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入居男性が食器用洗剤誤飲で死亡、社会福祉法人に2800万円支払い命令 福井地裁

2025年7月9日 20時30分 (7月9日 20時42分更新)
福井地裁

福井地裁

 福井県内の特別養護老人ホーム(特養)に入居していた男性が食器用洗剤を誤飲して死亡したのは施設側の管理不足が原因だとして、遺族が特養を経営する社会福祉法人「六条厚生会」に約4140万円の損害賠償を求めた訴訟で、福井地裁は9日、六条厚生会に約2800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
 加藤靖裁判長は判決理由で、男性は普段から居室の洗面所の水を飲んでいたが、認知症の進行で、近くの洗面台に置かれた洗剤を誤飲することは予想できたと指摘。「男性の手が届かない場所で洗剤を保管する義務に違反し、過失があった」と認定した。
 判決によると、2022年5月5日、特養に入所していた男性は居室の洗面台に置かれた洗剤を...

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