京都地裁

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【資料写真】東本願寺

【資料写真】東本願寺

 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が運営する僧侶養成機関「大谷専修学院」(山科区)の教職員ら30~40代の男女5人が、他部門に異動を命じられたのは無効として、教職員としての地位確認などを求め、10日、京都地裁に提訴した。

 訴状などによると、5人のうち同学院長に次ぐ指導主事(40)ら教職員の男性2人が、昨年8月に他部門への異動を命じられた。同派は12月に2025年度の学生募集を停止し、今年4月以降、別の教職員の男女3人も学院から他部門に異動させられた。原告側は、教職員の人事異動は就業規則に定めがなく、配転命令は無効だと訴えている。

 指導主事ら男性2人は昨年8月、教職員としての地位保全の仮処分を申請。京都地裁は今年3月、学院運営を巡り2人と学院長の間に方向性の違いがあったが、「異動は業務上の必要性が高くない」として無効とする決定を出した。

 決定を受けて2人の異動は留保されたが、宗派から自宅待機を命じられた状態が続いているという。

 同派は「提訴された内容を把握できておらずコメントできない」としている。