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自分が壊れることをやろう。

新潟在住の十代の女性H様から「生き方がわからなくて怖い」と泣きながら電話がかかってきた。私の正しい使い方である。学校を辞めて親元を離れたが仕事が長続きせず、引きこもりみたいな生活を続けている。このままではいけないと思うのだけど働きたい仕事が見つからず、本当は旅をしながら暮らしたいのだけれど、旅の資金は自分で貯めなければならないという思いが強くて踏み出せない。H様はそのようなことを言った。目の前にH様がいたらもっとH様のことをしっかり見ながら言えたのだが、電話だと声しか情報がない。厳しいことを言うようだけど、私は「学校をやめるってことは、誰かに時間割を決めてもらうってことをやめるってことなんだと思う」と言った。

大学を辞めた時、私も同じことを思った。晴れて自由を獲得したが、それはダメになる自由と背中合わせだった。何もしなくても、誰からも何も言われない。自分で時間割を決めて生きるのは、過酷な自由だった。何をしても「違う」とか「これじゃない」と感じながら、暗闇の中に手を伸ばすような感覚で生きていた二十代は今振り返っても暗黒で、あの時期をもう一度やりたいとは思わない。だが、あの時期があったおかげで、少しは強くなれたのかなとも思う。H様は、誰かに何かをしてもらうことを待っているように見えた。私は「自分で決めなきゃ」と言った。H様は、泣きながら「わかりました」と言って、電話を切った。

扁桃腺の腫れが再炎して沖縄で寝込んでいたら、沖縄在住の女性K様から「お見舞いに行きたい」とご連絡をいただいた。今帰仁のスイカを差し入れにもらった。スイカは大好物だ。とても嬉しかった。K様は「私も坂爪さんと同じで、仕事はしていないけどみんなから愛されることで生きているんですよ」と言った。私は「?」と思った。一体どこが同じなのだろう。K様は「坂爪さんはみんなに夢を見させるロマンス詐欺師で、私もみんなに夢を見させるロマンス詐欺師なんです」と言った。なるほど。そういうことか。多分、真逆だと思った。私は「厳しいことを言うようだけど、私と同じだとしたら、あなたみたいな体型にはならない」と、真っ向勝負で現実を叩きつけた。夢も理想もへったくれもない。現実を叩きつけた。

K様は太っていた。太ることで自分を守っているように見えた。素直にならないことで、傷つきやすい心をガードしているように見えた。粗雑に振る舞うことで、本当は繊細な心が傷ついても「これは本当の自分じゃないから」と言い訳をできるように、予防線を張っているように見えた。馴れ馴れしく振る舞うことで、無意識に相手に無礼を働き続けているように見えた。思いやりから遠ざかり、他人の気持ちを想像する力を失い、自分の痛みに鈍くなることで、相手の痛みにも鈍くなっているように見えた。その生き方に問題はない。だが、私と同じではない。私は「K様は、本音の二三歩手前で生きているように見える。本当は全然平気じゃないのに、平気な振りをしているように見える」と言った。K様は、泣きながら「実は旦那から何年間も無視をされている」と言った。

K様は「旦那から触れられるのが無理になって、家庭内別居みたいになっている。こどもたちにも悪い影響を与えちゃうなと思うけど、経済的な不安もあるから一人になれない」と言った。そういう夫婦は無限にいるのだと思う。どれだけ外側を取り繕っても、こどもはコアを見抜く。親が現実を誤魔化して生きていたら、こどもはそのやり方を真似るだろう。嫌な人と嫌々生きるのが人生だと思い込み、はなから他人に期待をしなくなり、欲望を満たす道具としてしか見なくなるだろう。K様は「自分の中に見るのが怖い部分がある」と言った。怖いなら、やろうよ。それ、チャンスだよ。自分の殻を強くしてどうする。自分の脂肪を厚くしてどうする。人間の痛みに鈍感になってどうする。怖いことをやらなくちゃ。現実を直視するのが怖いからと言って、食べ物や酒や買い物や異性やネットに逃げても、追われる感覚からは自由になれない。真っ向勝負で挑む時、敵は幻想であったことを知る。やがて、幻想は味方になる。

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おおまかな予定

7月13日(日)沖縄県浜比嘉島界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

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坂爪圭吾 ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!

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