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芸研日誌

芸研日誌

2022年11月11日

王子様

お久しぶりです。科目等履修生として在学している橋本です。

こうして日誌を書くのも数年ぶりなのですが、私の近況の報告よりも、ずっとこの日誌を読んでくださる皆さんにお届けしたいお話があって、今回筆を執りました。

11月5日から11月7日まで開催されていた京都市立芸術大学芸大祭の話題です。

とは言ったものの、本格的な内容に関しては在学生の日誌やレポが上がると思いますので、私はタイトルの通りこの話題一本でいかせていただきます。

「京芸の王子様」というサークルをご存知でしょうか?

在学生から見れば芸祭の時期のみステージに現れる謎多き集団でしょうし、受験生の皆さんは知らない方がほとんどだと思います。

シャイな努力家が多い芸大の中でも選りすぐりのシャイな努力家の集団なので活動場所等の詳細は省きますが、毎年芸祭での公演のために、ほぼ一年を練習と研究に充てているサークルです。

私は1回生のときに友人に連れられて入りました。もう卒業してしまった身ですが、このサークルに所属したことは私の大学生活の中でも1番の思い出です。卒業公演のステージからの光景は今でも忘れられません。先輩の引退公演が終わった後、王将に予約を取りに行って友人と二人で号泣したり、自分の卒業公演でもすごいことになったり、もしかすると、いわゆる「学生生活」や「青春」というものを経験したのはこの京芸の王子様が最初で最後だったのではないかと思えるほどです。今でも卒業のときにみんなに貰った贈り物や手紙を見ると涙が出るぐらいに大事な時間です。

そんな京芸の王子様ですが、今年は顔や名前をしっかりと知っていて、一緒にステージに立ったことがある後輩達の最後の晴れ舞台でした。私は仕事で見に行くことは叶わなかったのですが、後から映像で皆の勇姿を観させていただきました。今年は不動峰が出演していて本当に感動してしまったのですが本当に?すごい。すごいな。ありがとう。

ですが感想を言っていくととにかく長くなってしまうのでここでは「最高だった」とだけ言っておきます。

京芸は、皆さんご存知の通り芸術を学ぶ学校です。実は授業スケジュールが他の大学より遥かに融通がきかなかったり、制作は自分がやらなかったら進まなかったりと、京芸生という存在はとかく時間に飢えています。京芸の王子様という集団は、そんなタイトな京芸生の中でもほぼ365日芸祭に向けて活動しているというトンデモ集団です。

芸祭が終わった今、きっと「あと芸祭まで360日ちょっとしかない」とか「解析始めました」とか言い始めていると思います。それぐらいストイックで、そして自分達が演じる王子様への妥協が無い学生が揃っています。つまり、もう来年の王子様たちが動き始めているのです。

もちろん、今回のステージでテニスの王子様そのものに興味を持った方は、ぜひそちらの王子様も観に行ってください。これから氷帝戦なのでチケット戦争の厳しさを知ることになるかもしれませんが、それもまたテニミュです。メルパルク大阪で京ミュの王子様とも会えるかもしれません。

来年は京芸が移転して初めての芸祭です。新たなステージで新しい王子様達が魅せてくれるステージが、今から本当に楽しみです。生きる糧。ありがとう。

そして皆さんも、毎年進化していく京芸の王子様達を見守っていてくださいね。