「クレジットカード会社が、電子書籍とかのコンテンツに口出しをして、何か検閲まがいのことをしているらしい」という認識が、一般ユーザーの間でもざっくり共有されるようになったことは重要だと思う。
企業間の出来事の詳細は不明でも、消費者が一定の知識を持ってるだけで、状況は違ってくる。
荻野幸太郎/OGINO,Kotaro
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@ogi_fuji_npo
1980年生まれ。NPO法人うぐいすリボン理事。関心分野は非営利組織論、表現の自由(特に創作・虚構表現に関して)。分担執筆に『縮小社会の文化創造』(思文閣出版)、『社会人のための人権講座』(静岡県人権・地域改善推進会)、『公共ガバナンス論』(晃洋書房)など
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どうもこの広告が小児性愛的だと非難されて、アウディが釈明に追い込まれている模様。いささか連想ゲームが過ぎるのではないか……
漫画雑誌の性器修正ですが、ここ数か月の状況の報告を受けましたが、これまでとは異次元のレベルで警察が厳しくなっているように見えます。絵の全体的な構図とか、漫画としてのストーリーテリングをぶち壊すレベルで、極端な白抜きを入れざるを得ず、これは国会議員がきちんと対応する必要があるかと。
VISAとMasterは、ここ数週間の間に、本国アメリカで優越的地位に基づく数々の不公正な取引実態が指摘され、議会でも追及されたことで、変な方向に迷走し始めている。すでに、金融検閲という枠組以外の部分で、どうなるのか、まったく読めない状況になってきた。
本当の性犯罪者が自分の罪はマンガのせいだと言い逃れをしてマンガ規制を訴える。本当の傷害事件を起こした犯罪者が世の中が悪いのはネットとゲームのせいだと言い逃れをして規制条例を作ろうとする。それを変な精神科医が支援して、変な法令で罪のない人が縛られる。こんな世の中は間違っている。
イーロン・マスクさん、「国境のあるインターネット」方式に舵を切る方向を明解にしましたね。
以前から、グローバルサービスを存続させる唯一の解決策という意見はあったわけですが、それが加速していくことになりそうですね。
韓国の学校で、ライトノベル『賢者の孫』を読んでいた生徒が、学校の道徳管理担当教諭からエロ本を読んでいると言い掛かりをつけられた上、体罰を振るわれ、教諭から命じられた同級生からの非難を浴びて、自殺してしまった事件、裁判所が教諭に対し、この種の事件では異例の懲役刑を言い渡した模様。
某会合、出版社系の海賊版対策の人の話が脱線して、エロゲーは犯罪紛いの低俗なものだという失言をかまして、会場の一部がざわつく。それに対して、ちばてつや先生が、マンガが悪書として弾圧されてきた歴史を紹介して、失言をやんわり牽制。スリリングな展開に。
「家庭福祉」という切り口から子どもを扱う厚労省、「学校教育」という切り口から子どもを扱う文科省では、子ども固有の利害に基づいた政策展開ができず、命を落としていく子どもたちがいるから、「こども庁」が必要とされたわけで、「子ども家庭庁」なら、今まで通り厚労省でやれよって話なんですよ。
香川県議会、立派じゃん。
正直、いくら正論ぶつけても、どうせ全会一致か、共産だけ反対でシャンシャンかと思ってた。
香川の民度、かなり高いと思うよ。
パブコメを見せないという立法手続の不正をちゃんと指摘して、反対した自民党議員会も共産も、退席したリベラル香川も、大したもんだよ。
ほらね。私が文化庁の審議会でさんざん警告した通り、内部告発で流出した情報が報道されるのを封じる手段として著作権が主張される蓋然性は極めて高いんですよ。
報道記事をダウンロードした側、つまり雑誌や新聞のネット記事の読者側まで刑事罰を受ける危険が生じてしまったのが現在の状況。
DMMはポルノ屋さんとしての卑屈な態度が改まらず、そういう姿勢のままコンテンツ流通の一大プラットフォームになってしまった結果、意味のない表現規制を自分たちで作りだして、更なる危うい規制を招き続けている。アップルやAmazonの危ういプラットフォーム仕草とは、また別軸の危うさがある。
山田太郎さんが大手クレジットカードの米国本部と所謂「経済検閲」の問題についての意見交換をした件が話題になってますけど、詰め将棋のようにやってくれている点が重要だと思うんですよね。事前に日本における消費者保護行政・公取の法解釈を整理して、それからアメリカで同じような問題に取組んでい
アメリカのセックスワーカーたちが、どのようにしてクレジットカード決済などのインフラ的サービスから排除されていったかについての詳細な解説記事の翻訳。
PixivやDLsiteやマンガ図書館Zで起きた問題の背景を知りたい人たちはぜひご一読を。
文化庁さん、違法ダウンロードの対象拡大に反対した専門家を、ほとんど著作権法を検討する会議から外しちゃったけど、そういう極端に恣意的な人選をしてしまうと、信頼を損なうのではないかねぇ。
見てて思うんだけど、小児性愛者じゃないのに、世間から小児性愛者とラベリングされて、自分で自分を小児性愛者だと頑なに信じてアイデンティファイしてるタイプのオタクの人が一定数いて、その人たちが、いわゆる「2次元」を擁護するロジックで、小児性愛障害自体を語ろうとして、混乱しているよね。
立憲民主党がイラスト系のインフルエンサーを刑事告訴していた問題、昨年報道を見た海外のデジタルライツ系のNGOとかもかなり驚いたようで、色々な問合せが私のところにまできていた。立憲民主党自身が、この件の取材を拒絶して、すべて秘密裏にやろうとしていることが、特に懸念を招いていたようだ。
本物の鉄砲がしっかり規制されている安全な日本社会だからこそ、エアガン(虚構の銃)をわだかまりなく掲げることができるというのは、大切な教訓のような気がする。
2014年の児童ポルノ法の改正で単純所持が違法になったとき、ニコニコかなんかの番組にゲストで呼ばれたんだけど、そのときに聴衆から質問されたのが、「昔、デジカメを初めて入手したとき、現像が要らないことに感激して、自撮りで裸を撮った記憶がある。昔の話すぎてカメラやメディアがどこにあるのか
角川の偉い人の本音としては、中国に進出しても何の摩擦もなく受け入れられるクリエイターやコンテンツになるよう、あらかじめマンガやラノベの国内市場や文化的土壌を漂白しときたいということなんだろうか。そうだとしたら、それなりに現実味のある話として迫ってきそうだし、本当に怖い未来だなぁ。
うーむ。。アメリカのZ世代の女性オタクとかのLGBT系評論コミュニティの一部で、「日本のBL作家たちは、同性愛ロマンス作品を描いてキャリアを築いてきたのに、反トランス姿勢なのはおかしい」みたいな方向で盛り上がり始めたという情報が。もしかしたら、この先、一波乱くるかもしれないなぁ。。
違法ダウンロードの範囲拡大の何が問題か分からないという議員さんがいた。
その先生のFacebookには新聞記事の切抜きが貼られていた。引用要件は充たしていなかった。特に権利処理もしてないという。
そのブログから記事を保存してくれた支援者の方々が懲役2年だなんて法律、本当にいいんですか?
運動会での危ない組体操の強制も止められない、同僚に執拗に暴力を振るう教員も止められない、それなのにカレーライスはあっという間に止めちゃう神戸市教育委員会の姿勢を見ているとね、対人性愛特有の問題の本質に向き合うことを避けて、マンガや小説の規制に突っ走る人たちを思い出してしまうよね。
クレカによる表現規制、もはや「アダルト作品」とか「成人向け」という括りでは済まない問題になっていると記者さんには伝えたけど、記事が複雑になりすぎるという理由でそこのコメントはボツに。
Quote
朝日新聞(asahi shimbun)
@asahi
「アダルト作品取り扱い」でカード決済停止 企業の自由か表現規制か asahi.com/articles/AST2N
セックスドールは、実在の人間に対して同じことをするように推奨したり、扇動したりするものではないし、ドールとの性行為を平和に行っている人を病気扱いして、セクシュアリティを医療的に変えさせることに何の意味があるのか分からない。それは精神医療を悪用した虐待でしかないように思う。
セックスドールが法規制が必要なほどに危険だと本当に思うのだったら、まずは性交等を一切止めた方がいいと思うんですよね。どう考えても、そっちのせいでトラブルが頻発して、誰かを殴ったり刺したり殺したりなんてことが日常的に起きているわけで、危険極まりないですよ。
滋賀県で有害指定をされた『全国版 あの日のエロ本自販機探訪記』(双葉社)の帯。この本は有害図書制度問題ついての真剣なルポルタージュである。
有害図書制度に異論を差し挟む奴を黙らせるために、有害指定が使われるようなことを、絶対に許してはならないと思う。
香川県庁さん、言ってることが何かおかしいし、もう警察に捜査してもらった方がいいんじゃないかな。
別々の人が送ったように偽装して同一人物がパブコメを投稿したという業務妨害の可能性も出てきたし、サイバー攻撃も受けたそうだし、ここはしっかり証拠を保全して、司直の手に委ねてはどうか。
国立科学博物館で本日より開催の特別展「人体 神秘への挑戦」。「本物」の「ヒト」の臓器標本のみ、分かれ道の先のブースでゾーニングして、見るか見ないかを選択できる展示手法になっている。年齢制限はない。この場合の好ましい方法のように思う。
バンドエイドの色とか、美白化粧品がどうのこうのみたいな話ではなく、警察官が人の首を膝で押さえつけて窒息死させちゃうみたいなのは普通はダメだよねぇ、という元の話に戻ってほしい。
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アメリカではクレジットカード会社等が金融検閲の動きをみせるたびに、全米書店協会や、セックスワーカーの労働組合が立ち上がって、その試みを撤回させてきました。電子書籍が消されていく状況に対して、日本では何ができるでしょう。12月3日、参議院議員会館講堂にお集まりください。
Quote
うぐいすリボン / Uguisu Ribbon Campaign
@jfsribbon
【緊急開催】クレジットカード会社等による表現規制「金融検閲」問題を考える【院内集会】
日時:2024年12月3日(火)16:30
場所:参議院議員会館 講堂
参加申込はこちらから。
peatix.com/event/4206786/
漫画やアニメやゲームを規制したい宗教の人たちは、一人で100人くらいの知り合いに声をかけて、規制派議員への投票を呼び掛けている。期日前投票に一緒に行きましょうと声をかけて、皆を投票所に連れて行っている。
言い訳をしても現実は変わらない。あなたがこの瞬間全力で戦うか否かで未来が変わる。
Twitterで偏見をばらまく無責任な人たちのせいで、ポケモンのような架空のキャラクターを性愛の対象にする思春期の子どもたちは、きっと不安な気持ちで過ごしていることだろう。
「君たちは性犯罪者でも変質者でもないよ。大丈夫だよ」と、良識ある大人が積極的に発言していく必要があると思う。
小児性愛者対策で、具体的な犯罪行為がない時でも、スマホのプライバシー情報をIT事業者に監視させる施策を、国際機関や欧米政府が推進した結果、アメリカの一部の州ではその制度・システムが転用されて、中絶をしようとしている人を探し出すのにそれが使われるようになってしまいそうな状況、と。
「表現の自由」の問題という以上に、「自分たちとは異なる物語の中で性を語ろうとする人たちに対する偏見や憎悪」が横たわっているように見え、これから共産党の方々とどのように話し合っていくことができるのか、とても暗い気持ちになりました。
Quote
三崎尚人
@nmisaki
「“こういう表現は本当にまずいよね”“儲からないよね”という合意ができれば、クリエイターの皆さんも作らなくなると思う」と吉良良子参議院議員。「エロ=金儲け」だと思っているわけですね…。そうした分かり易い構図に持ち込むこと自体が不用意なんですが…。
times.abema.tv/articles/-/100
海外のメディアや識者は、ミスリードに気が付いたのか、小林氏のやったことを、「ユダヤ人虐殺を揶揄した」とは言わず、「スケッチの登場人物に、ユダヤ人虐殺を揶揄するようなセリフがあった」と慎重に事実評価するようになってきた。逆に、日本側の政治家やメディアがそこを区別しない感じ。
みんな、安易に「ゾーニングすればいい」っていうけどさ。ゾーニングされるってことは、一歩間違えるとスティグマ化されて、社会的に不安定な立場に追いやられ、不動産屋とか金融機関とかからも足元をみられるようになるってことなんだよね。クレジットカードの件もその一つなんだよ。
文章の児童ポルノ犯罪化が、来年のAH委で世界標準化される気配なので、日本の小説家で18歳未満の登場人物の性行為等のシーンがある方は、自分の作品を原稿含め完全に廃棄するか、(外国法の外国籍国外犯処罰規定の関係で)海外旅行を諦めるかの選択をしなくてはならない機会が増えるかもしれません。
「ゲーム依存症」の議論を見ていると、一部の教育関係者の苛立ちを感じる。発達障害とか不登校の議論で、「学校が変わるべき」という論調が高まってきたことへの、いわば「復讐」として、スマホとゲームに依存した問題のある家庭と子供を懲罰的に指導するという物語に流れていて、とても危険に思える。
Replying to
秋葉原の街頭で、
「私は自由貿易には賛成ですが、もしもパロディ同人誌が作れなくなるようなTPPだったら、私は断固反対します」
と、力強く演説してからの3年間。山田太郎さんはその約束を果たして、二次創作への脅威を取り除いてくれました。
こういう脅しがあったときに、「必用とあれば機動隊でも自衛隊でも派遣して、展覧会を守る用意がある。国民が自分自身で表現を見て、その是非を自分自身で判断する機会を守ることは、日本政府にとって最優先の任務の一つと承知している」みたく毅然とした態度をとれる政府でないとダメだよねぇ。。
CNNやBBCが「マンガやアニメの性表現を規制しない日本はケシカラン」みたいな番組を放送するたびに、英語圏で反対の論陣をはってくれる米国コミック弁護基金 。事務局長のチャールズが10月29日に東京で講演。ぜひご参加を!
どうもこう、先端的な「ルッキズム」の議論って、外見が気持ちが悪いと一般社会で広く認識されて、例えば学校で、殴られたり、蹴られたり、持ち物をトイレや用水路に捨てられたりしているような人たちが受けている類の、外見に基づく不当な扱いからは、目を背けているように見えてしまってですねぇ。
大学で『エロマンガ表現史』を引用しようとした先生が、「そんな本を学生に紹介すること自体がセクハラだ」みたいな圧力を大学上層部などから受けたという事例を複数の道県で確認。聞き取りを進めているところ。
初音ミクとの結婚にグロテスクな「違和感」があるのだとしたら、それは、結婚・結婚式というもののグロテスクな本質を、「露骨」に可視化しているからな気がするんですよねぇ。むしろ、あれこそが「花嫁」なわけで。
アニメの脚本家とか演出家の人と懇談したんだけど、最近は、萌えオタ層の一部がちょっとしたことで炎上するので、関係者がそれを怖がって過度に自主規制する傾向があり、ストーリーがのっぺりしてしまうみたいなことを言っていた。基本、部分社会のガバナンス問題なので、表現の自由では救済が難しい。
小説とか漫画とか映画というのは、作家性のある表現物ですので、そうした作品の広告について、他の商品広告と同じようにアンコンシャスバイアス解消の観点からの制約を国連機関などが制度的に求めるのは、人文的にも非常に問題が出てくるように思います。
WHOが、ゲーム症問題で、アジアの大国からの圧力を受けて十分な根拠なくICDに盛り込んだのではないかという関係者の証言のリークが出始めましたけど、ちょっと深刻な議論になるかもしれませんね。
出版関係者向けに、話題の国連サイバー犯罪条約をはじめ、国際法が絡む創作表現規制の問題についての勉強会を色々やっとるんですが、講談社・集英社・小学館・角川といった漫画部門が継続的に強い出版社が熱心に参加してくれる反面、新潮と文春はまだ他人事だと思ってるフシがあって心配なんですよね
以前から一部では議論のあった、「有害図書」として規制の必要性が本当に高いのは、フィクションであることが明示されたマンガなんかではなく、差し迫った危険のある嘘の医療情報とかなのではないかというご指摘。
Quote
岩田健太郎 K Iwata
@georgebest1969
新型コロナ「反ワクチン本」は「言論の自由」なのか | ヨミドクター(読売新聞) yomidr.yomiuri.co.jp/article/202107
ネットバトルで恥をかいたことがきっかけで意固地になり、無頼の拠所みたいな感じで、反セックスワークや反ポルノに傾倒し、自分の心を守るためにどんどん意見を極端化させ、結果、トランス排除に傾いたり、セックスワーカーへの憎悪を深めたりしちゃう人、増えたよね。まさにネットの闇というか。。
Replying to
我々が、公開される情報が乏しい中で、海外のNGOや国会議員と一緒に、クレジットカード会社等による「私的検閲」の問題について、色々と発信してきたのも、一般の消費者に、まずはそうした問題が存在すること自体に自覚的であってほしいから。
香川県議会さん、地方自治体の条例の検討なのに、傍聴はさせない、議事録は見せないって、ちょっとどうなんですかね。それでいて、素案も読まずに批判をするなというのは、さすがにまずいような気が。
さいとう・たかを先生は、2010年の非実在条例から2014年の漫画規制検討条項の頃、大変お世話になった漫画家のお一人でした。当時も、体調があまり優れないとうかがっておりましたが、政治家に大ファンが多いということもあり、色々とお願いをして、無理を聞いて頂いたこともありました。
山田太郎さんの子ども政策が斬新なのは、親からもあんまり理解をされず、普通の学校にもなじめず、通信制高校とかに通ってるような、そういう子どもたちの味方になろうとしているところなんだよね。
これまでの子ども政策が、ママやパパの立場にしか寄り添わなかったのとは大きく違う。
EUは、電子メールの内容が児童ポルノ・児童買春っぽい感じがすると、警察に自動的に通報される仕組を導入。
まともな政治家や専門家は当然反対なんだけど、ペドフィリア扱いされて吊るし上げられることを恐れて、議論の展開がほとんどできないまま、押し切られていく構図。