勉強と学歴と推しのアイドル

私はこんな経歴をしていますが勉強は好きなんです。というか勉強が好きでなければ3年間も引きこもって浪人出来なかっただろうと説明すれば、嘘ではないと分かっていただけると思います。
私は理系でしたが、数学物理化学とかあれは実はやり方をただ覚えるだけのゲームで、本当に楽しいと思えたのは倫理政治経済でした。中学も高校も学校の勉強は小学校のときにやったことを繰り返すだけで全く楽しくなかったけれど、私は自分とか社会とか生きてる理由とかそんなことを考えるのは好きだったのです。だから昔の人は世界をどう見たんだろうとか、社会ってどうやって回ってるんだろうとか、そのようなことにより強い関心がありました。
私は一度明治大学に入りましたよね。理由は色々あるのですが、一つはいわゆる良い学校、つまり偏差値の高い学校と関わりたくなかったからです。私の高校は偏差値の高いところだったのですが、同級生にあまり良い印象を持てませんでした。もちろん良い人はたくさんいるし、今でも大事にしている親友も数人います。しかし、全体的な雰囲気として、プライドが高くて人を見下す癖があるというか、成績で人間の価値を決める空気があるというか…。その割には私が疑問に思うことに誰も興味を示さないので、私がなぜこの勉強が必要なんだろうとか、なぜみんな医者になりたがるのとか、そんなことにはっきり答えてくれる人が居なかった。
少し明治大学に失礼かも知れませんが、私は彼らの謙虚さが好きなのです。少なくとも自分たちが世界一偉いかのように振る舞う進学校にいた私にとって、彼らの控えめな自己評価は新鮮でした。それに東京の大きな大学ですから、サークルなどで他の大学の人と関わることが多くなって、偏差値的には決して難しいとは言えない大学を出た人とも交流するようになりました。驚くべきことに、彼らの中に私の高校の同級生よりも知性があるなって感じる方が割といるのです。この時の体験が私の今の考え方に大きく影響していると思います。
私は高校から東大や京大に行った人たちを何人も見ていますよね。同級生ですから身近に知っている人たちです。彼らは正直に言って、これは申し訳ないのですが、全く知性を感じなかった人たちが多いです。そして信じられないほどプライドが高いです。もうものすごいです。差別意識です。自分たちは本質的に他人から優越した人間だって本気で思っています。このような方々をインターネット上でもたくさん見ることができますよね。彼らは完全に戦後教育の失敗作だなあと思うわけです。
ここまで話せば、私が何を悩んでいるか分かると思います。私はどこで学べば良いか分からないのです。少なくとも大学、それも良い大学で本当にまともな人間が育つのかはとても疑問です。これは私が最近考えた例えなのですが、勉強にとっての学歴とは推しのアイドルにとっての性欲のようなものなのです。学歴という指標が重視されるせいで、権力欲とか承認欲求とかそのようなものが純粋な勉強したいという欲求を汚してしまう。推しのアイドルを性的に見たくないって心理ありますよね。あれと似ていると思うんです。私が勉強したいと思っても、それは学歴のため?認められたいから?そんな自問自答をしないといけなくなる。逆に純粋な勉強なんか全く興味ない、知的好奇心のカケラもない連中が経歴を華やかにするために難関大学に押し寄せる。そしてその称号を振り回して他人の上に立とうとする。
私が海外の大学に行こうかなあって思ったのも、もしかしたら海外なら…という期待があったからなのですが、どうも海外の大学も碌なもんじゃないらしい。ハーバードとかイエールとか、アメリカの名門大学は考えが左に寄るみたいですね。高学歴ほど民主党を支持するそうです。アメリカがダメでもヨーロッパはどうかなって思ったのですが、移民問題とかで滅茶苦茶です。海外かぶれの留学生とかはよく海外と比べて日本はダメだって言いたがるのですが、日本を出てから気づく日本の素晴らしさってあると思うんです。しかもかなりの量。私が行こうと思っていたイタリアは、毎日スリに気をつけないといけない、お湯がまともに出ないとか。そう思うとやっぱ日本って治安良くてインフラも整ってて素晴らしいって心から感じますよね。だから私の葛藤はそれを覚悟で外に出てみた方がいいのかどうかってことです。
私はエリートになりたくないのです。不平等主義者になりたくない。医者は素晴らしい仕事だと思う。でも純粋に人を助けたい気持ちがあるのに、収入とか社会的地位とか薄汚い価値観によってそれが歪められてしまう。さっきのアイドルの話と同じですよね。私は「医者がエリートじゃないからイタリアに行きたい」とよく言います。これはそういう意味なんです。
こんなふうに自分がやることの意味とか人生の目的とかいちいち考えた結果、私の奇妙な経歴が出来上がったわけです。私はとにかく勉強したいけど、どうすれば良いか分からない。まだ悩んでる最中です。

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コメント

5
なな
なな

話してて気持ちいいのは偏差値60前後の人ってのはめっちゃわかる。
ステータス振りで、学力特化の人は学力しか自分にないからそこに依存しがち。
しかしながら学力は突き詰めるとただの暗記の我慢比べ大会。
見た目、トーク力、ユニークさ等に、満遍なくステータス振りされた人は魅力的。

なな
なな

勉強はしたいからする。楽しいからする。それでいい気がする。
なのにいつしか勉強は能力を推し量る物差しになり、点数なんてつけられて、優劣をつけられて、勉学に純粋に打ち込みたいという人たちが苦しむ設計になっている。効率的だがいびつ。

わたとし
わたとし

ありがとうございます

fukuoka
fukuoka

高校生になる娘が、最近「HUNTER×HUNTER」を見始めました。
懐かしいなぁと思いながら、隣の部屋から漏れ聞こえる音声に耳を傾けていたら、序盤の方でレオリオのあのセリフが聞こえてきたんです。

「医者になって難病にかかってる子供の親が金がないって言ってたら、こう言ってやるんだ――『金なんかいらねぇ。』」

…もうね、刺さりました。

自分も、親の都合で夜逃げを2回経験するほど貧しい家庭に育ったので、貧しさや困っている人の気持ちが痛いほど分かるんです。
だからこそ、実際に困ってる人がいたら「お金なんていらないよ」と言って、無料で荷物を運んでしまうことも、しばしばあります。
引越し屋という仕事を通じて、自分なりにできることをしているつもりです。

全然アドバイスになってないかもしれないけど、石井ちゃんが今やってることは、確実に日本を変える一歩になってると思っています。

ある人の言葉の受け売りだけど――
「君たちの中にいろんな感情が湧いてくる。その中の“最高の感情”、曇りのない偉大な感情こそが“神のメッセージ”」なんだって。

いつも応援してます📣

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勉強と学歴と推しのアイドル|石井雄己
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