ドキュメント鳩山内閣

10年度予算、赤字国債発行へ

 政府は10月5日、2010年度予算編成に関し、歳入不足を補うため、赤字国債を増発する方針を固めた。10年度税収は09年度当初見通しの約46兆円を割り込むのは確実で、政府は40兆円を下回る可能性もあるとみて、不足分は赤字国債で賄わざるを得ないと判断した。
 鳩山由紀夫首相は就任前から、一貫して国債増発を否定してきた。しかし、昨年秋からの景気低迷で法人税や所得税などの税収が大きく落ち込み、09年度税収見通しは下方修正が避けられない情勢。首相は10年度予算編成に当たり、厳しい現実に直面して路線変更を迫られた形だ。
 自民党などは、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた主要政策に財源の裏付けがないと指摘してきた。政府が国債増発に踏み切れば、野党は一段と批判を強める構えだ。
 民主党はマニフェストで、子ども手当やガソリン税などの暫定税率撤廃、高速道路の無料化などを打ち出した。政府はこれらの政策に必要な財源は10年度で7.1兆円と見込み、09年度補正予算の一部執行停止などで手当てできるとし、首相も財源確保について「十分にめどは立つ」と自信を示していた。(2009年10月5日配信)

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