普通と標準が同じになって、それも自分を苦しめていたという話。
これは、結構ずっと握りしめていたのだと思います。
でもきっと、これで苦しんでいる人もいるのだろう、と思いました。
だから、早く出してしまおう、そんなわけで。
普通と標準、ってどう違うと思いますか。
実は私は今日の今日まで、自分の中の基準が同じでした。
でも違うかった。
普通とは「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。」(出典 goo辞書)
これ、主観でいいって知ってました?私は大人になってから知り、やっと今日理解しました(どういうこと)
自分にとって、「特に変わってないこと、ごくありふれたものであること、それが当たり前であること」であれば「私にとっての普通」である。
だから、あなたにとっての普通と、私にとっての普通は違う。
そんな境界線の引き方、つい今日まで納得していなかったとは。
そして、世の中のいう「普通」とは「標準」という意味が近い。
標準とは「1 判断のよりどころや行動の目安となるもの。基準。「—に合わない」2 平均的であること。また、その度合い・数値。並み。「—に及ばない」「—の体重」(出典 goo辞書)
へー、そうなんだ、ってなりません?
特に2の意味って一般的には「普通」って言われがち。
でも、本当の意味での「普通」って、自分にとってどうなのか、が重要。
ということは、ですよ。
「私の普通とあなたの普通は違う、あなたの普通はそんな普通なんだね、そうなんだ。」
で終わる話。一方、「あなたの普通は標準から見てどうなの?」と言われれば、
「うーん、こんな感じだけど、標準的な人はこうかもしれないから、私の普通はこれくらいずれているかもね」
とか、
「私の普通も、標準的な感覚と近いね」という感じで考えればよい、ということ。
私のしんどかったところの一つには、この「標準には決して近くなさそう」というところもあったんじゃないかと思います。
標準には近くない、でも普通でいろと言われる(ここで言う普通は、相手にとっての普通)、じゃあ結局自分を相手にとっての普通、に押し込めてしまっていたのでは、と思います。
まあ例えば、標準からズレている部分でしょうが、私の場合の普通というのは、
数字に色をつけて見ようとすると見れる、音の調和を気にする、味の再現率が高い、見えないものが見えるときがある、とか。
なんとなく勘が鋭い、とか、猫の鳴き声が聞こえたらどんなけ深く眠っていても目が覚めて追っ払いに行く、とか
季節の匂いとか、朝・夜の匂い、雨が近づいてきた匂い、とか匂いに敏感だったりとか。
挙げていくとキリがないですし、今ここで挙げてみると、
こんな自分を嫌いかというとそうではない
ということにも気づくという
たぶんね、こんなことって標準からいくとズレてる、少数派なのでは?と思うわけですよ。
いや、この少数派ってのも思い込みかもしれませんけどね
まあでも、たぶん大多数からは「変わった人、変な人、危ない人、おかしい人」というジャンルに分類されてしまうのでしょう笑
まあとはいえ、宮仕え経験ももうすぐ20年間近ですので、ある意味、標準に近いところはあるという。
もし今、自分は普通じゃないって悩んでいる人は、あなたは普通じゃないわけではない。
ただ、あなたは標準ではないかもしれない。
その言葉の違いを知って、認識して、そのうえで自分が「普通ではないけれど、標準ではなさそうなこと」を挙げてみてください。
意外と自分のこと、嫌いではないのでは?
ぜひ、そこで悩んでいる人は、確かめてみてくださいね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。