ウチの戦隊ブルーが悪の女幹部として配信してるんだけど、どうすれば良いと思う? 作:新月
──動き出した、と例えたが、正確には“二人は動いていなかった”
ズガガガガガガガガガガガガガガッ!!!
ガギギギギギギギギギギギギギギッ!!!
「──な、ん……!?」
二種類の擬音が鳴り響き、まるでハーモニーを奏でているようだった。
レッドとグリーンさんは、互いに30m程の距離を開けながら、その場から一切動いていない。
“グリーンさんがスナイパーライフルで乱射し、レッドさんが大剣で全て斬り落としている”
……言葉にするとそれだけだが、弾数が異常だ。
まるでガトリングライフルを放っているかのような弾幕が行われ、それが全てレッド先輩に襲いかかっている。
「な、に? あの弾数……!? あれスナイパーライフルでしょ!? なんだって、あんな連射速度を……!?」
隣でアローが驚愕の表情をしながら、そう言葉を漏らす。
それを叩き落とすレッドさんも異常だが、俺達全員が同じ感想を抱いていた。
「驚くことじゃないわよ」
「それは、どういう──」
「“目を離さない”。言ったわよね、あっという間に決着が付くって。逸らした間に決着付いていても知らないわよ」
ブルーさんの言葉にボマーが振り返って聞こうとしたら、そう釘を刺されてしまった。
ボマーは大人しく振り返るのを止めて、レッドさん達の攻防に注目しながら、ブルーさんの言葉の続きをそのまま待っている。
「スナイパーライフルと言っても、一応あれも【ライト・ガジェット】よ。エネルギーは実質無限、だから“リロードという概念が無い”。トリガーの連射速度さえ練習すれば、あれくらいは出来るようになるわ」
「それは、そうかもしれないが……だとしても、異常だぞ!? ゲームのボタン連打でもあるまいに、あそこまで連射速度を上げられるか!?」
シールドは、自分の手で銃のトリガーを引く動作を真似して確かめながら、そう声を上げる。
人差し指を高速で動かそうとしているが、到底ガラス奥のグリーンさんの連射速度に追いつける気はしていなかった。
「んー……でも、“なんでそこまで連射速度を上げる必要があるの? ” 確かに技術は凄いけど……お昼に使った必殺技だけでも十分じゃない? ほら、実際防がれちゃってるし、そっちを使った方が効率が良いんじゃ……?」
ブーメランは、そもそもな根本的な事を質問していた。
そうだ、確かにレッドさんとグリーンさんは、お昼に必殺技の応酬を見せてくれていた。
あの激しいながらも、互いに必殺技を放つ応酬をすれば、この凄まじいながらも止まった膠着の状態から抜け出せるのでは無いか……?
「必殺技を、使わないんじゃなくて、“使えない”のよ。……互いにね」
……そう思っていたが、ブルーさんに否定されてしまった。
「それは、どういう……?」
「“必殺技出そうと思った瞬間、負けるわよ”。今の状態だと」
「……は?」
「……そうね。根本的な所から説明しようかしら」
そう言うと、ブルーさんは丁寧に俺たちに状況説明をしてくれる。
何かカチャカチャと作業をしながらのようだったが、その状態でも彼女は分かりやすく話してくれた。
「そもそもグリーンのあの攻撃って、全て“レッドの武器を取り落とそうとする意思”を持って放たれているの。1発でもクリーンヒットしたら、間違いなくレッドは武器を取り落とすわね」
「あの攻撃、全てが……!?」
「“必殺技を出そうとすると、どうしてもワンテンポ遅れる”……レッドが発動しようとすると、その間銃弾の嵐を捌くことは出来ず、レッドは武器を取り落としてしまう。結果、後の攻撃を防ぐ手段がなくなり、あっという間に蜂の巣よ。……お昼の時、レッドの武器取り落とした時丸腰で勝てるとは思えない、って意見があったわよね? “大正解よ、それ”。本気のグリーンなら、本来ならあそこからレッドが逆転する事なんて不可能だから」
「だから、レッドさんは必殺技を使わないのか……!?」
ブルーさんはただ、そう、と一言肯定し。
「逆に、グリーンが必殺技を使わない理由は、本人の才能上どうしてもレッドより“必殺技の発動速度が遅い”のが原因ね。必殺技の打ち合いになったら、レッドの方が発動が早いわ。そうなるとレッドの方が有利になるから、グリーンもおいそれと必殺技を使えないの。開幕必殺技の打ち合いをしないのはその理由ね」
「はえ〜……だからあんな膠着状態になってるんですね」
「けど、このままじゃ決着が付かないんじゃ……?」
「いいえ、よく見なさい。レッド、“少しずつグリーンに近づいている”でしょ?」
それを聞いて、バッと視線をレッドさんの方に向ける。
確かに、よく見ると最初の位置から数メートル進んでいる。ゆっくりとだが、歩きながらグリーンさんに近いているようだった。
「逆に、“グリーンの狙撃も何発かレッドに入ってる”でしょう? 着実にダメージは溜まっていってる筈よ。だからこれは我慢比べ……レッドがグリーンに近づくのが先か、グリーンがレッドを削り切るのが先かの勝負なのよ」
「そんな勝負に……しかし、レッドさんもあの攻撃を捌き切れないんですね。言われて見れば、確かにレッドさんいくつか防げずにヒットしてるように見えて」
「……まあ、捌き切れないって言うのは、“半分正解で、半分外れ”ね」
その言葉に、疑問符を浮かべた俺たち。
それが分かったのか、ブルーさんが言葉を続ける。
「グリーンのあの攻撃、無茶苦茶に連打してるように見えて、“全部精密射撃”よ。全て狙いの意図があって放たれてる」
「……は? あの弾幕を、全部?」
「その弾幕の中に、“わざと致命傷じゃ無い攻撃を混ぜている”のよ。当たってもクリーンヒットにはならず、武器を取り落とす事にならない狙撃をね。レッドが捌いていないのはそれね」
「え……でも、何故そんな攻撃を? そんな精密射撃出来るなら、全部致命傷を狙えば済むんじゃ……」
「“逆にレッドに捌かれるから”」
「……へ?」
コップの水を飲む音が聞こえながら、ブルーさんが一呼吸置いて答えを言う。
「レッド、自分の致命傷への攻撃へは基本的に完璧に防ぐのよ。だから普通に撃ってもダメージ入らないから、グリーンは“罠”を仕掛けているの。“致命傷では無いけど、防ぎに行こうとすると無理な体勢になる箇所に狙撃”を混ぜているの」
「それって……防ごうとすれば……」
「当然、体勢を崩して攻撃を捌き切れなくなり、あっという間に武器を無くす。だからレッドは、見逃すしかないの。致命傷じゃ無い攻撃に関してはね。それごと防ぎ切れないと言うのを問題視すれば、確かにレッドは捌き切れていないわねって言う話」
……凄い。
凄い、凄い、凄い……!!
俺はブルーさんの説明を聞いて、レッドさんとグリーンさんの凄さをまだ分かり切れていなかった、と言う事実を実感していた。
互いに躊躇のない、本気の攻防。
だからこそ、必殺技が関与出来る隙がない程のハイレベルな応酬。
結果として、芸術作品と言えるほどの研ぎ澄まされた閃光の飛び散る光景。
……これが、“配信向けじゃない、手加減ゼロの本気の試合”。
俺たちは、全員その光景に見入っていた。
……しかし、それももう直ぐ終わる。
「レッドさんが、グリーンさんにもうすぐ……!!」
レッドさんが、後2、3mのところまで距離を縮めていたからだ。
後数歩踏み込めば、レッドさんの大剣の攻撃が届く範囲。
そうなれば、武器の種別上レッドさんの勝ちだ。
そうして、ジリジリとレッドさんが距離を詰め────レッドさんが振りかぶる!!
勝った──
『んッ!!』
『がはッ!?』
──そう思っていたら、グリーンさんが“スナイパーライフルでレッドさんを貫いていた”
──は?
いや、実際に貫いた訳じゃないが、まるでレイピアの突きのように、片手でレッドさんの鳩尾に攻撃していたのだ。
怯んだレッドさんに対して、グリーンさんは今度は“全力パンチ”。
ドゴオッ、と言う鈍い音と共に、レッドさんを殴り飛ばした。
『ゴホッ!? しまっ!?』
『トドメ!!』
『アババババばばばッ?!!』
殴り飛ばされた衝撃で、レッドさんは武器を取り落とした。
その隙を逃さず、グリーンさんは先ほどの高速連射をレッドさんに叩き込み──決着が付いた。
「な、ん……え? 最後、……え? え?」
「……ちなみに言っておくと、レッドが一番筋力あるように思えるんだけど、実際には“基礎パラメータ的にはグリーンの方が上”よ。なんか、“ヒーローとしての才能が無いからって鍛えられる部分は鍛えてる”んだって」
腕相撲とかすると、最終的にグリーンが勝ってるし。
そうブルーさんは付け足していた。
いざ接近戦に持ち込まれた際に、近接打撃で対策しているらしい。
『くそう、負けたー!!』
『ん、俺の勝ち♪』
そんな声が聞こえてきて、倒れているレッドさんに対して、グリーンさんが手を差し伸べている光景が見えた。
「──さて、これで試合は終了ね。どうだったかしら?」
いつの間にか、俺たちの横に立っていたブルーさんがそう問いかけてきた。
俺たちは、なんて言えば良いか言葉が浮かび上がらない状態だった。
少し、時間を掛けて……
「……お昼のあれは、あれでも俺達用に手加減した姿だったって事ですか?」
俺はそう、ポツリと声を漏らしていた。
……もしかしたら、多少の悔しさが滲んでいたかもしれない。
「いや、言ったでしょ? 配信用の姿だって。実際、今の試合言って見れば地味だったでしょ?」
「地味、と言うか……」
──綺麗。そのような言葉が浮かんでいた。
閃光のような火花が飛び散る光景に、まるで芸術作品を見ているかのようで……戦いの光景なのに、そのような場違いな感動が浮かび上がっていた。
そんな思っている事を知らずか、ブルーさんは言葉を続ける。
「あんな戦いを配信し続けていたら、どうしても人気という面ではちょっと不利よ。大衆は、ド派手で目立つ戦いが見たいのが大半なんだから。だから、“ヒーローランキングを上げる”と言う点では、お昼の戦い方の方が人気出やすいのが事実よ。後輩の指導としては、そっちの方を見せた方がいいでしょ?」
と言うかぶっちゃけさー、とブルーさんは言って……
「あいつら、“最強の戦術は何だと思う? ” って聞いたら、なんて答えたと思う?」
『え? 不意打ち』
『ん、そもそも戦いに持ち込ませない』
「とかなんとか、言い出すのよ。今の試合だって、本当は正面から向かい合った状態じゃなく、“互いに姿隠した状態から戦いたい”って言うのが、あいつらの本音よ。戦隊モノの醍醐味ガン無視よあいつら」
「……あ、あはは……」
……俺たちは、なんて言えば良いのか分からなかった。分からなかったから、とりあえず笑ってみる事にしてみた。
……それでも。
「……それでも、俺は……今の戦いの方が、凄いって思いました」
「リーダー……」
それが、偽らざる俺自身の本音だった。
それをブルーさんはふーん、と聞いていて……
「……言っておくけど、だからと言って“必殺技を蔑ろにしろ、って訳じゃ無いからね? ” あれは互いの持ち札を見せ合った結果、通したら不味い技があるからこそ、それを防ぐために膠着状態に陥っただけなんだから。──“押し付ける強みの無いヒーローなんて、それこそ先が無いわよ? ”」
「っ! ……はい……肝に銘じます」
「勘違いしかけてたわね?」
「えと、その……はい」
俺はちょっと、目をそらしながら正直にそう言った。
そう釘を刺されなければ、必殺技より基礎練に集中しそうだったから。
「まったく……いいこと? “必殺技という切り札は用意しなさい”。その上で“必殺技をいつでも捨て札に出来る様に余裕を持ちなさい”。カードゲームをやったことがあるかしら? エースカードがあり、それを支えるサポートカードがあり、弱点を補う対策札がある。それと一緒よ。切り札を作れば、自然とそれを中心にその他に必要な構成要素が分かっていくわ」
あいつらの戦い、要は誘発の投げ合いみたいなものだからねー。
そう軽くブルーさんが言った言葉に、俺はレッドさんに教わった成長方針が間違っていないと言う事を、改めて理解した。
俺達には、まず必殺技が必要……それが改めて理解できたからだ。
「……あの、ブルーさん」
「何ー?」
「いつか……俺たちも、あなた達のようになれるでしょうか?」
「“いつかって、いつ? ”」
「──ッ!!?」
……俺の無意識に縋るような言葉に、バッサリと切れ込みを入れたのはその言葉だった。
ブルーさんは忽然とした態度のまま、言葉を続ける。
「別に、目標の日程を全て定めろ、とは言わないわよ。全部ギチギチだと、それこそ余裕が無くなるしね。……でも、“直近の目標がそんな漠然としたもので大丈夫? ” 遠くの目標だけ見て、進んだ気になってるオチになる可能性が高いわよ?」
「それ、は……」
「それこそレッドに教わらなかった? 目標を刻んでいくって。最終目標をそれにするにしても、道筋はよく考えた方がいいわよ」
……ああ、この人たちは本当に。
甘い慰めなど吐いてくれない。ただひたすら、現実の歩き方を教えてくれる。
それが何より厳しくて……何より、優しかった。
「それに、ソードだっけ? “あなた一人だけ強くなっても意味あるの? ” 戦隊は、チームよ。一人だけやる気がある状態じゃ、空回りして周りとギクシャクしちゃうかも……」
「──その心配は無い」
そう言おうとしたブルーさんの言葉を遮ったのは、シールドだった。
俺の前に出て、ブルーさんに反論する。
「生憎、どこかの誰かさんのおかげで俺もやる気だけは十分あるからな……こいつ一人だけ、頑張らせるような真似はしない」
「シールド……」
「私も……正直言うと、悔しかった。先輩とは言え、年下のあの子にあそこまで何も出来ないなんて……!!」
「アロー……」
「せっかくアドバイスを貰ったのに、生かさないのは勿体無いと思ってますね」
「ボマー……」
「私もー!! もっともっと強くなって、人気だしたーい!!」
「ブーメラン……」
【リトル・ブレイブ戦隊】のみんなが、思い思いにそう言ってくれる。
一人だけで、突き進もうとしているわけじゃ無いと教えてくれている。
「リーダー、私たちに遠慮しないで良いよ。一緒に考えるからさ」
「アロー……うん、うん! じゃあ、一ついいかな……思いついた事があるんだけど……」
「何?」
そうして、俺は息を整えて……その案を言う。
「……“一年以内。俺たちの順位を、200位以上に上げたい”。……どうかな?」
『──了解!!』
全員、気持ちは一致した。
その宣言を聞いて、ブルーさんは感心したような声で確認をとってくる。
「ふーん。良い目標だけど、甘く見てるんじゃ無いかしら? “世界中のヒーロー達の、200位以上”って事よ? 今280位だっけ? 80位上上げるって、低いように見えて、実際はかなり遠い道のりよー?」
「それこそ、ここから更に刻んでいきます。そして失敗したとしても、それはそれで反省として、また新たな目標を立てます」
「……へえ、良い目線になったじゃない。じゃあハイこれ」
「あ!? 俺たちのガジェット!?」
「あれ、すごーい!? ピカピカだ!? キレーイ!?」
そう言って、俺たちの置いていたガジェットを渡してくれた。
みると、新品みたいにピカピカ光っている。
「ちょっと軽くクリーニングして置いたわよ。勝手に触って悪かったわね」
「いえ、ありがとうございます!!」
「そう。それじゃあ、早く帰った方がいいわよ。そろそろレッド達も戻ってきちゃうし、こっそりとね……」
「あ、はい」
そう言って、俺たちは各自荷物を持ち直した。
帰り道のルートを、軽くブルーさんに教えてもらい、俺たちはそのルート通りに向かおうとする。
「ブルーさん!」
「何ー?」
『──ありがとうございました!!』
「……どういたしまして。応援しているわよ」
そうして、手をヒラヒラと振るブルーさんを置いて、俺たちは走り出していく。
俺たちの、成長の未来を目指して──
☆★☆
「……あー、疲れた。若者の未来を導くって、大変ねー」
「お前も十分若いだろうが、22歳……」
「あ、レッド。お疲れー」
【リトル・ブレイブ戦隊】を見送った後、ちょうど入れ替わりでレッドが戻ってきていた。
「……あいつらに、さっきの試合見せたのか」
「あれ? 気づいてた?」
「気づかないでか。丸見えだったぞ。たく……」
そう言って、自販機のドリンクを買うレッド。
最近ハマっているポカリを選んだようだった。
「自信無くさないようあっちは見せないつもりだったのに……」
「え、それ、お昼のあの攻防見せてる時点で意味のない気遣いだと思うんだけど……」
「……やっぱり?」
うん、あれも十分上級者レベル。
レッド達にとってガチでは無いと言っても、普通に配信の実践レベルで十分通用するし。
レッド自身、実戦で磨き上げられた身だから基準が結構高いのよねー。勿論、あくまで参考として提示するだけで、下の子達に押し付けるような事をしていないのは美点だけど。
レッドはあちゃー、と頭を掻きながらポカリを飲み始めている。
それを飲みながら、レッドはこっちに聞いてくる。
「……一応聞くけど、なんか余計な事言ってないだろうな? 自信の無くすような言葉。時々ブルーの言葉は鋭い部分があるんだから」
「えー、そうかしら? まあ、大丈夫でしょ。やる気に満ち溢れているようだったし」
「ならいいけど……にしても、そうだなあ……」
そう言うと、レッドは悩むような表情に変わっていた。
どうしたのかしら?
すると、何かを決めたような表情に変わり。
「……ブルー、お前も俺と戦わないか?」
「えー?」
まさかの私に対しても誘い。
レッドに誘われると言う行為は嬉しいけど、内容が模擬戦でしょ?
もうちょっと甘い感じの誘いが欲しかったなー。
「私とレッドじゃ、レッドの方が強いでしょー?」
「そうか? お前もまだまだ伸びしろあるように見えるんだけどなー」
そうグビグビと飲み物飲みながら言うレッド。
何を根拠にそんな……あれ、もしかしてティアーとしての実力漏れちゃってたかしら? ……なんてね、そんなわけないか。
「うーん、そうねー。それだったら、私が勝ったら何かご褒美があったらいいかもねー」
「お前……まあいいよ、それで。そっちが勝ったら、何か希望するもの用意……」
「ようし言ったわね!? じゃあ早速やりましょうレッドグリーン戦直後だからって遠慮しないわ今すぐやりましょう!!」
「急にやる気になったなテメエ!?」
やったー! 勝ったらレッドとデートだー!!
私はルンルン気分になって、呆れたレッドと一緒に訓練場に向かっていくのだった……
★
23歳
175cm
黒髪
中立・善
男
主人公
【ジャスティス戦隊】のレッド。
本気のグリーンとの試合は、3:7の割合で負けてるらしい。
互いに最適解を選び出していたら、あのような状態になってしまうとの事。
グリーンとの特訓のおかげで、大幅に実力が成長し続けているらしい。
ダーティなプレイもいざと言うときには遠慮なくやる。
特訓にならないのでやらないが、具体的にはあの鍔迫り合い状態の時、ブルーに横から撃ってもらうなど平気で頼む。
誇り? 勝てば正義なんでしょ。配信中はやらないから別にいいでしょー。
ちなみにこの後、ブルーには遠慮無く勝った。
★
22歳
168cm
青髪
混沌・善
女
【ジャスティス戦隊】のブルー。
兼、【カオス・ワールド】の幹部、“コバルト・ティアー”。
後輩達のガジェットを“クリーニング”完了した。
これで追加5つ。
悪の組織の幹部も経験しているからか、物事に対してシビアな目線になりがち。
理想を目指すなら、まず現実を踏み固めることから始めるタイプ。
なのに自分の恋愛関係に関しての見積もりは甘い。
この後ブルーとして負けた。泣いた。属性有利なのに。
★
34歳
184cm
緑髪
秩序・善
男
【ジャスティス戦隊】のグリーン。
本気の戦法は、必殺技を投げ捨てるタイプ。どうせ特殊技あんまり使えないし。
派手な技なんて必要ない。ただ相手を封じ込めればいい。
精密射撃能力が高く、彼が弾を外すときは狙って外した時だけ。
基礎体力、筋力は実はレッドより上。鍛えて伸びる項目は好きとの事。
──ここまで鍛えないと、素質が低い自分には戦えなかった。
周囲を30人で囲めば倒せると以前説明したが、真正面から固まるとただのガトリングの餌食になるので注意。
また、不用意に近づくとパンチ、キック、果てはジャイアントスイングで範囲攻撃してくるらしい。
ヒーローらしさ? 大切なものを失うよりマシ。
★リトル・ブレイブ戦隊
大事な事を、たくさん教えてもらった。
目標への歩き方を、教えてもらった。
あとは小さな勇気を持って、突き進んでいくだけだ──