アイヌ民族の遺骨返還を巡り、北海道小樽市内の墓地から遺骨を持ち去ったとされる研究者が所属していた東京大は14日、同市のアイヌ関連団体「インカルシペの会」に対し、「尊厳を傷つけた」などと謝罪した。東大の担当者によると、東大による謝罪は初めて。
この日は、国土交通省が白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の慰霊施設に安置されていた遺骨19体と副葬品を同会に返還。同時に小樽市総合博物館も1体を返還した。
ウポポイでの返還式の後、遺骨の収集・保管に関与した東大など大学関係者らは慰霊の儀式に参加した。
返還された16体は、東大の元教授が1888年に研究目的で持ち去ったとされ、東大の麻生亘総務部長は「アイヌ民族に寄り添わず、尊厳を傷つけたことを深くおわび申しあげます」と述べた。
謝罪を受け、同会の安ケ平拓也さん(40)は「謝罪の言葉は大きな意味がある。すごくうれしい」と歓迎した。【森原彩子】
あわせて読みたい
Recommended by