参政党のデマ・奇行一覧(解説編)
小麦デマ
粉もん文化について
例えばうどんの起源は諸説あるがいずれにしても1000年以上の歴史を持つと考えられている。
団子の起源は室町時代
お好み焼きの起源も室町時代にさかのぼることができる
保守を名乗りながらこのような日本の文化を無視したデマを展開するところからもエセ保守団体であるのが見て取れる。
小麦の安全性
小麦に発がん性があるというのは明白すぎる嘘なので割愛。
残留農薬に関しては出荷時・輸入時に検査が実施され安全が担保されている。
枯葉剤と虫よけ剤は全く違うので「枯葉剤のような虫よけ剤」はもう文面からして意味不明。
牛乳デマ
学校給食で提供されている牛乳への補助金は政府の「持続的生産強化対策事業」に基づくものであり、目的は牛乳の需要を安定させる(学校給食向けの牛乳は国内牛乳消費量の1割を占めているため)ことで畜産事業者の収入を安定させ、持続的な生産に寄与するもの。
なお寄付金は政府から畜産事業者に払われており、「牛乳を飲ませないと国から(学校に)補助金が来ない」も大嘘。
口先では国民の生活を重視しながら生産基盤の弱体化を目指す参政党である。
農薬デマ
農薬使用量について
まず前提として、地域の気候や生産する作物によって農薬の適切な使用量が異なる上に認可されている農薬の種類も異なるため、農薬の使用量を国別で比較することは全く無意味。
前提は置いておいて参政党の主張が正しいかと言えば、全くの嘘。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/monthly/attach/pdf/r4index-94.pdf
「危険な食品」について
「ビッグファーマ」は巨大医薬品企業を指すため、「ビッグファーマによる政策」という文言が何を言いたいのか不明。
前述の検査のほか国産品も使用者による自主管理と各自治体がランダム検査を行っており、「現在の農業従事者の多くが人体に有害な食材を生産している」という文はまさに農家を侮辱している大変失礼な発言と言える。
なお農薬の代金と散布する時間は当然生産にかかるコストなので、農家も自分の利益を最大化するために使用量を極力減らす動機があることは考えれば当たり前のこと。
ネオニコチノイド系農薬
欧米でもネオニコチノイド系農薬は使われている。
ジャンボタニシ農法
説明不要。
事後に「全国のすでに蔓延している地域でやればいいという意味だった」と釈明したものの、後付けの言い訳にしか見えない。また、ジャンボタニシ蔓延地域であろうとわざわざ追加のジャンボタニシを撒くことは許しがたい。
国民総農民政策
同様のこと(原始共産制)をカンボジアでポルポトという人間が実現しようとした。
結果、餓死・病死・虐殺などでカンボジア人170万人、人口の20%が亡くなったとされている。
このような失敗に目を向けずあり得ない空想を平気で「国が豊かになる」と主張するのが参政党。
在日米軍撤退論
参政党とその信徒の言い分は、「核兵器を保有し段階的に自衛力を強化した後に米軍を追い出し自立するから問題ない」である。
しかし、この主張にはいつも通り穴がある。
まず、日本近隣の主な仮想敵である中国・ロシア・北朝鮮は全て核兵器を保有している。
日本が核兵器を保有したとしても双方が核兵器を保有しているため、相互確証破壊の論理により核兵器はお互い使えない。
そうなれば有事が起きるかどうか、起きた際に勝てるかどうかは通常兵器次第ということになる。
ここで問題なのは、在日米軍を撤退させて日本単独になった場合、通常兵器で戦って中国軍に勝つことができるのか?
答えはどう考えてもNO。
在日米軍がいなくなれば喜んで侵略されるのが見えているが、エセ保守の参政党には関係ない。
ロシア擁護
説明不要。
百歩譲って「国益を優先するためロシアから資源を買う」はまだ分かる(それが良いのか、日本の利益になるのかは置いておいて。)が、西側が戦争を引き起こしたといった陰謀論は完全なる嘘。
このような筆舌に尽くしがたい悪行を重ねる連中を許してはならないし、それを擁護する連中も同罪。
医療デマ
癌について
癌は何十万年も前から存在している。歴史上で目立たなかったのは癌で死ぬより先に他の死因で死んでいたからに過ぎない。
COVID-19関連
コロナウイルスは存在するし、ワクチンは有効と証明されている。
憲法草案
草案については弁護士の方が解説を記載してくれたのでそちらを転載しておく。
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