鳩山新内閣が9月16日夜、発足した。民主党の鳩山由紀夫代表(62)は同日午後、衆参両院本会議で行われた首相指名選挙で第93代、60人目(現憲法下で29人目)の首相に選出され、直ちに首相官邸に入り組閣。17人の新閣僚を発表した。皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て、同日夜、初閣議を開催。民主、社民、国民新3党連立の鳩山内閣が始動した。
政権交代は非自民の細川連立政権が発足した1993年以来、16年ぶり。衆院選で野党第1党が単独過半数を制したことにより政権が代わるのは、戦後初めてだ。
鳩山首相は16日夕、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、「この国を本当の意味での国民主権に変えていかなければならない。そのために先頭を切って仕事をする」と政権を担う決意を表明。また、「脱官僚依存の政治を今こそ世の中に問うて、それを実践していかなければならない」と述べ、政治主導による政権運営を目指す立場を強調した。
重点政策として、衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当の支給とガソリン税などの暫定税率撤廃を挙げた。
組閣に先立ち、首相は社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井静香代表と会談し、与党3党の結束を確認した。
組閣では、予算の骨格など内閣の基本方針を決める国家戦略担当相に、菅直人氏が副総理兼任で就任。菅氏は民主党政調会長を兼ねる予定だったが、党政策調査会の廃止に伴い、閣僚に専念する。
新設される行政刷新会議と公務員制度改革の担当相には仙谷由人氏が就いた。岡田克也氏は外相、藤井裕久氏は財務相に起用された。
また、総務相に原口一博氏、厚生労働相に長妻昭氏、国土交通相に前原誠司氏、文部科学相に川端達夫氏、環境相に小沢鋭仁氏、農水相に赤松広隆氏を充てた。国家公安委員長には中井洽氏が就任し、北朝鮮による拉致問題も担当する。
参院からは3人が入閣。経済産業相に直嶋正行氏、防衛相に北沢俊美氏、法相に千葉景子氏が就いた。連立を組む社民党の福島党首は少子化・消費者担当相、国民新党の亀井代表は郵政・金融担当相を務める。民間からの起用は見送られた。(2009年9月16日配信)
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