トランプ政権、召喚状で情報提供要求 ハーバード大に「厳しく臨む」

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ニューヨーク=青山直篤
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 トランプ米政権は9日、ハーバード大に対し、留学生プログラムに関する情報を政権に提供するよう、「召喚状」を送付して要求すると発表した。これまでは、任意で提供を求めていた。政権側はエリート教育機関の象徴として攻撃してきた同大について「協力を拒んでおり、厳しく臨まざるを得ない」と主張し、圧力を一段と強めている。

 政権はハーバード大が「反ユダヤ主義」を許容したなどと主張し、5月には留学生の受け入れに必要な認可を停止した。停止は司法の判断で差し止められているが、政権側は関連の学生情報などを提出するよう求めてきた。

 9日の発表で国土安全保障省は「学生情報を提供するよう、強制力のない形で要請してきたが、大学側が拒否した」と主張。国土安全保障省のノーム長官はX(旧ツイッター)で「ハーバードには緩やかなやり方で対処してきたが、厳しく臨まざるを得なくなった」と述べた。

 米紙ボストン・グローブによ…

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この記事を書いた人
青山直篤
ニューヨーク支局長
専門・関心分野
米国、国際政治・経済、日米関係、近代史
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