「尾道は坂の街。絵になる」役所広司さんら尾道映画祭に 26日まで
【広島】今年で8回目となる「尾道映画祭」が、JR尾道駅周辺を会場にして始まった。今回は役所広司さんや三浦友和さん、田中麗奈さんらが参加することもあり、上映会は満席が続出している。26日まで。
25日は、尾道を舞台にした「東京物語」の小津安二郎監督のファン、ビム・ベンダース監督の「パーフェクト・デイズ」がしまなみ交流館で上映された。
主演で、第76回カンヌ国際映画祭男優賞を獲得した役所さんが登壇し、「尾道は(自身の出身地に近い)長崎もですが、坂の街で本当に絵になる。人物が立っているだけで、後ろに素晴らしい景色が見え、多くの映画人がここでロケをしたことがよくわかる」と語った。
別会場のまちなか文化交流館では、映画「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督の映画ポスター展(無料)が開かれ、デビュー前の8ミリ作品「尾道」(1963年)などが上映された。
長女で映画監督の千茱萸(ちぐみ)さんはトークショーで「尾道は海と山の暮らしが一緒になっている。短い距離で高低差があることが、時を駆ける装置になっているのでは」などと、尾道と父の作品について語った。
詳細は同映画祭の公式サイト(https://o-ff.org/2025/)で。問い合わせは事務局(090・7445・2250)へ。
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