「氷室開き」氷ゼロでびっくり 暑さの影響で20トンの氷がすべて解けてなくなる 兵庫・六甲山
兵庫県の六甲山では、夏の恒例行事「氷室開き」が行われましたが、暑さの影響で全ての氷が解ける異例の事態となっています。
神戸市の六甲山では、氷室で保管していた20トンの氷すべてが解けてしまったということです。
展望台「六甲枝垂れ」では標高888メートルの涼しさを生かして、冬に切り出した氷を氷室に入れ夏まで保存していて、氷の状態を見せる「氷室開き」を毎年この時期に行っています。例年であれば部屋の半分ほどまで分厚い氷が残っていますが、猛暑の影響だということで、すべてが解けたのは14年目にして初めてです。
六甲枝垂れスタッフ 大前 優太さん
「ことしもやるつもりでいたんですけど、自分も今びっくりしている状態です。今後どうしようかという気持ちがありますね」
「氷室」に氷はありませんが、建物内には自由に出入りできるということです。