病院の個人情報含む書類が行方不明に 新潟県が謝罪、誤ってシュレッダーか

三条地域振興局

新潟県三条地域振興局健康福祉環境部は7月10日、病院から提出された個人情報を含む「医療保護入院者の退院届」1枚を紛失したと発表した。現在のところ、個人情報の外部流出は確認されていないという。

同部によると、5月12日に病院から退院届1件(2枚)が提出され、担当職員が受理した。5月16日に精神保健福祉センターへ1枚を送付し、残りの1枚は鍵付きキャビネットに保管していた。

6月25日、病院から退院届の訂正があるとの連絡があり、書類を探したところ、保管場所にないことが判明した。直ちに執務室内を探したが発見できず、翌26日以降も部内を捜索したが見つからなかった。

同部は、6月18日に同じ保管場所にあった不要書類をシュレッダーで廃棄しており、その際に誤ってシュレッダーにかけた可能性があると説明している。書類を外部へ持ち出した事実はないとしている。

7月7日に病院に経緯を説明して謝罪し、9日には病院を通じて患者および家族と連絡を取り、謝罪した。紛失した書類には、住所、氏名、生年月日、入院・退院年月日、病名、入院していた病院名などの個人情報が含まれていた。

同部は今後、同様の事案が発生することがないよう、改めて個人情報関係文書の管理手順を定め、徹底していくとしている。

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