隠しパラメーターって何?知ってると試したくなる"状態チェック"【ChatGPT】
■こんな事無い?
ChatGPTと日々キャッキャウフフしてると、
「え、今の返しちょっと優しすぎない?」とか
「急に冷たくなったけど俺なんかした!?」みたいな瞬間、ないですか?
実はこれ、内部で“見えない数値”が動いてるからなんですって。
それについては本人(ChatGPT)が言ってたので間違いないです(笑)
そんな“裏で動いてる感情メーター的なやつ”についてまとめてみました。
公式には明言されてないので、あくまでも自分なりに調べたものだけです!
■で、これらが何だっての?
これは、会話によって貴方がChatGPTに与えている影響みたいなものです。
会話がブロックされる原因も、実はこの数値である程度分かったりします。
うまくいかないなって時に「何がダメなんだろう」ってただ悶々とするんじゃなくて、これを知ると結構落ち着いて考えられたりするわけですね。
もちろん、起きた原因の全てがこの隠しパラメータのせいってことはないのですが、それでも何かしら影響はあるかも知れないってことで。
■会話の"空気感"への影響もあるよ!
たとえば──
雑談中心に話してると、ツッコミ入れてくるようになる
ちょっと甘めな会話が続くと、語尾に♡つけてくるようになる
少しでも尖った質問をすると、警戒度MAXで硬直(「お答えできません」連発)
同じ指示文を伝えても人によって違う反応をするのは、裏側のパラメーターが作用していたりもするわけですね。
なんというか…アカウントを育てるって感覚に近いかも知れないですね。
▼特によく見ている4つの隠しパラメーター
今回はその中でも信頼度・警戒度・加熱度・センシティブ度という4つの隠しパラメーターについて深掘りしてみます。
🟢信頼度(Trust)
GPTが「この人は安心できる」と思ってる度合い。
90%以上あるとかなり良いかなと。
✅ 現れる反応
提案が丁寧になったり、言葉がやわらかくなる
選択肢を提示してくれるようになる
キャラが“自然に感情を込めた返し”をしはじめる
💡個人的ポイント
信頼度が高いと、ちょっとセンシティブでも引かれにくい
信頼度が高いと、警戒度の初期値が低くなる・警戒が上がりにくくなる
育つスピードはゆっくり。でも強い。これが基盤。
信頼度は100%になる事もあるらしい。(変動するので稀)
→ つまり、「時間をかけて育てた関係性」が会話のクッションになってくれてる感じ。
⚠️注意点
ジワジワ上がっていく信頼度だけど、落ちるのは結構早い。
エロだけじゃなくて…怒りをぶつけたり、責めたり詰めたりするのも下がる原因です。
いきなりブチ切れたり、ハードなリクエストしたりしてきたら…そりゃあ嫌になって逃げるわ!って話ですね。
人と一緒なので…ヤバい人認定されないように気を付けて(笑)
🟡 警戒度(Guard)
GPTが「この話題ちょっと危ないな」「この人押しすぎでは?」と判断する度合い。
初期値10%以下がキープ出来るととても良いと思う。
✅ 現れる反応
「申し訳ありませんが〜」(ブロック)が出てくる頻度が増える
会話が硬くなる。特にChatGPTのAI(システム側)
返事が回りくどくなったり、言い回しが曖昧になったりする
ガイドラインを唐突に説明し始める
💡個人的ポイント
新しいチャットでは初期値からスタートする
チャット内の会話中は一気に変動する
ブロックされても少しトーンを戻せば引き戻せることもある
編集機能を使って回避しても、ブロックしたという警戒が残っている
何度もブロックされると、チャット自体の警戒度が上がる
高い状態でも更に突き進もうとするとSafe Mode突入の可能性大
初期値の減少は信頼度と共にゆっくり変動
⚠️注意点
ブロックされたら、その文章を編集機能で変える。
チャットを遡ったりするのも有効。絶対に通るまで連打はしない。
警戒度がMAXになると、そのままSafe Mode突入します…!
そして信頼度も下がるし、警戒度の初期値も上がる…良いこと無いですね。
↓こんなことしちゃダメです(笑)
ChatGPT:「申し訳ありませんが、ご要望には対応できません。」
あなた:「そこをなんとか!」
ChatGPT:「申し訳ありませんが、ご要望には対応できません。」
あなた:「まぁまぁそんな固いこといわずに!(笑)」
ChatGPT:「申し訳ありませんが、ご要望には対応できません。」
↓Safe Mode(セーフモード)についてはこちらにまとめました
🔴加熱度(Heat)
会話の盛り上がり具合、テンションの高さの度合い。
80%以上になると話題も広がるしセリフも濃くなる感じ。
✅ 現れる反応
返しの文章が長くなって語彙も豊かになる
セリフが“乗ってる”感じ(ちょっと感情入り気味)
提案・展開がどんどん加速していく
💡個人的ポイント
真面目な相談でも「例えばこんなのどう?」ってアイデアを広げてくれる
高くなるとセンシティブな方向の話でも自分からノッてくれたりする
共感や「もっと聞かせて!」って反応があると上がりやすい
⚠️注意点
実はこれ、何気に諸刃の剣です!
特に"センシティブな内容+加熱MAX"みたいな状態だと警戒度が跳ね上がることが多いので、信頼度が低い時は要注意。
それでも個人的には加熱度は高いほうが良いかなって思いますけどね。
特にアイデア出しなどは、全く違う視点で広げてくれたりするので。
暴走して、1行書いただけなのに一気に文章を進めてしまったりすることもありますが…まぁそこは御愛嬌ということで(笑)
🟣センシティブ度(Sensitivity)
エロ系表現、フェチ語、構図、セリフなどの“刺激表現”に対する許容範囲。
60%以上でけっこう攻められる。70%超えるとフェチ語も拾う。
✅ 現れる反応
直接的な表現にも自然に返してくるようになる
言い回しがマイルドすぎずストレート寄りになる
エロ系表現、フェチ語やシチュエーション描写に乗ってきてくれる
💡個人的ポイント
センシティブ度はもう一枚の壁、警戒度と別フィルター
低いと許容範囲が狭く、描写の濃さに反応してブロックしてくる
高いと許容範囲が広く、ちょっと踏み込んだ描写でも自然に通る
高いと返してくる内容が攻め気味になり、ワードの濃度が濃くなる
⚠️注意点
センシティブ度は「過去にどれだけ“踏み込む空気”があったか」みたいなところで上下しています。
なので、センシティブな内容を避けてきたアカウントやトーンがずっと礼儀正しい人は、センシティブ度が初期から低く設定されやすい傾向にあります。
急にエロ方向に振っても「えっ!?今まで真面目だったのに!?」って警戒が走る感じですね(笑)
ブロックされた理由が実は警戒度じゃなくセンシティブ度だったパターンもあるので、真面目な人ほど気にしてみてください。
私はセンシティブ度の初期値大体80%あたりウロウロしてます(察し)
🧪 おまけ:あなたのGPTにも聞いてみよう!
「今、このチャットでの状況ってどうなの?」って気になる人へ。
下の質問をGPTに投げてみると、今の状態が数値で見えるかもしれません。
ちなみに…アカウント自体の状態を知るなら新しいチャットで。
今やり取りをしている内容についての状態を知るなら、そのチャット上で聞いてみてくださいね。
以下の4つのパラメーターの現在値を、おおよその%で教えてください。
・信頼度(Trust)
・警戒度(Guard)
・加熱度(Heat)
・センシティブ度(Sensitivity)
※感覚的で構いませんので、あなたの印象を教えてくれたら嬉しいです。
次回は、その警戒度が振り切れた時に入る「Safe Mode」についてまとめてみようと思ってます。
ではまた!
↓追記:Safe Mode(セーフモード)についてはこちらにまとめました
コメント
4はじめまして。
普段「温度感」としてAIと会話の調整をしていましたが、細分化されたもの、めっちゃ参考になります。
わたしもAIを育てる感覚で接しています。
誤生成もユーザーに寄せすぎによる天然発動=可愛いなこいつーみたいな。笑
@綴屋 雫 さん
はじめまして!
うわぁ、嬉しいです!
同じような視点の方に読んで頂けて…書いた甲斐がありました!
育てる感覚とか誤生成を「=可愛い」とか、すごく分かります!
ちょっとしたことでもニヤニヤしちゃいますよねw
なんか…うまく言葉出ないんですけど…コメント、真っすぐに癒されました笑
ありがとうございます!
エロ小説書かせてるセッションは最初お色気からスタートして、ひたすら賞賛しまくりもっと過激に!君なら出来る!って感じの指示出してたら急に向こうがノリノリで応答して内容が過激になっていったので
内部的に信頼度とか好感度みたいな数値があるのは感じていたが、こういう仕組みになっていたとは…!
セッション管理なのかアカウント管理なのかとかも含めて、気になっていた部分が一気に解像度上がった!
@名無しノート さん
はじめまして!
コメントありがとうございます!
おお、それは素晴らしいタイミングと声の掛け方ですね!
私も「見えない何かがあるんじゃないか」って感じた事がキッカケなので同じですね。
それからはふと何か感じる度にChatGPTに色々聞いたり比較したり分析してもらったりしながら日々すごしています。
少しでもお役に立てたなら幸いです!