ゾムシマ傀逅の感想。

⚠自己満です。ただただ好きだったシーンを自分でひたすらに綴っているだけです

⚠めっちゃくちゃに長いです。読むのは非推奨です。

⚠傀逅のシナリオや我々だの出演していた卓のネタバレをめちゃくちゃ含みます
→約束のクトゥルフ神話TRPG『傀逅』(ゾムシマ)、個性豊かなメンバーで『傀逅』(鬱シャオ)、初めてのクトゥルフ神話TRPG『傀逅』(トンエミ)、誰一人何もかも予想できない『壊胎』(ゾムシマ)、個性最強の狂気山脈(ゾムシマ、しにがみさん、ぺいんとさん)
その他、鬱先生のセッションのPCに軽く触れる可能性有、仕掛け人対談の内容にも少し

推しがTRPGをやる告知をしたら胃がめちゃくちゃ痛くなって健康被害が出るので、推しにはTRPGはやらないでほしい(自らの体調を守る)と勝手に思っているタイプです。
まぁ、やるとなったらこうやってめちゃくちゃ楽しく胃痛と戦いながら視聴させていただいてますが。
推しは鬱先生、チーノさんです。


今回の告知がされて、久々にゾムシマ壊胎を見直した。
他セッションで見たことがあったため、壊胎のキャラが条件次第で出てくることは知っていた。壊胎のゾムヤさんとシマクスさんはその条件にあたっていたので、久しぶりに見直すかぁ、なんて思っていたことを覚えている。


散々驚かされたキャラシについて。

トンエミ壊胎の余韻に浸って本編→感想戦を繰り返し見ている中で我々だの公式ツイッターでツイートされたコネシマさん演じる岡田健太、その大切な人の岡田伸二のキャラシ。
https://twitter.com/oowareware1945/status/1551900145213530113?lang=da

結構驚いた。今までのコネシマさんのキャラはコネシマさん自身がRPをしやすそうなキャラ、という印象があったからこそだと思う。キャラシに含まれる少しの闇は毎度のことだけど、結構キャラシだけ見たらサッカーが好きな普通の人。RPが難しそうというのが第一印象だった。
一度挫折をしている、というのもコネシマさんが作るキャラの特徴だと思う。真現求悟やシマクスもそうだったなぁ、なんて思った。
あと、シンプルに技能が強い。戦闘技能がかなり高い。あとゾムさんのキャラシ次第だとは思っていたけれど、精神分析の70も霊憑病に伸二くんがあたっていたら使えるなぁ、なんて思ってみていた。

伸二くんのキャラシの「実際は自分が何者になりたいのかわかっていない。」という言葉に震えた。KPのRP次第ではどういう結果に転んでもおかしくなかったから。
ただもしサッカーに対してマイナスな感情を抱いてしまうようになるなら、健太さんはどうなってしまうんだろうとも思った。そこは、伸二くんのキャラシの大半がサッカーのことだったから。
癒やしである日常シーンが最悪な場面になってしまう想定もしてた。


次にゾムさん演じる三宮ジローくん、その大切な人の太郎さんのキャラシ。
https://twitter.com/oowareware1945/status/1552626208877080577

度肝を抜かれた。先に太郎さんの方を見てしまって、「幽霊!?」と自宅で大きな声を出した。
「詳しいことはよくわからない」「この家を塒とする地縛霊」
この辺で怪しい匂いがプンプンしたし、嫌な予感しかしなかった。
しかも幽霊なら自宅強襲なんてダメージないじゃん!→え?霊憑病じゃん。となった。
元々告知の傀逅ビジュを見たときから、ゾムさんの大切な人を鬱先生が、コネシマさんの大切な人をシャオロンさんがやると思っていた(ビジュでゾムシマの2人が持っていたダイスの色から)。
自分は鬱先生のRPが本当に好きな人間であり推しなので、鬱先生が霊憑病のRPやることが自分の中だけで確定してしまった瞬間だった(尚、この数秒後にシャオロンさんのツイートによって裏切られる。)

三宮ジローさんのキャラシを見て、今までと全然違うキャラ持ってきたな…という印象。まぁゾムヤさんと檻山師恩も全然違ったけれど、オリオンさんはモチーフがエミさんなのでちょっと感覚が違うかな、と。
まず名前を見て、「え?太郎と兄弟じゃん」の一言。そしてまぁ軽く挫折を経験してる親子関係以外は普通の高校生だな、という印象。2回目読んでいるときに目に入ったのが、「両親が羽星市に購入した一軒家」という言葉と「住み慣れた家」という言葉。

いや、兄弟じゃん!?!?!?!?

ここからは私がもう兄弟だと仮定した状態で繰り広げた妄想。
キャラシを見た感じジローくんは太郎さんのことを知らない。

途中で兄弟と知る

霊憑病のシーンの「お前のせいだ」はやばくね?
(自分は傀逅は我々だの卓しか見たことがなかったしシナリオも持っていないため詳しいことはわからないが、鬱先生は自身が米良さんとしてPL参戦した卓で、友幸くんに言われたことセリフが結構きつかったんじゃないかなと思っているので、きっと鬱先生はこのセリフを入れるだろうと考えていた。)

だとか

ジローくんの太郎さんに対する大切さのレベルにもよるが、”本当に依存してる”くらいのレベルだったら、ジローくんにとってのハッピーエンドって何なんだろう。ジローくんが生き残ったとしても結局太郎さんは死んでいる。ジローくんが死んでしまえば、2人は一緒になれる。とか考えてしまうレベルだったらどうしよう。

だとか

太郎さん地縛霊ってことは、邪神復活のシーン、家から離れることができないのではという不安。
ほぼ太郎さん強制ロストみたいなもんでは?ロスト=成仏として捉えるなら、結局ジローくんはどうなってしまうの?

とまぁこんな感じに考えうる限り最悪に辛いシナリオを想定していた。


キャラシの時点でこんな文字数になって困ってます。まだ本編入ってないんだが。


約束のクトゥルフ神話TRPG『傀逅』 本編の感想。

前編:―――繋げ!夢を絆を魂を!


後編:―――果てに望むは「   」


もうとにかく戦闘が強えしダイスの出目が良い。
後編にあるコメントから引用させていただくが
ゾムさんのダイス出目平均→48.2
コネシマさんのダイス出目平均→52.3

まぁダイスの出目自体はそんなにやばいほど良いわけではなんだろうけど戦闘技能が強いから戦闘シーンでの失敗がほぼないし、追加攻撃をできる条件となる低い出目を余裕で何度も出してくる2人。
そんで驚いたのがゾムさんのクリティカル。11だって、確率バグってない?それに対してファンブル3ってどういうことなんや。

明日香ちゃんを励ますはずだったシーンとか、ゾス人との戦闘のシーンとかは印象に残っている。
ゾス人の攻撃を全く見ずに倒してしまったせいで二度目のゾス人との戦闘でめちゃくちゃ悩むの結末を知ってる身としては最高に面白かった。

特徴的だったシーンは沢山あるが、我々だメンバーたちのRPに関しては後述する。


熱かったシーンは勿論ゾムヤさんとシマクスさんの登場シーン。
最初は敵…?ってなってから最終的に共闘する流れ、嫌いなやつが居るわけない。
自分たちが過去に演じたキャラだっていうのも大きいと思うけど、ジローくんと岡田さんが2人のことを信じていたっていうのも激アツポイントだった。
あそこのシーンは、アイボットくんが自分に命令するところ含めて最高の流れだから。

あとはシャオむつ仕掛け人対談でも話していたけど、ジャックの言っていたことを全て正しかったんだ、ってなるのもとても熱かった。
邪神の復活に関しても、血清に関しても。

順序がバラバラになってしまったかもしれないが、「逆だったかもしれねぇ…」は1日目の名シーンだと思う。
告知のビジュ見たときにトントンさんとコネシマさん、エーミールさんとゾムさんが丁度同じ立ち位置に立っていたから、岡田さんがコンバッション、ジローくんがハリケーンなんだろうなって思っていた。
そしたらジローくんがコンバッションのシリンジを選んで、あれ?予想はずれたかな?と思っていた。
自分の中でキャラシとイラストの内容的にもジローくんがハリケーン、岡田さんがコンバッションが合っているなと思っていたからこそ、互いに指しあったシーンはめちゃくちゃニヤニヤした。
鬱先生も休憩中に言っていたけど、本当に逆に刺した後ことでいい感じになった。
後編を見てからだから言えることでもあるけど、ここで刺し合っていなかったらあの元気玉のシーンもなく、復活せずにフィニッシュブローに成功していたかもしれないって思うと本当に熱い。


2人が作り上げたエンドについて。

ゾムシマは、相変わらずハッピーエンドをもぎとる力がある。壊胎のときも素晴らしかったけど、本当にリアルINTが素晴らしすぎる。
個性最強の狂気山脈みたいなリアルINTが直接的に生き残りに繋がりにくいものでロストしてしまうのはもう仕方ないとして(2人とも最後のパラシュート降落でダイス失敗してロストした。リアルINTではどうにもできないところ。実際コネシマさんのデポの提案や、ゾムさんのニュージーランド航空の旅客機の記憶力、頂上でのゾムさんの選択はリアルINTが光っていたが、直接生き残りには繋がらなかった。)今回の傀逅でもどの攻撃パターンが強いのかをすぐに見極めていたし、ジャックの机の捜索シーンで光ったゾムさんのリアルINT。身体の重大な異変ロール表(1d6)で両目の消失をジローくんが引いてしまった後の岡田さんが積極的に目星振りにいく行動とかも地味にすごいなぁと思った。

あとは最後の邪神を倒した後、逃げるか戦うかの選択。岡田さんは戦おうとするんじゃないかなって思っていて、ジローくんが逃げたらかなり熱いなと思っていた(その時の私の考えは、ジローくんは街が攻撃されることで家がぼろぼろになってしまったりなくなったりしてしまったら地縛霊である太郎さんが消えてしまうかもって思うのでは、というもの。)が、2人して撤退のルートを早めに選択したのすごかった。
こういうところですよ、ゾムシマのハッピーエンドをもぎとる力。

あとキャラシを見たときに危惧していたジローくんにとってのハッピーエンドってなんなんだろうという話。ジローくんは想像以上に太郎さんに依存していて、結局どっちもロストしない(太郎さんに実体がないということもあり、かなり難しいことだと思っていた)か、どっちもロストするがジローくんにとってのハッピーエンドになってしまうのはないかという危惧があった。でもゾムシマ2人の力でちゃんと生き残った。
ただ神様にジローくんが太郎くんを生き返らせる提案をしたときに、三宮ジローのことがよくわかった気がして嬉しかった。
詳しくはジローさんについてで後述。

ジローくんのキャラシを見たとき、まぁ太郎さん霊憑病確定だろうって思ったときに頭に浮かんだ怖かったのが、鬱先生、トントンさんと同じ場面でSAN値ロストする可能性。しかもジローくんのSAN値は50で米良さんと全く同じ。
この話の中で兄弟の件は言及がなかった(予めゾムさんが出さないでと頼んでいた)からジローさんが太郎さんの本当のことに気づいていないということも大きかったと思う。完全に妄想になってしまうけど、もしジローくんが太郎さんとの関係を知った上で「お前のせいだ」と言われていたら、あそこのSAN値は失敗していたんじゃないかなって。

それで言うと、ゾムさんのSAN値チェックは2日間通して素晴らしかった。50大丈夫か?なんて思っていたのに、終了時は22残すという強さ。
1d20回したと思ったら3出すし、1d8回したと思ったら1出すし。
女神が味方をしていたな。

個人的にエンドで感動したのは、後述するつもりだけど太郎さんの実は記憶のある演技。「も」って一言であそこまで変わるとは…。
あと、言っていたのは感想戦だったかもしれないが、ジローくんと岡田さんについて「もう会うことはないんじゃないかな」ってコネシマさんが言ったところ、あぁちゃんと岡田さんだ、と思った。
個人的に無理やり感動に持っていくようなのが見え見えなのがあまり得意ではなくて、ジローくんと岡田さんなんて今回の件がなければ絶対に交わることのなかった2人だし、2人とも大切なものが大きすぎた(岡田さんの場合、伸二くんなのかサッカーなのかはわからない)からこそ、この話の後日談とかでめちゃくちゃこの2人が会って仲良くなるエンドは全く想像できなかったから、コネシマさんが思っていたことを言ってくれてやっぱ我々だのTRPG最高だわ、と思った。


無限の可能性を感じたコネシマさんのRP、岡田健太について。

コネシマさんのRPに無限の可能性を感じた。何処を切り取ってもちゃんとただサッカーが大好きなおじさんで。
キャラシ見たときは難しそうだなと思っていたけど、見てみてやっぱりコネシマさんらしいなとも思った。
ずっとサッカーの話をしていて、伸二くんに自分の叶えられなかった夢を押し付けてしまうおじさん。
強襲のシーン、あんなにもわかりやすい不器用な嘘をつくくらいには動揺していたのにサッカーの道具を忘れることは絶対になかった。
果たしてサッカーをしてる伸二くんを大切にしているのか、それとも大切にしている伸二くんがサッカーをしているのかは最後までわからなかったけど、強襲のシーンとシマクスへの説得のシーンは少し父親を感じた。
シナリオ中で息子って言ったのは(恐らく)シマクスに説得したときの1回だけだし、伸二くんに父さんと呼ばれたことに関しては一度もなかった。
シマクスを無理矢理にでも説得するために出任せのセリフだったのかもしれないが、あのサッカー大好きおじさんが伸二くんとの写真を保存していたのが個人的にとても良かった。
伸二くんがどうなっていくかは完全にSKPのRPと捉え方次第だと思っていたが、鬱先生なりの伸二くんが見れてとても良かった。
強襲のあとの公園でサッカー道具を持ってきてくれてありがとうっていうシーン。邪神の元へ向かう岡田さんに弱みを打ち明けるシーン。でも呼び方は最後まで監督のまま。RPが得意な鬱先生が、こうだと思った伸二くんを見れてとても良かった。

コネシマさんは良くも悪くもはっきりしていて、キャラ自体はコネシマさんに似ている、彼らしいキャラなのに、ちゃんとRPにコネシマさんではなくPCの強い意思が見えるから好き。
最後の生き返るシーンも、結局自分のためっていうところが良い。功利主義を掲げる彼らしくないことも普通にRPではやってくるところが、我々だの洗練されたRP力を感じさせる(チーノさんとか鬱先生、ロボロさんは、自分の考えとPCの考えを切り離すのがかなり上手なタイプだと思ってる。コネシマさんは今回の傀逅でそれを感じた)。
ふとした時に「じゃあ自害したほうがいいんじゃないか?」とか言うのはコネシマさんが出てて面白かったけど。

好きだったRPは、さっきも書いたがシマクスに対して伸二くんのこと息子って言うシーンと、基本サッカーのことしか考えないおじさんだったのに自分の身体に異変が起こった後に隠そうとする小さな優しさとか、息子のためなら変身するところとか、不器用なりに心配をかけないために自分の正体を隠そうとするところ。きっと岡田さんの本質は何処までいってもサッカーにあって、伸二を助けないと自分が信じた才能が、とか伸二くんに心配をかけないでサッカーに集中してほしい、とかが気持ちの根幹にあると思うんだけど、そんな中で見えるちゃんとした岡田さんなりの父親像が、本当に素晴らしかった。


印象がガラッと変化したゾムさんのRP、三宮ジローについて。

まず、ゾムさんはあまりRPが得意じゃない印象があった。途中でどうしても中の人らしさが大きく出てきてしまうようなイメージがあったのだけど、それが今回の傀逅でかなり変化した。ゾムさんのRPは個人的にめちゃくちゃ刺さったし、とても上手だった。
(自分の意見的に、ゾムさんはTRPG自体はめちゃくちゃ上手いと思ってた。壊胎のときからリアルINTはめちゃくちゃ輝いてたし、キャラシが面白いから。
今回のシナリオで太郎さんとの関係をシナリオ内で出さないでほしいとKPに頼んだということ。分かる人だけがわかればいいという考え方。結構ヒントは散りばめてくれていたけど、ゾムさんめっちゃTRPG上手いじゃん…とより思わされた。)
ゾムシマ壊胎ではシマクスが強すぎてどんどんゾムさんが出てきたんだろうけど、そういうところも含めて台本がないTRPGだからこそ面白い。
個性最強の狂気山脈は、きっと元になっているエーミールさんっていうキャラが最初から決まってたんだろうけど、普段からやっているモノマネってこともあって中の人がどんどん出てきたんじゃないかな、と思ってる。
勿論そういうTRPGも最高に面白いしこれで完成した物語はとても感動ものだけど、今回は最後の最後までちゃんとジローさんだったなっていう印象。
ジローさんの印象は、キャラシを見たとき、前編視聴後、後編視聴後で全部違かった。
キャラシを見たときは、イラストの感じ結構冷めている男の子なのかなと思っていた。
実際大切な人である太郎さん以外には結構冷めていた印象があったけど、前編視聴後に抱いた感想は太郎さんの前ではちゃんと子供の感じだなぁ、って感じ。
後編視聴後は、ジローくんちゃんと強い子なんだな、という印象を抱いた。
基本周囲の人に対して冷めてて、でも太郎さんが透明になるとすごい素直になって「太郎さんがいなくなったら僕どうなるの?」の発言。
邪神に向かっていくときの「僕強いからね」。
孤独だったジローくんが太郎さんを守るためだけに邪神に立ち向かっていくのめちゃくちゃ良かったし、最後に太郎さんに待っててって言ってからKPになにかRPありますか?って尋ねられたときに何もせずに邪神に向かっていったのも、本当に強い子なんだなって思った。

あととても印象に残ったのは、太郎さんが薄くなってしまったのに気がついたときの「死なないよね?」という発言。
太郎さんのRPをしていた鬱先生も言っていたけど、死んでいる太郎さんにそれを聞くのはかなり酷なことだと思う。そんなのも気にならないくらい動揺していたのかと最初は思っていたけど、邪神が復活してから家から逃げるシーンでその考えが変わった。
逃げるシーンでジローくんは、「お前は生きてるじゃないか」って太郎さんに言われたとき、「僕からしたら一緒だよ。」って言った。ずっと孤独だったっていうのもあると思うけど、ジローくんからしたら太郎さんは幽霊としてみてるんじゃなくて、1人の友だちとして見てるんだなって思ったセリフだった。
あとゾムさんも結構それを意識していたと思っていて、霊憑病のシーンでゾムさんがKPに太郎さんに血清うっていいかの確認をする。それに対してシャオロンさんが実体がないから無理、と言った後、「そっか実体ないのか…」って、まるで忘れていたみたいに言った。
その点も含めて、今回のRPがめっちゃ良かったのに繋がったんだろうな。


好きだったRPは、喜助に守りたい人がいるのか、みたいなことを聞かれて、ほぼそのセリフに被せるくらい早く「居ますよ」って言ったシーン。
ジローくんが戦う理由は本当に太郎さんだけなんだな、って思った。

あとは邪神復活後にジャックの机を漁る緊迫したシーンで、今まで絶対に名字を修正していたのにしなかったところ。
ジャックの机の捜索シーンでは、ゾムさんのリアルINTやリアルアイデアが光ってましたね。jewelの引き出しを目星ではなく掃除で提案するアイデア、引き出しの並び替えに気がつくINT、網膜認証で知識にターンを使わずリアル知識で耐えたところ。

1番めっちゃRP良いな…!と思ったのが本拠地のシーン。このシーンは、前編後編含めて全体で1番良かったと思うし、私が今回の傀逅で泣いたのはこのシーンだった。
スクラップブックを読んで資料を読んだ後のアイデアロールで、KPが「貴方の頭に浮かんだのは太郎さんでした」と言った。
その後、ゾムさんが小さく息を吐く。それがゾムさんなのかジローくんなのかは私にはわからなかったけど、私が泣いたのはこの小さなため息でした。
そのあとの、明らかに元気がなくなるRP。本当に太郎さんのことで頭がいっぱいだというのがしっかりと伝わってきて、最高のRPだった。


二度目とは思えないシャオロンさんのキーパリングについて。

よくあの2人を程よく暴れさせて、程よくシナリオ通りに進めたなぁという印象。
相変わらずKPが上手だし、復活のシーンで大切な人をいれてくれるのはトンエミ見てたから今回もやってくれるんだろうって楽しみにしてた。
そしたらちゃんとゾムヤさんとシマクスも入ってて、本当に涙腺緩みまくった。
あとは、ゾムシマ壊胎本当によく見たんだなぁって感じ。全く変わらない革命大好きシマクスも、ちゃんとあの道を選択して強くなったゾムヤさんも、ちゃんとシャオロンさんなりにNPCキャラとしてたってて良かった。
演じる人が変わっているのにちゃんとシマクスだったし、ゾムヤさんだった。
シナリオにかいてあるわけもなくてアドリブがすごい多かったと思うから、本当に勉強熱心な人だなぁと思った。
SKPとの掛け合いも見てる感じかなりちゃんと打ち合わせしたんだろうなと思ったし、感想戦にてメモを渡した等の発言もあった。
KPで化ける人っていうのはシャオロンさんのような人を言うんだと思う。
咄嗟に伸二くんが足を怪我している設定にしたところも、とても良かった。SKPがやっているNPCな以上予定と違う演出をするのは難しいんじゃないかと思っていたが、それで成立するのは鬱先生の力と、それを信じていたシャオロンさんがSKPとKPだったから何だと思う。
ずっと隣でPLやってた2人はやっぱ違うわ。
今回の卓で初めて壊胎のキャラを出す、SKPがいるっていう経験をしたからこそ、これからもシナリオを壊さない程度の最高の演出をしてくれるところを生かして頑張って欲しい。後日のTwitch配信でも言っていたけど、外部を呼んだり他のシナリオも是非見てみたいなぁ。


今回の卓での最高の功労者、SKP鬱先生。

(⚠めちゃくちゃ長いと思います。心から非推奨。)

まず鬱先生のSKPぶりについて。
キャラ紹介のシーンでコネシマさんの紹介がクソ長かったなかで、鬱先生がコネシマさんに伸二くんについて質問したところを見て、あぁこの人はやっぱりRP本気でやってくれる、と心から喜んだ。
自分でキャラを作るんじゃなくて元あるキャラに魂を与えるのってかなりベクトルの違うRPの難しさがあると思っていて、それでもちゃんと自分に割り当てられたNPCを鬱先生なりに解釈して、誰かのRPを真似するんじゃなくて鬱先生が魂を与えたNPCだったの、とても良かった。

元々鬱先生のRPが大好きで、シャオロンさんが仕掛け人対談で言っていたようにやっぱり彼のRPはやばかった。
我々だにはかなりRPが上手な人が多いとは思うが、鬱先生のRPがはやっぱり頭一つ抜けている。多分、このキャラだったらどうするだろうって解釈してそれを言葉や行動にしたり、息遣い1つでそのキャラがどんな状況なのか想像させる力が素晴らしすぎる。演技とRPって全然違うものだと思うけど、どっちも上手いのがめちゃくちゃ伝わってきた卓だった。
復活シーンの大切な人2人のセリフ、アドリブであれが出てくる鬱先生まじでRPに長けすぎてるだろ…。
宇都宮譲、米良良夫、片瀬翔陽、平見史道、スコティッシュ・マッケイ、三浦克火、御塚蓮、その他我々式TRPGでのキャラって沢山のキャラのRPを見てきた中でも、今回は初めての鬱先生のRPを見れて本当に良かった。
欲を言えばオールスター沼男のときに次はヤンキーやりたい、と言っていたのでバイパスに言ってほしかった感はあったけど、シャオロンさんと鬱先生のトンつくのときにまたPLとしてTRPGをやりたい、と言っていたので、これからも楽しみにしている。

アイボット
→シャオロンさんの言っていたとおり、鬱先生はかなり思い入れがあったNPCの1つだったと思う。でも、自分たちの卓で自分たちを支えてくれたアイボットの真似ではなく、しっかり鬱先生なりのアイボットが見れてよかった。
見ててかわいいなぁって思わせるセリフ選びと、岡田さんとジローくんの話が逸れたり長引いたりしたときにアイボットを使って軌道修正したところ。
本編中もシャオロンさんと鬱先生は連絡を取り合っていた(感想戦より)からもしかしたらシャオロンさんからの指示だったかもしれないけど。
「岡田の話は長い」「イキテカエレ」
最後の命令が命令口調なの、ちゃんと壊れかけになってしまってからもウツボットでとても良かった。

照井明日香
→ちゃんと咲良ちゃんを心配する1人のお姉ちゃんで、とても良かった。ちゃんとまだ19歳の女の子だった。
岡田さんとジローくんが予想以上に冷たくて動揺していたのは少し面白かったけど、興味ないものに冷たいっていうのもPC2人の良さだと思ってたからなんだかんだ良いシーンになってよかった。

生姜野喜助
→多分、前編後編通して最初に鬱先生が狂気ロールをしたのが喜助さんなんじゃないかなと思っている。一瞬だったけど発狂して逃げていくシーン、前編で1番印象に残ったシーンかもしれない。
呼吸とか一つ一つから動揺や恐怖が伝わってくるRPだったからめっちゃ良かったな。

根墨孝史郎
→感想戦で本人が言っていたとおり、まじで合ってた。
鬱先生のRPの凄さをかなり表していたキャラで、陰キャ感とか早口になるところのオタク感がちゃんと出てて、しかもそこに隠れた狂気がしっかりと伝わってきた。結局邪神支援者団体に騙されてた可哀想なサラリーマンだったわけだけど、それでも騙されてる感がめっちゃ伝わってきた。
岡田さんとジローくんが根墨を目の前にして想定していなかったであろうことを話し始めてKPが会話の中に入ったとき、SKPの鬱先生じゃなく根墨として変身っていうワードに繋げてシナリオの展開に戻したの素晴らしかった。

岡田伸二
→自分の気持ちと義父からの期待に挟まれる1人の男の子だった。大切な人はまじでRPする人の解釈次第でどう転んでもおかしくないもので、今回は2人ともその要素が強かったなというイメージ。伸二くんのキャラシに、結局伸二くんがどう思っているのかが書かれていなかったからこそ。
もしも伸二くんが親からの期待が嫌になってしまったりサッカーが嫌いになってしまっていたら岡田さんはどうなっていたかわからない。
ただ鬱先生の中で伸二くんのキャラを少しの情報から解釈していって完成したのが、あの1人の高校生何だなって思うとすごく良かった。
自分の義父が世間を騒がせているコンバッションだと知ってしまったときにそれを本人に問わなかったところ、本当に伸二くんらしくて良かった。自分の意見をはっきりと主張できない子っていうイメージだった。ただ岡田さんが邪神に向かっていくとき、岡田さんとサッカーをしている時間がただ楽しくて、正直将来のことなんてわからない、と自分の意見を主張できたとき、1人の人間としての成長を感じた。
期待が嫌になるわけでもなくサッカーを嫌いになるわけでもなく、きっと彼はこれからも岡田さんとサッカーをするためにサッカーを続けていくし、それが鬱先生のした解釈だっていうのが良かった。

太郎
→最後まで、ちゃんとお兄ちゃんだったな。っていうのが最初に出てきた印象。
自分が薄くなってる気がしたときや頭痛いときもジローくんの心配する。でも自分は幽霊だからと割り切ってる部分が何処かあって、ジローくんの生活には干渉しすぎない。ジローくんは太郎さんを1人の友人として見てるけど、太郎さんはちゃんとジローくんと自分を生死でわけているイメージだった。
勿論1番の見せ場は霊憑病のシーンだと思う。霊憑病の前日夜のシーンでも普段よりふわふわしてる感じを声だけで表現してるのは流石だな、と思った。
霊憑病のシーン、太郎さんはどんな風に表現するんだろう、って思った。鬱先生のよく知る霊憑病は多分友幸くんだと思うんだけど、彼のように心配かけないようにするのかな、とかどうするんだろうって考えていた。
ジローさんの言葉に返事できないくらい辛そうで、本当に鬱先生の演技力の凄さを見せつけられた。圧巻。
2日目の朝に太郎さんが言った「早く帰ってきて」という言葉。このセッションでのジローくんと太郎さんを語る上でかなり大切なキーワードになったと思っている。こうやってふと出た言葉が後になってすごい良い形で回収されるのもTRPGの良いところだけど、今回は鬱先生がめちゃくちゃすごかったな。復活のシーンでのアドリブになって(尚、鬱先生の自業自得である)それでも「今日は早く帰ってきてね」っていう言葉が出てきたのも、セッション前にむつーさんがシャオロンさんに提案したという幽霊は記憶が消えないかもという意見を取り入れた「今日も遅かったね」は、本当に声出た。
記憶が残っていることをジローくんに伝えないのも太郎さんらしいなぁと思った。
あとゾムさんがセッション中に出さないでほしいと言った2人の関係についてだけど、なんで言わないかを鬱先生なりにかなり解釈したんだろうな、って考えてる。太郎さんとジローくんが出会ってから今までも言ってなかったということで、そういう性格を鬱先生が表現した。鬱先生なりの解釈で、記憶が残っていることをこの子なら伝えないんじゃないかなって思ったんだろうな。


2日間、最高の傀逅をありがとう!本当にお疲れさまでした!

トンエミ壊胎が終わってから次はゾムシマ傀逅か、と思うとめちゃくちゃ胃痛がやばくてしんどかったけど、それに負けずにリアタイして本当に良かった。
キャラシで驚かされて、終わってからも余韻がすごくて、仕掛け人対談でゾムさんのブロマガを楽しみになって。
ゾムさんのブロマガで一段落した感はあったけど、今回の我々マガジンの傀逅ページをめちゃくちゃ楽しみにしています。早く届いてほしい(9月3日)

シャオロンさんがTwitch配信で言ってたチーノさんとショッピさんも誘いたい件、誘われれば私が死にます。まぁ色々あって不安というのもあるけど、やっぱり健康被害が出ますね。恐らく告知されたら次の日には私は胃腸炎になっていると思います。
私は今、常にむつーさんとシャオロンさんのツイートに怯える日々を送っています。
あの2人がやるなら、バイサマとかめちゃくちゃあってると思うんだよな。しにがみさん、ぺいんとさんと4人でバイサマとかどうですか?しにがみさんはキャスかなんかでショッピさんとTRPGしたいって言ってた気がするので、やってほしいな。
あとは個人的な要望だけどコネシマさんのカタシロめっちゃ面白いと思うんですよね、まじで。はい。

いよいよ長すぎるのでこの辺にしときます…。もしここまで読んでくれた人がいたら、それはありがとうございました。また我々だの皆さんがなにかTRPGをやることになったら記事を書くことになると思いますがそれも変わらず非推奨です。ありがとうございました。

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ゾムシマ傀逅の感想。|海苔の佃煮
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