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Conversation

麹町中学校の校長を定年退職して、すでに6年になります。その学校の現在の校長は、私の2代後の方だそうです。 ところが、かつて全国的なシェアを誇ったある教育系新聞社は、この3年間にわたって前校長を批判することなく、なぜか“前の前の校長”である私を批判し続ける記事を掲載しています。正直、不可解です。 私は現体制の管理職の方々とは面識もなく、助言を求められたこともありません。また、現役時代を通じてこの新聞社からまともに取材を受けたことは一度もありません。だからといって、今後あらためて取材に応じるつもりも毛頭ありませんが、こうした姿勢を見るにつけ、報道機関としての良識を疑わざるを得ません。 昨年度の時点で、私と共に働いていた教員は、この学校にはほとんどゼロになってしまったと聞いています。たとえコロナ禍であったにせよ、前校長にしても現校長にしても、必要があればいつでも私に連絡を取ることは可能だったはずです。 学校という組織において何よりも大切なのは、最上位の目標とその実現手段を、在籍する全員が理解し共有すること。その視点に立てば、すでに6年も前に退いた体制を名指しで批判し続けることには、強い違和感を覚えます。 的を射た評論こそが、日本の教育を前に進める第一歩ではないでしょうか。