7日は京都市で最高気温37.9℃を観測し9日連続の猛暑日となった。京都では日本三大祭りの1つ祇園祭が開催中だが、熱中症患者の増加が懸念されている。
祇園祭は「家でゆっくりテレビで…」
「カナダから来たけど(カナダは)こんなに暑くないわ」
7日の最高気温は37.9℃。9日連続の猛暑日となった京都市。
「めっちゃ暑いです。汗だくだく。今からアイスクリーム食べようかな」
「日陰に入って休んでます」
猛暑のなか八坂神社で行われたのは、顔に白い化粧を施し、装束をまとった6人の子どもたちが祇園祭の無事を祈願する行事。子どもたちの額を流れる汗を、ハンカチで何度もぬぐう場面も見られた。
午後2時半ごろ、本殿の前の地面をサーモカメラで見てみると、55℃を超えていた。
「熱中症だけ気をつけて」
毎年、100万人以上が訪れると言われる祇園祭。最も人が集まる「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」は、例年であれば梅雨末期にあたり、大雨や雷雨に見舞われることもある。
総合地球環境学研究所によると、山鉾巡行の前祭が開かれる7月17日よりも前に梅雨明けした年は、熱中症で搬送される患者が大幅に増える傾向があるという。
今年の近畿地方は、統計史上初の6月の梅雨明けとなったため、熱中症患者が激増する懸念がある。
「氷とか持って、水分持って、冷やしながら見ていただきたいな。それから日傘」
「あまりにも暑かったら、家でゆっくりテレビで見てますわ」
軽トラックが衝突 熱中症が原因?意識障害か
京都市の隣の宇治市。日の当たる場所の手元の温度計はなんと43℃に。
市内の消防署では60代の女性に熱中症の疑いがあるとして、救急車の要請が入った。
「意識が無いと従業員からの通報です」
「60代女性熱中症疑い。意識無し了解」
女性は工場での勤務中に気分が悪くなり、他の従業員に助けを求めたという。
「吐き気はどうですか?」
「無いです」
救急隊員は女性の夫へ連絡する。
「今、奥さんしっかりお話もできるので。安心してくださいね」
女性は病院に運ばれ治療を受けることになった。
午後4時ごろ、70代の男性が車で事故を起こしたという通報が入った。現場に向かうと、軽トラックがカーブミラーの支柱に衝突していた。
「(男性は)何もしゃべれない状態でしたよ。冷や汗かいていたから、氷水で冷やしてあげたんですけどね」
井上泰宏救急隊員
「お体触ったときに高体温、かなり体温が高いなという印象があって、熱中症もからんでいるかなと。車内暑い状態だったので、エアコンが効いていたのか正直分からない」
70代の男性は熱中症が原因で意識障害を起こし、事故を起こした可能性があるという。
宇治市では去年、熱中症疑いの搬送件数が335人と統計をとって以来最多に。今年の5月と6月はその過去最多のペースを上回っていて、注意を呼び掛けている。
三木健児副院長
「(熱中症患者の搬送)徐々に早まっている傾向はあると思います。運動されない方で家の中でエアコンをつけられない方が、一番熱中症になりやすいと思っていただく方がいいと思います」
川床は48℃「お昼は営業を取りやめてる」
観光地でも、熱中症対策に余念がない。
「冷たいおしぼりを」
「うわー気持ちいい」
人力車では、凍らせたおしぼりを渡すサービスが見られた。
「暑いんでUVカットしましょう。姫の美白守りながら行きます」
「助かる」
京都の名所を一日およそ10キロ〜20キロ走るという車夫たち。暑さ対策は?
「最高。これで体力が全部元に戻ります」
水を頭からかぶっていた。
夏の風物詩の川床では、手元の温度計は48℃を超え危険な暑さになっていた。
「去年は7月も営業してたんですけど、今年は最初から平日はお休みしようと決めまして。お昼は営業を取りやめてる。土日のみお昼は営業」
「お客さまとスタッフが熱中症の危険も出てきますし、食中毒の危険性も高まる」
平日の昼営業を休止すると、月100万円〜200万円売り上げが下がるという。
愛知県では熱中症で2人死亡
売り上げの落ち込みは他でもあった。“抹茶マヨネーズ”が味の決め手のタコ焼きは外国人観光客にも大人気だが…。
「(Q.売り上げ的には、夏はどうですか?)やっぱり厳しいですね。タコ焼きは春ごろと比べると半分くらい」
暑さのせいでタコ焼きの売り上げが落ち、全体の売り上げは繁忙期より3割ほど少なくなるという。
着物のレンタル店では、今年は例年より早い6月から浴衣や夏用の着物を求める観光客が多いという。
フランス出身の観光客・ハナリアさん(21)は日本の心を学びたいと着物で茶会に参加。
10分ほど歩いただけで額には汗がにじむ。
「(Q.夏場の利用客数は?)猛暑でちょっとやっぱりお客様の足が遠くなってまして、通常月と比較して大体4割減となっております」
そんな厳しい暑さの京都で、涼を求めて観光客が集まったのは、夏の風物詩の1つ、宇治川の鵜飼だ。
「涼しかったですね」
「船に乗った途端に」
「まさに季節の風物詩って感じですよね」
7日、全国的にも猛烈な暑さとなった七夕。大阪で37.6℃、名古屋で37.8℃など体温を超える暑さとなる場所が続出した。
岐阜県多治見市では38.8℃と、今年全国で一番の最高気温を記録。
東京都心も最高気温35.6℃と今年初めての猛暑日に。
各地で熱中症患者が多発し、愛知県では熱中症の疑いで2人が死亡した。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年7月8日放送分より)