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PIXTA専用EPS自動修正スクリプト(pixta_eps_optimizer)

はじめに

PIXTA(ピクスタ)でイラスト素材を登録している方、またはそのための検討している方へ向けた記事となります。

PIXTA審査で却下されてしまう主な理由の一つに、以下に示すような「塗りのあるオープンパス」や「孤立点」の禁止といった独自ルールあります。

  • 塗りのオープンパス

  • 孤立点

  • アウトライン化されていないテキスト

  • ラスター画像・埋め込み画像

  • 非表示のアイテム

これらの問題は目視では見つけにくく、審査落ちの原因となりえます。そこでPIXTAは「eps_ng_checker」(リジェクト項目の自動チェックスクリプト)というツールを公開していて、これを使えばチェックを簡単にできるようにしています。

とはいえ、チェックまではできても、残念ながら修正は行ってくれません。そのため、1つずつ手作業で調査&修正を行わなくてはなりません。これが、投稿者にとってはかなりの負担となります。

そこで紹介するのが「pixta_eps_optimizer(ピクスタEPS最適化ツール)」です。このツールは、調査&修正を自動化し、操作としてはクリックだけで対応できるようにした、簡単・便利ツールとなります。

追記:繊細版を公開しました。

pixta_eps_optimizerの特徴

自動検出と修正: 問題箇所を見つけるだけでなく、自動で修正まで行います
視覚的確認: 問題オブジェクトを選択状態にして視覚的に確認できます(PIXTAのeps_ng_checkerと同じような機能)
一括処理: 複数の問題を一度に修正できて時間の節約になります
安心機能: 修正前に確認ダイアログが表示され、修正内容を選択できます

pixta公式ツールとの違い

PIXTAが公開している「eps_ng_checker」はチェック機能のみを提供していますが、「pixta_eps_optimizer」はチェックだけでなく自動修正を行うところが便利です。

公式ツールでは問題を見つけた後、手作業で修正する必要がありますが、このスクリプトはクリックだけで完了することを目指しています。実際に、どのように修正されるのか、方針は下記の表をご覧ください。

対応している問題と修正方法

\begin{array}{|c|c|} \hline \text{問題} & \text{修正方法} \\ \hline \text{塗りあるオープンパス} & \text{クローズドパスに自動変換} \\ \hline \text{単独点(1点のみのパス)} & \text{自動削除} \\ \hline \text{非表示オブジェクト} & \text{自動削除} \\ \hline \text{テキスト} & \text{アウトライン化} \\ \hline \text{配置/リンク画像} & \text{自動削除} \\ \hline \text{ラスター画像} & \text{自動削除} \\ \hline \end{array}

使用方法

  1. スクリプトをダウンロードします

  2. Illustratorで、チェックしたい(※)EPSファイルを開きます

  3. ファイル → スクリプト → 参照 から、ダウンロードしたスクリプトを選択して実行します

  4. 問題が見つかると自動的に選択され、修正するかどうかを確認するダイアログが表示されます

  5. 「はい」をクリックすると自動修正が実行されます

  6. 修正結果のダイアログが表示されます

1.ドキュメントに対して実行

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処理するデータ例(ここではAIデータを使用しています。
単独点と非表示アイテムは見えませんが存在します)

2.問題点の表示

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実行すると問題点をダイアログ表示し、オブジェクトを選択状態にする

3.「はい」ボタンを押すと修正

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ダイアログに修正報告メッセージが表示される

4.「OK」ボタンで結果表示

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スクリプトが終了し処理結果が表示される(赤地+白文字は本解説用です)

※EPSファイルに対して使用するわけ

本スクリプトは、最終的にはEPS形式で保存したドキュメントでご使用ください。次のような効果はEPS形式で保存したときにラスタライズされてしまうので、AIデータだけだとそのチェックが漏れる可能性があるからです。

  1. グラデーションメッシュ

  2. ぼかし効果(ガウスぼかし、ラジアルぼかしなど)

  3. グロー効果(内側グロー、外側グロー)

  4. 光彩効果

  5. フェザー効果

  6. 3D効果(押し出し、回転、ベベルなど)

  7. テクスチャ効果

  8. Illustratorのライブフィルター(ラフ、手書き風など)

  9. SVGフィルター

  10. 特定のブレンドモード(乗算、スクリーン、オーバーレイなど)

  11. ラスター画像を含む配置画像

  12. シンボルスプレーなどの複雑なシンボルインスタンス

  13. 透明効果全般(透明度、不透明マスク、ブレンドモード)

ただし、事前のチェック&修正としてAIデータに対して使用しても、それなりに役立つはずです。

このスクリプトで得られるメリット

  • 審査通過率アップ: 審査で引っかかりやすい問題を事前に修正できます

  • 時間の節約: 手作業での確認・修正が不要になります

  • ミス防止: 人の目では見つけにくい問題も確実に検出します

  • 作業効率化: 複数のファイルの修正もスピーディーにこなせます

  • ストレス軽減: 審査落ちの繰り返しによるフラストレーションを防ぎます

よくある質問

Q: なぜpixtaでは塗りのあるオープンパスが問題になるのですか?
A: EPSやAIファイルでは、オープンパスに塗りがあると、ソフトウェアによって表示が変わることがあり、品質上の問題となります。

Q: 単独点のパスとは何ですか?
A: 1点だけのパスで、描画時の操作ミスなどで生じることがあります。目に見えないことが多いですが、ファイルの品質に影響します。

Q: 修正前のファイルは保存されますか?
A: スクリプト自体にはバックアップ機能はありません。実行前に必ずファイルのコピーを作成しておくことをおすすめします。

Q: テキストはすべてアウトライン化されますか?
A: はい、検出されたすべてのテキストがアウトライン化されます。編集が必要なテキストがある場合は、あらかじめ別途、保存しておいてください。

注意事項

  • 修正前には必ずファイルのバックアップを取っておくことを推奨します

  • 非表示オブジェクト、配置画像、ラスター画像は削除されるので、必要なものは事前に確認してください

  • テキストはすべてアウトライン化されるので、編集が必要な場合は注意してください

免責事項

  • 本スクリプト(pixta_eps_optimizer)は自己責任でご利用ください

  • 本スクリプト(pixta_eps_optimizer)によって生じたいかなる損害についても、作者は一切の責任を負いません

  • PIXTAの仕様変更により、将来的に修正が必要になる可能性があります

  • 本スクリプト(pixta_eps_optimizer)はPIXTA公式のツールの改良・拡張版ではなく独自開発したものとなります

  • 環境により動作しなかったり不具合がおきるかもしれません

  • 本スクリプト(pixta_eps_optimizer)の再配布や転売は禁止します

まとめ

pixta_eps_optimizerを使えば、PIXTA審査通過のための面倒なチェック・修正作業が格段に楽になります。特に複雑なイラストや複数のイラストを扱う方には、大きな時間節約になると思います。

動作の不具合については、コメント欄にて報告願います。また、コメント欄を情報交換の場としていただいてかまいません。

以上、お役に立てましたら光栄です。PIXTA審査を効率的に通過できるよう、お手伝いできたとすれば幸いです。

pixta_eps_optimizerファイル

pixta_eps_optimizerのスクリプトファイルのコードは次からダウンロードしてください。

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コメント

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PIXTA専用EPS自動修正スクリプト(pixta_eps_optimizer)|rorosuke
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