仕入れ 300,000 買掛金 300,000


    買掛金は〔負債勘定〕になるので、勘定関係は『トレーニング10』と同じです。


トレーニング12

      接客用の応接セットを購入し、代金を小切手で支払った。
STEP1~3 →入ってきたものは会社で使用するモノ。
           金額が10万円以上で、1年以上使用することが出来るモノを買ったときの
            勘定科目は〔備品〕。受けるときは左手なので左側〔借方〕に記入。

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
備品 100,000


STEP4~5 →反対側では、支払手段として小切手を渡した。前にもあったように、小切手の勘定科目は〔現金〕。

STEP6 →渡すときは右手なので右側〔貸方〕に記入し仕訳が完了。
借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
備品 100,000 現金 100,000

    備品は〔資産勘定〕なので、左右ともに〔資産勘定〕となり『トレーニング6』と同じ勘定関係です。




6.銀行口座からお金が『出ていった』場合

 今度は会社の金庫〔手元〕からではなく、銀行口座を中心にお金が出て行ったり
 入ってきたりする場合です。この場合も手元から出入りするときと同様に考え、
 右手で投げ、左手で受けて、その勘定を右〔貸方〕と左〔借方〕に仕訳すればよいのです。



 まずお金が『出ていった』――つまり取引先へ振り込んだ場合ですが、
このときの右手〔貸方〕の勘定科目は、必ず預金名がきます。
口座がもし当座預金ならば〔当座預金〕、普通預金ならば〔普通預金〕という勘定科目になるわけです。
それから次に反対側の理由に注目し、その勘定科目を考えて左側〔借方〕に記入すればよいのです。




トレーニング13

      銀行の当座預金口座から前月の商品仕入れ代金150万円の小切手分を振り込み。

STEP1 →預金口座からお金が出て行ったことに注目。

STEP2 →当座預金から振り込んだときは、
            小切手でも現金でも勘定科目は常に〔当座預金〕になる。


STEP3 →出て行くときは右手で投げるので右側〔貸方〕に記入。
借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
当座預金 1,500,000

STEP4~5 →その理由は以前に仕入れた商品の代金なので〔買掛金〕。
              以前仕入れたときは右手で買掛金を投げましたが、
               今度はその代金を支払ったので逆に左手でそれを受ける。


STEP6 →左手で理由を受けたので、左側〔借方〕に記入し、仕訳が完了。

借方(入ってきたもの) (出ていったもの)貸方
買掛金 1,500,000 当座預金 1,500,000

       ※ この場合、左が〔負債勘定〕、右が〔資産勘定〕となります。


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