まず最初に・・・。

 

熊本大地震の被害に遭われた方、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

こんにちは~。みるたんで~す。(=⌒▽⌒=)

 

最近めっきりブログを書く時間が無くなってしまいまして・・・。(;^_^A

 

今日は本当に久しぶりのブログです。

 

話題は色々あるのですが、何から書いて良いのやら・・・。(-"-;A

 

なんと言っても、ブログを書くのは約5ヶ月ぶり・・・!

 

まあ、正直今勤めている会社は近畿圏内ではナンバーワンの

 

長時間労働を誇る会社ですから、それこそ朝から晩まで毎日

 

労働基準法や改善告示義務を違反しながらの勤務でございます。(・ε・)

 

うちの会社に来たら100%言えることがあります。「みんな骨抜きにされます」

 

苛酷なだけに体調を崩す率も上がりました。(ノ_-。)

 

自分の体が弱くなってしまったのかも知れませんが・・・。

 

今も風邪の症状と闘いながら・・・キーボードを叩いております。

 

さて、やっと本題・・・。σ(^_^;)

 

私の趣味は多種多様でして・・・って言っても知れてますが・・。

 

友というのは32年前に購入したカセットデッキの事です。

 

AKAI GX-R55というクイックリバースデッキです。

 

当初としてはリバースデッキではナンバーワン級の性能を

 

持っていたと思います。(ノ゚ο゚)ノ

 

そして、これ以降もこのデッキの性能をしのぐデッキは

 

出てないと思います。

 

このデッキはもちろんリバースデッキですので

 

カセットテープを裏返すこと無く両面聞けるのですが、

 

何が凄いってリバースのスピードが半端ない。

 

テープが終わる前には必ずリーダーテープという録音出来ない

 

部分があるのですが、それをセンサーで感知し、一瞬でリバースします。

 

一般的にあるリバースデッキのようにリーダーテープの端までいって

 

プーリーの回転が完全に止まってからリバースするのとは訳が違います。

 

聴いてても、見てても気持ちいい。まさに華麗なリバースです。

 

しかも、多彩なプログラム再生まで可能という、よくもまあ、ここまで

 

考えたなAKAIさん!って感じです。

 

この子です↓。

このデッキは私が高校1年生の時に初めてオーディオに興味を持ち、

 

本格的なステレオコンポーネントを手に入れた初期の製品で、

 

一番最初はとにかくアンプが欲しかった。

 

そして、お年玉を2年分貯めたお金で念願のアンプ購入しました。

 

それがこのアンプ↓オーバーホールしたので超元気です。

サンスイの革命を起こしたアンプ、AU-D Xシリーズ。

 

このアンプを購入した当初、相棒役を務めてくれたカセットデッキが

 

この子↓で~す。そう、カセットデッキではありません。ラジカセです。今でもちゃんと動きます。レトロラジカセの修理専門店で修理しましたので。

今から36年前のラジカセです。

 

でも、このラジカセ、凄い優秀なんですよ。

 

AIWAのラジカセなんですが、カセットメカではトップの性能を持っていた

 

と思いますよ。ワウ・フラッターと言うカセットデッキの性能を示す一つの

 

目安となる物があるのですが、それが0.05%ですから。

 

購入してくれた親父(オーディオ趣味)が信じてませんでしたから。

 

自分の持ってるカセットデッキより性能が良いんですからね。

 

さぞ、悔しかったでしょうな。

 

ちなみにあまり高級で無いカセットデッキはコレより悪いのが

 

一杯ありましたね。今でも一般市販されてるかな?カセットデッキで

 

この数字より良い数字出してるデッキ少ないです。

 

タスカムでしたか?業務用のカセットデッキがありましたが、コレより悪いです。

 

ちなみに今回話題のGX-R55のワウ・フラッターが0.05%ですから。

 

それだけの性能を持たせていたラジカセなので、高級アンプのお相手も

 

出来たのですが、まあ、見栄えは良くないですね。

 

あと、ラジカセ特有のデッキが止ると電源が切れるせいで、カセットテープを

 

再生する度にショックノイズが入る。

 

今考えたら高出力アンプにコレを接続し、耐入力20W程のスピーカーを

 

鳴らしていたのですから、よくスピーカーが吹っ飛ばなかったもんだと

 

思います。(^_^;)

 

と言うわけで、殆ど使い果たしたお年玉に親の援助で

 

今回のGX-R55の購入に踏み切ったと言うことで今日に至ったわけです。

 

しかし月日の経つのは早いですね。あっという間に30年が過ぎ、

 

アンプもその間に故障したりして修理に出したりしたのに、

 

このデッキは故障しませんでした。(((( ;°Д°))))

 

一度阪神大震災の時、ラックから激しく吹っ飛ばされたので、

 

点検に出したことはありましたが、異常なしで返ってきました。

 

そんな丈夫で高性能なカセットデッキも先日使っていると

 

左側から音が出なくなり、最初は、アンプのボリュームか

 

接続しているピンケーブルが原因かな?とも思ったのですが、

 

どうも、カセットデッキそのものが原因である事が分かり、

 

ネットでAKAIのデッキを修理してくれそうな所を探しました。

 

以前、aiwaのXK-S9000の修理でお世話になった事のある

 

店舗に連絡を取って症状を伝えたところ、そのお店は

 

修理するより、その機械よりも新しいデッキをネット落として修理して

 

使った方が良いとアドバイスされました。

 

(これがaiwaのXK-S9000です。マニアが喉から手が出るくらい欲しがるであろう

カセットデッキです。最近、また調子が悪くなりつつありますので、オーバーホールの

出そうと思いますが、先立つものがありません。トホホ・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。)

 

その店はとても親切な店でしたので、そんな店がそういう事を言うのかと

 

がっかりしながら、他にAKAIのデッキを修理してくれそうな所を

 

探していますと、個人ではありますが過去にAKAIにお勤めだった方と

 

連絡を取ることが出来、その方にもう一度R55の修理の相談を持ちかけてみると

 

同じ返事が返ってきました。(:_;)

 

そこで漸く納得し、手放す決意をしました。

 

オーディオコンポーネントは、一般家電製品の中で最長寿命を誇る機械であることは

 

言うまでもありません。多分、30年以上使い続けることの出来る電化製品は

 

そうそう無いでしょう。

 

ともすれば自分が棺桶に入ってしまった後でも使えるような製品があるのでは?

 

と思えるくらい丈夫に作られています。って言うかそれだけコストがかかった贅沢品

 

なのですが。(^▽^;)

 

普通メーカーが電化製品にかけれるコストは定価の1割程度。

 

しかし、オーディオは3割と言われています。

 

お金を掛ければ良い物が出来る・・・。そういう事です。

 

かの松下電器の創立者が言ってましたが、電気製品は壊れないと

 

メーカーが潰れると・・・。その発想は現代の消費一辺倒の寂しい世の中を

 

作ってしまいました。まさに使い捨ての時代・・・。

 

日本の産業の一番の失敗はコレでしょう。

 

まあ、実際はAKAI電気さんは、30年以上壊れないカセットデッキを

 

作って会社が潰れてしまったのか?になりますが、

 

途中で資本提携とか余計な事をしなければ潰れなかったかも知れませんね。

 

なぜ倒産したかは定かではありませんが・・・。

 

少なからず、カセットデッキのライバル会社だったであろう当初のAIWAさんよりは

 

まじめにやっていたと思います。

 

AIWAさんは技術者は凄いんです。でも会社経営者が超オバカでした。

 

アンプのサンスイさんも同じ。経営者が社員分散するようなやり方をしたのでしょうね。

 

会社内部の分裂によって会社はめちゃめちゃになったようです。

 

どれも、経営者のやり方一つでそうなってしまいます。

 

それに、オーディオ氷河期が重なり、殆どのメーカーが衰退してしまいました。

 

話は戻り、R55を手放さざるを得なくなった私は、リバースデッキを

 

探しました。出来ればAKAI製が欲しかった。摩耗を知らないヘッドを持つデッキ。

 

AKAIの誇るスーパーGXヘッド。これを使った製品が欲しくて

 

ネットオークションを見ておりますと、このR55とほぼ同年代に

 

出ていた活気的なカセットデッキ、AKAI GX-R88が出品されていました。

 

それも、メンテナンス済みで。

 

実は、それを見つけた時にこの出品者様に連絡を取ったところ

 

AKAIの元技術者さんである事が分かりました。

 

その方が、R55の修理をするよりも買い換えをおすすめしますと

 

おっしゃったのですが、ちゃんと根拠も説明してくれました。

 

その話に納得し、結構高値でしたが、このデッキを購入しました。

 

実は、R55を購入当初から3ヘッドリバースは憧れ的な存在でして、

 

今でも、このR88のカタログを大事に持っています。

 

R88にはその上にR99と言うのもありましたが、共にカセットデッキとしては

 

あり得ない値段が付いていました。それだけの性能を持っていたのですが・・・。

 

R99が168000円、R88が118000円ですから。

 

その性能はすごいの一言です。

 

先ほど書きましたカセットデッキの性能の一つとして使われるワウ・フラッターが

 

正方向、リバース方向で共に0.028%ですからね。

 

それが、当初ではあり得ない値段で手に入るわけですからすごい事です。

 

ネット時代に感謝しないといけないですね。

 

余談ですが、カセットデッキのメーカーではナカミチと言う会社があります。

 

このメーカーもリバースデッキは凝っていまして、ドラゴンというリバースデッキを

 

発売しておりましたが、値段が260000円。確かに性能はぶっちぎりの

 

ワウ・フラッター0.019%でしたが、ヘッドが摩耗に弱い。

 

細かいことを言うとナカミチは凄い技術を持ってましたよ。

 

ビデオで言うデジタルトラッキングみたいなもので、カセットテープはヘッドと

 

テープのタッチの時に角度が非常に重要で、角度がミクロン単位でずれると

 

音がまともじゃ無くなってしまいます。それを自動でテープごとに合わせる技術。

 

それはナカミチだけの技術です。しかし、録音したデッキで聴けばその必要は

 

ありませんからね。

 

なので、私の中では必要の無いデッキでした。リバースも遅いですしね。

 

で、そのR88というカセットデッキがこの子です↓

正直、欲しかったんですよね~。

 

 

R55と居る場所を交代してもらいました。

大昔、自分が買える身分で無かったものを今はネットを通じて

 

中古品ではありますが購入することができ、またそれを修理してくれる

 

店ともコンタクトをとる事が出来る今の時代はある意味恵まれてますね。

 

確かに、昔から持っていた物を処分するのは心痛みますが、

 

出会いあれば別れありは全ての事象に言えることだと思います。

 

このR88がラックに収まってからも、R55が復帰しないものかと

 

少しあがいてみました。半田クラックくらいなと思って中を見てみました。

 

でも、他の機器に比べるとカセットデッキは難しい。

 

半田修正してみましたが、やはり素人では無理でした。

 

こんな感じです↓

デッキ自体は正確に動きます。

ベルトも32年間交換してないとは思えないくらい綺麗です。

半田クラックを疑って半田のやり直しを試みましたがダメでした。

ホントに音声のひずみや音が出なくなる症状以外は正常です。

 

一様動くだけにもったいないと思うのは私の貧乏根性でしょうかね。

 

しかし、素人は手に負えるものではありませんでした。(:_;)

 

ということで、32年間のお友達はついに私の部屋から居なくなってしまいました。(>_<)

 

本当に長い間、活躍してくれてありがとう。

 

いつも長時間ブログをお読み下さりありがとうございます。m(_ _ )m 

 

 

 

 

 

 

 

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