なぜ魔物はゾナニウムを掘るのか【ティアキン考察】
ティアキンで冒険できる地底空間では、至る所で魔物がゾナニウム鉱床の周囲に群がり、ゾナニウムを採掘している様子が見て取れる。プレイ中はそこまで気にならないが、冷静に考えてみると少し違和感を感じないだろうか。
ゾナウ族はその類稀なる叡智をもって、高度な文明を築き上げた。その発展に欠かせないのが、緑色に輝く鉱石である。未知のエネルギーを蓄えたこの鉱石は、のちにゾナウ族と語源を同じくし「ゾナニウム」と名付けられた。地底(P.434)でこの鉱石を発見したゾナウ族は、含有するエネルギーの活用方法を見出し、さまざまな技術や道具に転用していった。
P375【ゾナウ族のテクノロジー】
そもそもゾナニウムとは、ゾナウ族が作り出した高度技術『ゾナウギア』の動力源『ゾナウエネルギー』の原料となる鉱物だ。ゾナウ族や彼らが残したゴーレム、ゾナウギアを駆使するリンクなど、ゾナウエネルギーを必要とする存在が採掘するならまだ分かる。
しかし魔物に関していえば、種類にもよるが、彼らは精々原始的な建築や道具の作成が可能なレベルの知能しかなく、ゾナウギアを積極的に使っている様子も無い。彼らにはゾナニウムを採掘する理由がないのだ。
ならば、なぜ魔物はゾナニウムを採掘するのだろうか?
地底の魔物は、倒されるとゾナニウムを落とす。となると、彼らはゾナニウムを体内に取り込んでいる可能性がある。魔物が地底で採掘活動に勤しむのは、ゾナニウムを食べるためなのかもしれない。
しかし岩塩ならまだしも、ゴロン族でもない限り、鉱物を食べるというのはあまり普通ではない。彼らはなぜゾナニウムを口にするのだろうか。
イーガ団の手記に残された報告によると、地底の魔物は眠らないという。確かに思い返してみると、ゾナニウムを採掘する魔物が眠る様子は見たことがない。地底には昼夜が存在しないので睡眠時間が一定でない……ということなら理解できるが、一切眠らないというのも奇妙な話だ。
ゾナニウムはその内部に未知のエネルギーを蓄えており、ゾナウ文明における主要なエネルギー供給源となった。そして、どうやらゾナニウムを体内に取り込んでいるらしい地底の魔物は、睡眠を必要としなくなるという。
こうした状況を整理すると、次のような仮説が浮上する……地底の魔物はゾナニウムを食べ、そこからエネルギーを取り込んでいるのではないか?
しかし、それは「石炭を食べれば元気が出る」みたいな話で、一般的な生き物なら、元気が出るどころか不調をきたすだろう。たとえ石炭に多くのエネルギーが蓄えられていても、生き物の体内ではそれを適切に取り込むことが出来ないからだ。
ならばなぜ、魔物は鉱物であるゾナニウムからエネルギーを取り込むことができるのだろうか。
エネルギーの起源
少し話は変わるが、ブレワイで言及された古代シーカー文明とそこで育まれた高度技術は、古代エネルギーと呼ばれる動力源によって支えられていた。
遺物の動力源となるのが、現在「古代エネルギー」と呼ばれているものである。古代エネルギーは粘度の高い液体のようなもので、ハイラル城の地下に潤沢に存在している。
P398【古代技術の解明】
この古代エネルギーは粘度の高い液体のように振る舞い、ハイラル城の地下に潤沢に存在している。さて、ここでピンときた方もいるかもしれない。
ハイラル城の地下には古い遺跡群が存在し、現代まで魔王が封印されていた場所であったことが明らかとなった。そこには浄化装置の役割と思われる機構や、古に「光の神殿」と呼ばれたと思しき聖域(P.389)も含まれている。
P410【ハイラル城の地下構造】
ティアキンでは、ハイラル城地下深くに魔王ガノンドロフを封じ込めることを目的とした古代遺跡が存在していたことが判明した。そしてこの遺跡群には、魔王から溢れ出る瘴気の浄化装置としての側面があった。加えて、瘴気には液体に似た性質があり、実際に地底の瘴気を観察すると、液体のように高所より低所に堆積している様子が見て取れる。
魔王からあふれる邪悪な魔力の塊。瘴気に触れた人間は、体力を奪われ衰弱してしまう。(中略)そうしてあふれた瘴気は、地面や壁に積み重なって液体溜まりのようになっていることがあり、研究者たちの健康被害が相次いだ。
P408【瘴気】
ハイラル城地下には、液体に似た性質を持つ瘴気の浄化機構が残されていた。そして同じ場所に、粘度の高い液体のような古代エネルギーが潤沢に存在している。
ならば、こうは考えられないだろうか。
そもそも古代シーカー族が活用した古代エネルギーの実態は、地下に残された機構によって浄化された瘴気の成れの果てだったのではないか、と。
ブレワイで言及された大厄災のとき、厄災ガノンがガーディアンや神獣といった古代シーカー遺物をいとも簡単に乗っ取ることができたのは、それらが瘴気に由来するエネルギーによって駆動していたからではないか?
もし仮に、古代エネルギー=浄化された瘴気だとするなら、瘴気にはエネルギー源としての側面があるということになる。既に引用したように、瘴気とは邪悪な魔力の塊であるため、人間には悪影響を及ぼすが、魔物にはより強い力……すなわちエネルギーを与えるという性質がある。
瘴気は人間には悪影響であるが、魔物に対しては強化、凶暴化させる性質もあるようだ。邪に連なる者には生命力を与えるのであろう。
P409【瘴気の影響と魔王の力】
話をゾナニウムに戻そう。ティアキンで探索できる広大な地底には、太古の昔にゾナウ族が遺したと思われるゾナニウム採掘場が点在している。また地形をよく観察すれば、こうした採掘場の大部分が深い谷底に位置していることが分かるだろう。
地底の谷はゾナニウムが豊富にあり、採掘場になっている。これにいち早く目をつけたイーガ団は、ゾナウエネルギーの結晶を効率よく回収していたようである。
P436【山と谷】
ここで、瘴気の性質について思い出してもらいたい。
瘴気にはエネルギー源としての側面があり、液体のように高所よりも低所に堆積する傾向があった。そして地底の低所に位置する各地の谷には、ゾナニウムが豊富に存在している。
瘴気が堆積しやすい地形とゾナニウムが豊富な地形は、見事に重なり合う。
ここから、次のような仮説が成り立つ。ゾナニウムと名付けられた鉱物も、古代エネルギーと同様に、実際には瘴気の成れの果てだったのでは?
瘴気が谷間のような低所に堆積し、それが長い年月をかけて結晶化したもの……それこそがゾナニウムの正体であり、そこから抽出される『ゾナウエネルギー』の実態とは、瘴気のエネルギーに他ならないのではないか?
ここまでくれば、魔物がゾナニウムを採掘する理由も見えてくる。
ゾナニウムの正体が瘴気の結晶のようなものだとすれば、魔物はそれを摂取することで瘴気エネルギーを体内に取り込み、自身を強化している可能性がある。地底の魔物が全身に瘴気を纏うのも、実はゾナニウム摂取の影響だったのではないか。
また、地底のイワロックやヒノックス、ライネルといった大型の魔物を倒すと、ゾナウエネルギーの大結晶をドロップする。
本来ゾナウエネルギーの結晶は、ゾナウ文明の製錬技術でゾナニウムから抽出する必要があるはずだが、どうやら彼らのような大型種は、ボコブリンのような下位種とは異なり、ゾナニウムを摂取した後、体内でより純粋な形に製錬できるようだ。あるいは逆に、体内でゾナウエネルギーの結晶を製錬できるようになった個体だけが大型種に進化できるのかもしれない。
だとすれば、魔物とは『自然界のゾナウギア』と言えるかもしれないし、逆にゾナウエネルギーによって駆動するゾナウギアやゴーレムは『人工的な魔物』だと言えるのではないだろうか。
つまるところ、古代シーカー文明が用いた『古代エネルギー』と、ゾナウ文明が用いた『ゾナウエネルギー』は、精製過程こそ異なるものの、両者は共に瘴気由来のエネルギーを扱っていた可能性がある。皮肉なことに過去にハイラルで育まれた高度文明は、いずれも人間に有害な瘴気の存在に支えられていた……ということになるのかもしれない。
瘴気はいつからあったのか
ここまでの解釈で、記事冒頭の疑問については一応の答えが出せたと思う。しかし謎はまだ残っている。改めて『瘴気』の概要を確認しよう。
魔王からあふれる邪悪な魔力の塊。瘴気に触れた人間は、体力を奪われ衰弱してしまう。
P408【瘴気】
ガノンドロフは秘石により闇のカが倍化したが、そもそもの身体能力も極めて優れていたことがうかがえる。力があるばかりでなく素早く頑丈、心臓からは瘴気があふれ、並々ならぬ魔力も有していたようだ。
P388【魔王の力】
ティアキンの設定資料によれば、作中に登場する『瘴気』と呼ばれるものは魔王の心臓から溢れ出したものとされている。だとしたら、魔王が現れるより前の地底には瘴気がなかったということなのだろうか?
しかし、ゾナウ族が地底を開拓しゾナニウムを採掘していたのは、魔王が誕生したハイラル建国期より遥か前のゾナウ誕生期のことだ。もし地底のゾナニウムが全て魔王の瘴気から生まれたものだとすれば、順序が合わない。
果たして魔王登場より前の時代に、地底に瘴気は存在し得たのだろうか?
この疑問を解く手掛かりになりそうなのが、作中で手に入る暗闇装備の存在だ。この装備には瘴気ガードといって、瘴気の悪影響を軽減する効果が付与されている。
例えば現実世界において、『放射線』と、その影響を軽減する『放射線防護服』、どちらが先に存在したのかを考えてみよう。
当然『放射線』が先に存在し、それが発見された後に『放射線防護服』が発明されたのである。逆はあり得ない。
暗闇装備にも同じことが言える。瘴気ガードの効果を持つということは、この装備が使われていた時代には、既に瘴気が存在していたということだ。
では、暗闇装備はいつから存在するのだろうか。この謎を解明するために、「そもそもこの装備は何のために作られたのか」を掘り下げてみよう。
暗闇の頭巾の造形は、地底に点在する魔人像の頭部のそれとよく似通っている。作中でも暗闇装備一式が魔人像との取引によって手に入ることから考えても、この装備を身に付けていた存在は、何らかの形で魔人と深いかかわりを持っていたと考えて間違いないだろう。
先日の記事でも指摘したように、魔人と呼ばれる存在はかつて女神ハイリアと同格の神であった可能性がある。だとすれば、その姿を模した暗闇装備とは、魔人を崇拝する者の衣装だったのかもしれない。
となると、かつて地底には魔人を崇める人々が存在していたことになる。地底各地に魔人像を建立したのも恐らく彼らだったのだろう。
さて、リンクは魔人像と取引することができる。その際、リンクが地底のポゥを集めて捧げると、魔人像はそれをアイテムや装備と交換してくれる。
もし仮に、暗闇装備を纏って魔人崇拝を行う人々が過去にいたとすれば、恐らく彼らはリンクと同様、魔人像に捧げるポゥを集めるために、地底を隅々まで探索する必要があったはずだ。そんな彼らが『瘴気ガード』を付与された装備を必要としたということは、魔人崇拝が行われていた時代には、既に地底に瘴気が存在していた可能性が高いことを示唆している。
また、中央大廃鉱の下部には巨大な魔人像が存在し、その周囲にゾナウ族が足場を構築していることから、魔人像はゾナウ族が中央大廃鉱を建築するより前から存在していたことが分かる。ということは、暗闇装備が関与する魔人崇拝の活動は相当古くから行われていたと考えられ、ゾナウ族による地底開拓の初期段階か、あるいはそれ以前にまで遡れる可能性が高い。
要するに、暗闇装備が持つ『瘴気ガード』の効果と、その存在が示唆する魔人崇拝の活動痕跡は、魔王誕生の時代よりもはるかに古く、それどころかゾナウ族が本格的にゾナニウムを採掘し始めるより前の時点で、地底に魔王に由来しない瘴気が存在していたことを示唆しており、地底各地の谷に瘴気が堆積し、ゾナニウムが形成され得る環境は既に整っていたと思われる。
ゾナウ族の大移動と滅亡
では、仮に「ゾナニウム=瘴気の結晶」「ゾナウエネルギー=瘴気エネルギー」だったとして、はたしてそこから何が読み解けるだろうか。
ハイラル王国建国期において、ラウルとソニアによってハイラル王国が建国される直前、二人はハイラル各地に存在する「邪」と呼ばれるものを祓う旅……所謂『破魔の行脚』に出ていた。
思念や怨念的なものなのか、魔物の元となるような人ならざるものなのかは不明だが、大地には民を害する「邪」なる存在があったようである。万民が平穏に暮らすことができる国を作ろうと考えたラウルとソニアは、邪を祓い平定するため、各地のとりわけ邪気・邪念の強い場所一一魔物も多い、鬼門・龍脈のような場所をひとつひとつ訪れていったという。
ラウルの光のカ一一破魔の力で周囲の魔物を減し、さらにその力を、ソニアの時の力で極めて時の流れを遅くした石に込めて残留させる。そして、その石を魔の吹き出す場所に安置した。ほぼ永久的に邪気・邪念を浄化し続け、魔を鎮伏する機関の発明である。これがのちの世にいわれる”破魔の行脚”の正体であるようだ。
P382【破魔の行脚】
これは裏を返せば、ラウルたちが破魔の行脚を行う以前のハイラルでは、至る所に「邪」が存在し、しかも対処されていなかったということになる。
この「邪」は魔王誕生以前から存在していることから、恐らくこの現象に魔王は関与していないと思われる。
例えば、当時ハイリア人が地上に築き上げた文明は原始的なもので、彼らは単独で「邪」を祓う術を持っておらず、ゾナウ族のラウルとハイリア人の巫女ソニアが持つ特殊能力を組み合わせることでようやく「邪」を祓うことができた……という話ならまだ分かる。
しかし、である。
思い返してほしいが、ハイリア人が文明を築くよりずっと前、ゾナウ誕生期の地上では、ゾナウ族が文明を築き、そこで繁栄を極めていたはずだ。だが、それからずっと後の時代であるハイラル建国期まで「邪」が残っていたことを考えると、どうやら古代のゾナウ族は地上の「邪」に対処しなかったようである。この状況は少々不可解ではないだろうか?
また、地上と地底で繁栄を謳歌していたゾナウ族は、ある時を境に突然地上と地底を捨て、天空へ移り住むことになった。一体なぜか?
そして天空に上がったゾナウ族は、やがてどういうわけか滅亡への道を辿ることになる。一体なぜか?
あくまで個人的な想像ではあるが……こうした不可解な状況は、既に述べたゾナニウム=瘴気の結晶という仮説によって説明できるかもしれない。
原始的な文明を築いたゾナウ族は、やがて地底でゾナニウムを発見し、そこから抽出したゾナウエネルギーの恩恵によって高度な文明を築き上げた。恐らく彼らは、それが瘴気に由来するものだと知らなかった。
ゾナウエネルギーは瘴気エネルギーそのものであり、それを燃料とするゾナウ技術を使えば使うほど、瘴気の影響によって地上や地底は汚染されていった。
汚染の影響でゾナウ族の中に不調をきたしたものがいたのか、魔物の脅威に晒されたのかは不明だが、やがて異変に気づいたゾナウ族は、既に汚染されていた地上と地底から離れ、天空に身を移すことにした。
汚染から逃れたゾナウ族たちは、天空で更なる繁栄を遂げるが、汚染の根本的原因を突き止めなかったために、ゾナウ技術を使い続け、やがて空島にも汚染が広がってしまった。
汚染の影響で数を減らし、滅亡の危機に瀕したゾナウ族は、急遽地上へ降り、ハイリア人の助けを借りて種族を立て直そうとした。
やがて『光の力』を持つゾナウ族ラウルが、『時の力』を持つハイリア人ソニアと力を合わせることによって汚染を浄化する手法を確立するが、ゾナウ族の滅亡を食い止めるにはもはや手遅れだった。
ゾナウ族は滅び、ゴーレムとゾナウギア、廃墟だけが残された。
要するに「邪」の正体とは、ゾナウエネルギーを使うことで発生する瘴気汚染のようなもので、かつて地上にいたゾナウ族が「邪」に対処しなかったというより、ゾナウエネルギーの使い過ぎが「邪」を生み出し、それから逃れるために天空へ向かったというのがその実情だったのではないか。
また、空島にも破魔の祠が残されていることは、ラウルたちが『破魔の行脚』を行った時点で空島にも「邪」が存在していた可能性を示唆している。
ティアキン作中で賢人ミネルがゾナウギアやゴーレムを駆使してゾナウエネルギーを使用している様子を見るに、どうやらゾナウ族は最後までゾナニウムの正体とその危険性に気づいていなかったようである。とはいえ、ラウルが破魔の行脚によって各地の「邪」を祓ったことを考えると、最後の最後に辛うじてゾナウ族は自らの行いを清算できたと言えるのかもしれない。
滅亡を回避したシーカー族
超古代文明を築き上げたゾナウ族は、高度に技術を発展させたために滅びの道を歩むこととなった。では一方で、同じように高度な技術を育んだシーカー族はなぜ滅亡しなかったのだろうか。
これには大きく二つの要因が考えられる。
①古代エネルギーは比較的クリーンだった
古代シーカー族が動力源として用いた『古代エネルギー』も、ゾナウ族の『ゾナウエネルギー』と同様、瘴気由来のエネルギーであることに変わりはない。
しかし両者には決定的な違いがあった。それは、古代エネルギーの実態が『浄化された瘴気』だったことである。これは恐らくゾナウエネルギーと比較しても非常にクリーンなエネルギー源だったのではないだろうか。
②弾圧によって高度技術を手放した
いくらクリーンエネルギーだろうと、その原料が瘴気であることを考えると、調子に乗って使い過ぎれば悪影響が出てこないとも限らない。そうなれば新たな「邪」が現れ、ゾナウ族の二の舞となってしまう。
しかしシーカー族は、偶然にもその危機を回避していた。
1万年以上もの昔、ハイラル王国はシーカー族の高い技術力により高度な文明を築いていた。古の時代より王家を陰から支えてきたシーカー族は、その技術をもって厄災ガノンを封じ、多大な貢献をしたのである。ハイラルは再び平穏な日々を迎えたが、時のハイラル国王はシーカー族に対し、怖れと疑念を抱き始める。
もしもシーカー族が王家への謀反を企てたら……その思いに取り憑かれた王は技術の廃絶令を発令し、シーカー族への圧制を始める。技術研究の禁止、研究データの廃棄、研究施設の閉鎖、主だった研究者の更迭と監視。そういった令を破ろうとしたシーカー族には、拘束や投獄など厳しい処分が科された。
P362【シーカー族の分派】
その要因こそ、ブレワイの一万年前に王が下したシーカー技術廃絶令である。あまりにも高度に発展しすぎたシーカー技術を恐れた当時のハイラル王が、その技術を全て取り上げ、事実上封印した。これ以降、シーカー族は苦難の時代を迎えることになるが、実はこの命令こそが高度技術の過剰な使用を抑制し、「邪」の出現といった環境汚染を未然に防ぐ結果となった可能性がある。
①にせよ②にせよ、どちらもシーカー族自身が意図しなかった偶然の産物ではあるものの、少なくともゾナウ族のように滅亡せずに済んだという点では幸運だったのではないだろうか。
まぁ、瘴気由来のエネルギーを使っていたことが遠因で大厄災でシーカー遺物が乗っ取られ、その結果ハイラル王国が滅亡してしまったのだと解釈すると、古代シーカー文明もやることはやってるのだが……。
もしかするとハイラルにとって、高度技術は滅亡フラグなのかもしれない。あるいはそれこそが、ゼルダの伝説シリーズがいつまでも中世ヨーロッパ風なファンタジー世界観として描かれる理由なのかも……。
終わりに
「なぜ魔物はゾナニウムを掘るのか?」という素朴な疑問から、ゾナニウムによって栄え、ゾナニウムによって滅びた種族というゾナウ族の新たな側面が浮かび上がってきた。果たして公式はどこまで想定しているのだろうか。あるいは全部筆者の妄想でしかないのかもしれない。
しかし、仮にゾナウエネルギーの使い過ぎが「邪」の出現を促進していたのだとしたら、死ぬほどゾナウギアを活用しまくっているリンク、結構ヤバいことしてるんじゃないか?と思わずにはいられない。
他にもいろいろ考察してるんで、よければどうぞ↓



コメント