伝説の番組「タミヤRCカーグランプリ」26年ぶり復活回のレース出場者が当日の様子を現地レポート!日髙のり子さん・前ちゃん・滝博士も駆けつけた収録現場の“復活劇”を振り返る!
“復活劇”を現場で体験!筆者の参戦レポート
このうち、筆者が出場した男女M-Sportsクラスは、男女ペアが途中でドライバー交代、つまりプロポ(マシンを操縦するコントローラー)の受け渡しを行う、企画色の強いレースです。筆者は夫婦で「GRヤリス」を走らせることに。プチ参戦記を通して、当日の流れをレポートしましょう。
※筆者撮影の写真では、他の出場者のお顔にぼかしを入れさせていただいています。
レースの朝は早く、午前7時30分より受付開始。持参したテーブルで、コース脇にピットを設営しました。周囲には、こどもの頃にテレビで見ていたタミヤサーキットをはじめて訪れ、感激していた方も!
午前8時には練習走行がスタート。コースに慣れたり、マシンの調子をチェックしたりする、大切な数分間です。
続いて、全参加者が集合してのドライバーズミーティングです。注意事項が説明されるとともに、マシンのコンクールデレガンス(見た目のコンテスト)も行われます。ゲストも紹介され、ふだんのレース大会とは違う、お祭りムードにウキウキです。
予選は2回。夫婦ペア、会社の先輩・後輩ペア、RC仲間ペアなど、計6組がグリッド順を争いました。アナウンスがあったら、その時点でクルマを停め、ドライバー交代を行わなければなりません。筆者は夫と息が合わず(!?)、見ていた方から「交代が遅い(笑)」と冗談まじりに指摘されるほどでしたが、なんとか予選2番手のポジションをゲット!
そうそう、この日は予選終了から決勝開始までの時間が、ふだんの大会よりも長く取られていたんですよね。その間、なにが行われていたかというと、日髙さんによる決勝進出者インタビューなどの収録。レースって、遊びでもやっぱりどこかピリピリするものですが、今回はこうしたシーンにみんなほっこりムード。「祝・復活!!」って気持ちで連帯していたかな。
そして、いよいよ決勝です。2番グリッドからスタートし、夫がトップを追いかけるなか、ドライバー交代のアナウンスが。休憩時間にプロポ受け渡しの練習をした甲斐あって(笑)、交代の時間を短縮し、なんとトップに躍り出ました!! が、実力派ペアに秒で抜き返されました、ショボーン。でも、2位で表彰台に立つことができ、いい思い出になりました。
現在もレース大会は全国各地で開催中!
これを機に、定期的に収録イベントが開催されるようになったら楽しいですよね! ところで、番組の収録こそないものの、「タミヤRCカーグランプリ」という名前のレース大会自体は現在も続いていて、全国で開催されています。今回のような収録イベントとは違い、応募倍率もそこまで高くないので、みなさんも挑戦してみませんか?
また、今回の会場となったタミヤサーキットも、タミヤ製RCカーであれば誰でも低料金で利用できます。定休日のほか利用できない日もあるので、タミヤサーキットカレンダーで確認してくださいね。
最後に、今回レポートした大会と、翌日にタミヤ掛川サーキット(静岡県掛川市)で行われた大会の動画をお楽しみください!
筆者(櫛田理子)プロフィール
ライター。パソコン誌『ログイン』、自動車誌『オプション2』を経てフリーランスに。現在は『ファミ通』新作ゲームクロスレビュー、『モデルグラフィックス』旧車GIRLSなど、ゲームやクルマを軸としたエンタメ分野で活動しつつ、大好きな野鳥に関する記事なども発信中。