第3話 悩める仲間たち
首都、ネオサイタマメトロポリタン
この大都市に本社を構える天神インターナショナルでは緊急の記者会見に臨んでいた。
「…よって弊社代表取締役社長の親族は該当CTuberの企画には参加していません」
「当面の間天神玲奈にはSNSでの発信を自粛するよう株主総会で勧告されました」
名を出された玲奈は暗い顔で父の発言に同調し頷いた。
天神玲奈。世界的大企業である天神グループ社長である天神玲二の一人娘であり、人気Ctuberとして活動していた。しかし「底辺Ctuberと一緒に女性を搾取するような企画を組んだ」などとの苦情が殺到し念には念を入れこのような措置をとることとなった。
「はぁ…お父様がせっかく好きなことをやらせてくれたのに」記者会見を終えげっそりした玲奈は半泣きになりながらつぶやいた。
時を同じくして龍鹿市議会議員、原口正晃もイライラしながら頭を掻きむしっていた。
「なんだよこれ!俺はあいつとコラボなんてしてないっつーの!」
原口はいわゆる迷惑系配信者として活動していたことがある。その際山崎を見世物にするようなコンテンツを作りコアなファンを生み出したりしていた。
「俺は…あの時生まれ変わったと思ってた。でもだめだったな、一度間違えたらたらもう人生はおしまいなんだアハハ」
鳴り止まない通知音。ほとんどが彼に裏切られたと感じた支持者の怒りの声だ。
とある事件をきっかけに動物愛護と人命尊重に目覚め政界を目指した原口。彼は自らその職を辞する書類を作ろうとしていた。
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