浪江町に東北大の研究拠点整備へ 地域と連携し復興課題を解決
東北大学が、震災と原発事故からの復興が進められる浜通りの課題解決に貢献するため、浪江町に新たに研究拠点を設けることになり、10日大学と町が記者会見を開いて発表しました。
浪江町役場で開かれた記者会見には東北大学の冨永悌二総長と浪江町の吉田栄光町長が出席しました。
それによりますと、東北大学は、これまで取り組んできた浜通りの復興の課題の解決に向けた活動を、さらに地域に根ざして行うため、今後、浪江町に拠点をつくることにしたということです。
町がF−REI=「福島国際研究教育機構」などと連携して新産業の創出につなげるため、来年度中に整備する「産学官連携施設」に、新たな研究拠点を設けるということです。
研究は水素エネルギーや、営農の再開、防災など、さまざまなテーマで取り組むことにしていて、連携施設に隣接する場所には学生がフィールドワークなどを行う際の拠点となる施設を、大学側が独自に整備するということです。
会見で、東北大学の冨永総長は「多くの学生や研究者を派遣し、地域の人と触れあうことで未来にむかって地域の課題をどう解決できるか考える場にしていきたい」と話していました。
また、浪江町の吉田町長は「復興の途上にある町だが、東北大学の拠点ができることでさまざまな研究者が集い、多くのことを発信できる地域になることを期待する」と話していました。