大分市の公園管理業務をめぐる入札妨害事件で、予定価格を漏えいして落札させた罪で元市議会議員の男が追起訴されました。
公契約関係競売入札妨害の罪で起訴されたのは元大分市議会議員の山本卓矢被告(45)と大分市の造園会社「新名緑化」の社長、新名公明被告(58)です。

起訴状によりますと、山本被告は去年4月、大分市公園緑地課が発注した指名競争入札をめぐり、市の職員から非公表だった3件の予定価格を聞き出して新名被告が経営する会社に伝え、近い価格で1件を落札させた罪に問われています。
捜査関係者によりますと山本被告は事実関係を認めた上で、動機について前回の事件と同様に「選挙での支援を受けるため情報を漏らした」という趣旨の供述をしていることがわかっています。
山本被告は公園緑地課が去年5月に発注した別の業務委託をめぐる事件で今年6月起訴されています。
警察は引き続き、市の職員について地方公務員法違反の疑いがあるとみて捜査しています。













