茨城大教育学部付属小学校で2021年に起きたいじめ重大事態を巡り、大学が被害児童側に事実と異なる説明を繰り返して3度謝罪したことについて、阿部俊子文部科学相は15日の閣議後記者会見で「(被害児童側に)寄り添いながら対応していくことが重要だ」と述べた。
保護者の弁護士らによると、いじめは21年4月ごろ発生。付属小は当初母親に対し「文部科学省に報告した」と説明していたが、実際はいじめに関する統計調査に重大事態の件数として回答しただけだった。文科省への誤回答なども判明し、学長が計3度謝罪する事態となった。
23年7月に第三者委員会が立ち上がってまもなく2年を迎えるが、進展がないことについて阿部氏は「調査に要する期間は事案によって異なり、一概に調査期間の妥当性について見解を述べることは困難だ」とした。
その上で「一般論では重大事態への対応は、被害児童生徒やその保護者の『いじめの事実関係を明らかにしたい』という切実な思いに私どもがしっかりと寄り添いながら対応していくことが重要だ」と強調。「引き続き大学の対応を注視するとともに必要な指導と助言を行いたい」と話した。【西本紗保美】
あわせて読みたい
Recommended by