釜石市は7日、下水道工事などを行う指定工事店の手数料を条例に規定せずに誤って徴収していたと発表した。2015~24年度、103事業者から総額252万円を徴収。全額を返還し、手数料に関する規定を明記した市下水道条例改正案を議会に提案する方針。
市によると、手数料は本来、条例で規定しなければならないが「市下水道排水設備指定工事店規則」にのみ定めていた。市はこれを根拠に手数料を徴収していた。
公共下水道の工事を行う業者は指定工事店の登録が必要。業者は、登録の際に手数料を市に支払っていた。登録期間は5年間で、新規は2万円、継続は1万円を手数料としていた。