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あなたのことが、好きになった時からだった
私の方を見てほしいと思って、可愛くなろうと頑張ったのは
恋衣 愛情 恋蛍
二人で愛を確かめ合ったあの夜を、私はただ
頬を鮮やかに染めて笑うあなたは、徒桜のようで
可惜夜を反芻し、いつまでもあなたの隣で生きていたいと思った
あなたがいなくなった夜に見るあなたの手紙が私の心を引き締める
月光の下にあなたは迄、私の横でほほ笑んでいる気がして
『すいちゃんと一緒に生きるための命が一つしかないことが悔しい』
あなたが遺した言葉
私があなたを迎えに行くのには十分すぎる動機だ
ふと見上げた空には、朧月が
「おやすみ、みこち。また明日」
愛纏い
日々黄昏逝く
徒桜
また会うその日
夢幻泡影
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