椎葉村の棚田の食用米で造られた日本酒の瓶詰作業 延岡

椎葉村の棚田で収穫された食用米だけを使って、初めて造られた日本酒の瓶詰作業が8日、延岡市の酒造会社で行われました。

初めての瓶詰作業が行われたのは、延岡市で100年以上続く老舗の酒造会社、「千徳酒造」です。

この日本酒は、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選ばれている椎葉村の「仙人の棚田」で収穫されたコメだけで造られた純米酒です。

高齢化でコメ作りをする農家が減る中、棚田のコメを使った日本酒を商品化することで棚田を存続させて地域を盛り上げていこうと、地元の人の働きかけで酒造りが始まりました。

8日は、会社の工場でおよそ1か月半かけて初めて造られた新酒が瓶に詰められたあと、専用の機械を使ってラベルが1本ずつ貼られていました。

この酒は、原料のコメが取れた棚田の名前から「仙人の棚田」と名付けられました。

会社によりますと、原料のコメは酒造用ではなく食用の「ひのひかり」を使っているため、コメの旨みも感じられ、飲みやすく料理に合うということです。

来月発売され、椎葉村や宮崎市などの店頭に並ぶということです。

日本酒造りを発案した椎葉村の椎葉昌史さんは「食用米で造ったので、違った味わいの日本酒ができた。手に取ってもらえるとうれしい」と話していました。

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