全国にある国立大病院の2024年度の決算(速報値)で、経常損益が国立大の法人化以降、過去最大となる285億円の赤字になったことが分かった。国立大学病院長会議が9日発表した。25年度はさらに悪化する恐れがあるとして「事業継続の危機にある」と訴えた。
大鳥精司会長(千葉大病院長)は記者会見で「新たな医療機器が買えず、施設整備が止まっている状況。このまま支援がなければ間違いなく病院がつぶれてしまう」と述べた。同会議は全国42大学44付属病院で構成している。
前年度に比べて収益は増加した一方、人件費や診療経費などが膨らみ、赤字となった。