伝統「大島音頭」復活向け練習会
伝統「大島音頭」復活向け練習会
気仙沼市の大島で、かつて盆踊りで盛んに踊られていた伝統の「大島音頭」を復活させよう―と、練習に励んでいる。8月13日には久しぶりに盆踊りが計画され、大島音頭も披露される予定だ。
大島音頭は、観光振興を目的に1953(昭和28)年にでき、レコードも販売された。同時に島内で盆踊りが始まり、その中で大島音頭も踊られ、大島婦人会を中心に受け継がれてきた。
婦人会員の高齢化や、「気仙沼音頭」、「はまらいんや」の普及で、大島音頭は徐々に踊られなくなった。時代とともに島内での盆踊りも減り、踊れる人が少なくなっていった。
コロナ禍が落ち着いたことで、大島を活気づけたいと―、若い世代から盆踊りの復活を望む声があり、大島地区盆おどり実行委員会(菅原弘委員長)が組織され、盆踊りと、大島音頭の復活の取り組みが進められている。
大島音頭の練習は、踊った経験がある大島婦人会の白幡やしよ会長らが講師を務めている。5日には大島公民館で練習会が初めて行われ、27人が参加した。
白幡会長らは、ゆったりとしたテンポの「大島音頭」に合わせながら足の運び、手の振りを一つ一つ指導。かつて踊った人たちは「思い出してきた」と、曲に乗って踊っていたが、初めての人は「難しい、なかなか覚えられない」と何度も繰り返し練習に励んでいた。
白幡会長は「昔の人でないと踊られなくなってしまったが、若い世代にも伝えたい。島の伝統として残していきたい」と輪の先頭に立って指導。市内長崎の水上文子さんは「初めて踊ったが、足の運びやリズムの取り方が難しかった。本番でいい踊りができるように頑張りたい」と話した。