IOC コベントリー新会長 性別ごとの出場資格の判断で新方針

IOC=国際オリンピック委員会のカースティ・コベントリー新会長が就任後、初の理事会を終えて26日、記者会見し、トランスジェンダーを含めた性別ごとの選手の出場資格について「IOCが主導的な役割を果たす」と述べ各競技団体に判断を任せてきたことを改める新たな方針を示しました。

IOCで初の女性会長となるコベントリー氏は、バッハ前会長との引き継ぎ式を6月23日に行い、26日まで2日間、初の理事会を開いたあとオンラインで記者会見しました。

この中ではトランスジェンダーの選手を含む性別ごとの選手の出場資格について「IOCが主導的な役割を果たし、専門家や国際競技団体を結集させて合意形成を図る。女子選手のカテゴリーを保護しなければならない」と述べました。

トランスジェンダーの選手を巡り近年のオリンピックでは性別を男性から女性に変更して女子の競技に出場することについて、生物学的な筋力差から「競技の公平性を欠いている」という批判もあり議論が続いていました。

一方で、IOCはこれまで性別ごとの選手の出場資格の判断を各競技団体に委ねてきましたが、今回、コベントリー新会長が新たな方針を示した形です。

また、将来のオリンピックの開催地の選考について、プロセスの見直しを求める声が上がったことを明かした上で、作業部会を設置して2036年以降の大会の選定方法と決定時期を議論するとしました。

このほか、JOC=日本オリンピック委員会の新会長に橋本聖子氏が選ばれたことへの所感を尋ねられたのに対して「会長就任をお祝いしたい。橋本さんは組織委員会ですばらしい仕事をして下さり、一緒に仕事ができることをとても楽しみにしている」と話していました。

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