一緒にいて楽しいなら正解。
神戸在住の女性M様から「交通費を出しますので神戸で私とコラコラ問答をしてください!!」とご連絡をいただいた。私の新しい使い方である。待ち合わせ場所の居酒屋に着いたら、想像を絶して可愛い女性が立っていた。それがM様だった。M様は「可愛いとかいい子だねとかは散々言われ尽くした。私は私を発掘したい。無意識にやっていることを自覚して、ネクストステージに行きたいからコラコラ問答をお願いしたい」と言った。
第一幕「お前は退屈しているんだよ編」
坂「お前は退屈してんだよコラ」
M「乾杯で何言ってんだよコラ」
坂「お前が呼び出したんだろうがコラ」
M「心の準備があるだろうがコラ」
坂「時間も金も流れてんだぞコラ」
M「・・・(沈黙)」
坂「人といる時に自分と語るんじゃねえぞコラ」
M「自分にはそういう悪い癖があるんだよコラ」
坂「ドッヂボールやってんのにボール持ったまま沈んで行って『誰もあたしと遊んでくれない』とか意味不明な嘆き方してんじゃねえからなコラ」
M「どう投げたらいいかわかんねえんだよコラ」
坂「なんでもいいから投げるんだよコラ」
M「頭が真っ白になっちゃうんですコラ」
坂「熱持って声張って投げるんだよコラ」
M「めちゃめちゃでもいいのですかコラ」
坂「お前はなんかあるとすぐに声が小さくなるからとにかくデカい声出して玉投げてみろやコラ」
M「(店員さんに向かって)追加で生ふたつとチェーサーでハイボールふたつお願いします!!」
坂「酒頼む時はいい声だなコラ」
第二幕「お前は真実に耐えられるか編」
坂「お皿に取り分けてんじゃねえぞコラ」
M「優しさだろコラ」
坂「俺が喜ぶとでも思ったのかコラ」
M「無意識にしただけだろうがコラ」
坂「こっちは戦いに来てんだよコラ」
M「笑顔とマナーが染み付いてんだよコラ」
坂「占いばっか見てんじゃねえからなコラ」
M「なんで好きってわかったんですかコラ」
坂「占いばっか行ってる人は本当のことを聞きたいんじゃなくて聞きたいことを聞きたいだけだからなんにも変わらないしつまらねえんだよコラ」
M「だからお前を呼んだんだよコラ」
坂「お前は真実に耐えられるかコラ」
M「泣いてもいいなら耐えるぜコラ」
坂「特にいま言うことはないぜコラ」
M「なんかあるだろーがコラ」
坂「誰かにどうにかしてもらおうとすんなコラ」
M「元も子もないことを言うんじゃねえぞコラ」
坂「大事なことなんだよコラ」
M「確かに私は誰かにどうにかしてもらおうとばかり思っていたけれどお前とばちばちやってる時間は痛いけど気持ちいい不思議な時間だなコラ」
坂「それは俺が好きってことだなコラ」
M「今の自分が好きってことだよコラ」
坂「認めろよコラ」
M「(店員さんに向かって)追加で生ふたつとチェーサーでハイボールふたつお願いします!!」
坂「飲むペース早えなコラ」
第三幕「お前の地声はもっと低いだろ編」
坂「お前の地声もっと低いだろコラ」
M「なんでわかったんだよコラ」
坂「女は嘘をつく時ソプラノになるんだよコラ」
M「自分の声が嫌いなんだよコラ」
坂「高い方が耳障りなんだよコラ」
M「悪く言われた過去がトラウマなんだよコラ」
坂「トラウマがない人間はいないしもしも見つけたら俺がそいつのトラウマになってやるよコラ」
M「どういうことなんだよコラ」
坂「これでフェアだろうがコラ」
M「古傷が癒えないんだよコラ」
坂「汚ねえケツって言われてショックならケツ綺麗にするか君のケツが好きだと言う奴と付き合うかどっちかだろ、みんなどっかしら汚いんだよ、それが傷つきましたもう生きていけませんってなんだよ、古傷とか言ってお前はバカなのかコラ」
M「認められなきゃって思っちゃうんだよコラ」
坂「社会的な損失より個人の絶対的な幸福の方がずっと大事なんだよ、みんなのためにお前がいるんじゃなくてお前のためにみんながいるんだよ、社会的な損失なんか気にするなよ、お前が幸せに生きることが絶対的な恩恵になるんだよコラ」
M「なんかちょっと泣いたぞコラ」
坂「俺の優しさが沁みたのかコラ」
M「(店員さんに向かって)追加で生ふたつとチェーサーでハイボールふたつお願いします!!」
坂「どんだけ飲むんだよコラ」(坂爪記憶喪失)
以上。時折、ファンレターなるものを貰うが、その百倍くらいアンチの人々から連絡が来る。基本的には無視をしているが、時々「黙れブス」とか「ゴミは死んで結構」と返信してしまうため、いつ焼き討ちにあうかわからない。昨日は「坂爪さんを殺したいので生きていてください」と、激励なのか脅迫なのかわからない電話が来た。腹を括って生きなければ。いまあるものに感謝。だが、しがみつかない。なんにもなくても生きてやる。愛と勇気とエイトビートで、何度でも突破してやる。あたしも頑張ってるんだから認めてよは変。頑張っても認めない。一緒にいて楽しいなら認める。楽しいかどうかに頑張りは関係ない。楽しくないなら頑張っても意味はない。こんな人間でも生きていられるのは、才能があるとか、運があるとかもないとは言わないが、一緒にいて楽しいからだと思う。本当にもう、それしかないと思う。
坂爪さん、こんばんは。夜分に失礼いたします。
私事で恐縮ですが、僕は今日、誕生日でした。なので、おこがましいことに、誰かが「おめでとう」と言ってくれても「この人からは来ないかな」とか「あの人からは」と「もっともっと」と欲しがりクソ野郎になっていました。
誰かが自分の誕生日を覚えてくれて祝ってくれるだけで嬉しいことなのに、長く話していない人からの予想外のLINEなんかを期待したりして、すごく面倒くさい人間になっていました。
そんな時に考え方を変えて「祝われるより祝えよ」と思うと、全然見える景色が変わりました。
まずは自分を祝って、その先で世界全体を祝えるような気がしました。
それはクラッカーを鳴らすような華々しいものじゃなくて、もっと静かに、距離を置いて「ふーん、がんばったじゃん」と言うような、認めてほしかった人にちょっと認めてもらうような、それこそ自分がいちばん欲しかったような感覚でした。
自分がいちばん欲しいものは、見方次第で、すぐに自分にあげられるのかもしれないと思いました。おかしな気さえ起こさなければ。
深夜に長々と自身の体験を、申し訳ありません。
もうすぐ誕生日は終わるのですが、その前に坂爪さんにひとつ、LINEを送らせていただきたいと思い、送らせていただきました。
重ね重ね、深夜に長文を失礼いたしました!
おおまかな予定
7月15日(火)兵庫県神戸市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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