月5万円の奨学金返済、大学生のうちから募る不安 長野市の23歳、肉の大容量パックで節約の日々

会員記事
自炊で支出を抑える加藤さん。各党の学費負担軽減策に注目している=2日、長野市

 大学授業料の値上がりが続き、県内の大学生や進学を希望する高校生が、入学金・授業料の負担の重さや奨学金の返済に不安を募らせている。参院選では、各党が国公立大の授業料無償化や奨学金の返済減免など高等教育の負担軽減策を掲げているが、経済的な心配をせずに学ぶことができる環境は整うのか。県内に暮らす学生らは論戦の行方に注目している。

   ◇

 ■気になるのは初任給

 「将来奨学金を返すことを考えると、初任給が気になります」。企業のインターンに参加するなど

(残り1400文字/全文1626文字)

続きを読むには下のボタンから

ログインまたは会員登録をお願いします

あわせて読みたい