「Wi-Fi無料」と書かれた物件に引っ越したのに、「通信費」がかかっていました。「Wi-Fi完備」と「Wi-Fi無料」は何が違うのですか?
「Wi-Fi無料」と書かれた物件に引っ越したのに、なぜか毎月お金がかかっているというケースがあるようです。 一見お得に見える「Wi-Fi無料」や「Wi-Fi完備」という言葉も、内容をよく確認しないと思わぬ出費につながることがあるかもしれません。 この記事では、そうした表記の違いや実際にかかる費用、契約時に注意したいポイントについて解説します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
「Wi-Fi無料」「Wi-Fi完備」物件の本当の意味とは?
株式会社AZWAYが2023年12月に行った「インターネット無料は賃貸物件選びにどのくらい影響するか」についての調査によると、現在「インターネット無料物件に住んでいる」と回答した人は26.8%、「もし引っ越しするとしたら、無料物件に住みたい」と答えた人は51.9%にのぼりました。 特に「経済的な理由」で選んだという声が多く、こうした物件は一定の人気を集めていることが分かります。 しかし、実際の費用やサービス内容は、物件によって大きく異なる場合があります。特に、「Wi-Fi無料」「Wi-Fi完備」といった表記は一見似たような言葉に見えますが、その意味合いや提供内容は異なるようです。 「Wi-Fi無料」は、入居者が個別にインターネット契約をしなくても、そのままWi-Fiが使える状態を指すことが多いようです。ただし、その通信費が家賃や共益費に組み込まれている場合もあり、実質的に無料とは言い切れないケースもあります。 一方で、「Wi-Fi完備」はWi-Fi設備が設置されているだけで、通信料が別途必要になることもあります。加えて、Wi-Fiルーターの購入やレンタル、回線工事などで初期費用が発生するケースもあるため注意が必要です。 このように、実際の費用や利用条件が分かりにくいため、契約前に内容をよく確認することが大切です。
契約前に確認したい!費用や注意点
では、契約前にどのような点を確認すればよいのでしょうか。トラブルを避け、快適なネット環境を手に入れるために、以下のポイントをチェックしておきましょう。 ●通信料は本当に無料か 家賃や共益費に通信費が上乗せされている場合があります。他の物件と家賃を比較し、実質的にお得かを確認しましょう。 ●通信速度や品質は十分か 建物全体で回線を共有していると、利用が集中する時間帯に速度が低下することがあります。事前に回線の種類や混雑状況を確認しましょう。 ●Wi-Fiルーターや初期費用の有無 ルーターの用意が必要だったり、回線工事や設定費用が別途かかったりする場合があります。契約時に費用の内訳を確認しましょう。 ●プロバイダや回線の選択が可能か 物件によってはプロバイダの変更や回線の追加ができないことがあります。柔軟に対応できるか事前に確認しましょう。 ●セキュリティ対策の有無 共有Wi-Fiはセキュリティリスクが高まります。暗号化やパスワード設定がされているかを確認しましょう。 ●名目不明な費用の有無 「設備使用料」など、通信費として請求される費用が家賃とは別に発生していないか、契約書をよく確認しましょう。
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