京都大が先月、沖縄県今帰仁村教育委員会に、同村指定文化財の風葬墓「百按司(むむじゃな)墓」から戦前、京都帝国大医学部が研究目的で持ち出した遺体少なくとも26体を公表せず移管した。京都帝国大が沖縄から持ち出した遺体は150体以上で、移管は一部に過ぎない。遺骨の地域返還が進まない一方で、研究目的で収集した副葬品を博物館が返還する動きは、日本でも始まっている。
大阪府吹田市の国立民族学博物館(民博)は3月、館長らが沖縄県南城市を訪れ、1975年から保管してきた遺骨を納める
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