加重収賄疑いで市職員再逮捕 福島・いわきの配水管工事、贈賄側の社長も

福島県警本部
福島県警本部

福島県いわき市水道局が発注した配水管改良工事を巡り、入札情報を業者に漏らす見返りに現金10万円を受け取ったとして、福島県警は9日、加重収賄の疑いで同市水道局工務課技術主任の真山佳幸容疑者(34)=同市泉ケ丘=を再逮捕した。

また贈賄の疑いで工事を落札した土木会社「大松興産」(同市)の社長、松原文司容疑者(74)=同市小名浜定西=を再逮捕した。2人の認否を明らかにしていない。

真山容疑者の再逮捕容疑は市水道局が発注し、昨年1月に入札があった配水管改良工事を巡り、工事の設計金額などを教えた謝礼として現金を松原容疑者から受け取ったとしている。

県警は6月、設計金額を漏らしたとして官製談合防止法違反(入札妨害)の疑いで真山容疑者を、公競売入札妨害の疑いで松原容疑者を逮捕していた。福島地検は9日、2人を起訴した。

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