九九の範囲を超えた数の割り算はなかなかすんなりとは解けないかもしれません。しかも、割り算が二回続けてあるとさらに難しく感じます。
二回の割り算を一つにまとめてスピーディーに解いていきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
144÷3÷4
割り算をまとめることがどういうことか、イメージしていきます。
解説
この問題の答えは「12」です。
まとめたい割り算は「÷3÷4」の部分です。
そこで、ケーキをイメージして、連続した割り算がケーキをどのようにカットしていることになるのかイメージしてみましょう。
まずは、ケーキを「÷3」すると、元々のケーキの1/3個分を表すことができますね。
さらにそこから「÷4」をするので、1/3個分を四等分することになります。
すると元々のケーキの1/12個分を表していることが分かります。つまり、「÷3÷4」を一つにまとめると「÷12」になるのですね。
では、計算してみましょう。
144÷3÷4
=144÷12
=12
「12^2=144」という計算は、暗記している方が多いかもしれませんね。累乗の計算の中ではポピュラーな計算なので、知らなかった方はぜひ覚えておいてください。
まとめ
割り算をまとめることで難しい計算をする回数を減らすことができます。
今回のようにケーキのカットをイメージすることで、より理解が進みますね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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