長時間つけっぱなしにしていると「テレビの寿命」が縮むってホント? 【専門家に聞いた】
テレビが好きで、家にいるときはつけっぱなしにしている……。そんな人もいるかもしれません。このような場合、テレビの寿命が縮む可能性はあるのでしょうか。 【表】テレビは何年?家電の「寿命」一覧 「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。 (今回の質問) 長時間テレビをつけっぱなしにしていると寿命が縮む? (回答) バックライトやパネル、基板などに寿命があるため、見ていないときは消すようにしましょう。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆劣化が進みます。電源は定期的にオフに
内閣府経済社会総合研究所が発表している「消費動向調査」の耐久消費財の買い替え状況によれば、カラーテレビの平均使用期間は10.7年となっており、買い換えの理由として最も多いのは故障(69.7%)でした。故障のパターンとして多いのが画面が暗くなったり、映像が映らなくなったりするというもの。その原因の1つとなるのがパネルの劣化です。 一般的に液晶テレビのバックライトは6万時間、有機ELテレビは3~5万時間(最新モデルは10万時間)が寿命だと言われており、これは画面の明るさが50%以下になる時間です。一方で、毎日12時間テレビをつけっぱなしにした場合、10年間の点灯時間は4万3800時間となります。実は長時間つけっぱなしにしても一般的に寿命と言われる時間までは達しません。 ただし、劣化が進むのは事実。例えば、液晶テレビの場合、バックライトの明るさが低下してきて暗くなったり、コントラストが悪くなります。有機ELテレビもだんだんと明るさが低下する上、同じ画面を長時間つけていると焼き付きなどが発生するリスクがあります。基本的には見ていないときは使いっぱなしにせず、定期的に電源をオフするようにしましょう。
◆発熱にも要注意
家電製品全般にいえることですが、劣化の原因として大きいのが発熱です。テレビをつけっぱなしにすると、熱を持つ時間が長くなるため、回路基板の劣化が早まります。テレビを長く使うためにはできるだけ、通気性が良く、熱がこもりにくいところに設置しましょう。直射日光や湿気にも注意が必要です。 また、ホコリが付着するとうまく排熱できず、熱がこもる原因になります。テレビの背面をしっかり掃除しておきましょう。 この記事の筆者:コヤマ タカヒロ 1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
コヤマ タカヒロ