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【直撃】中国の“試験代行業者”は「バレたことない」「替え玉受験は118万円」TOEIC重要視の日本が狙われる?不正受験サービスが広がる背景

2025年6月17日 8:00

 不正の背景について、中国に詳しい経済ジャーナリスト・浦上早苗氏は、「日本の大学を受験する際にTOEICのスコアが重要視されることもあり、受験生にとって高得点は魅力。そのため不正に手を染めてしまう人も現れる」との見解を示しています。

Q.中国は受験戦争が激しいので、TOEICを受けて日本の良い大学に入りたいと思って、不正に手を染めるという背景もありますか?
(浦上氏)
「大学院の入試はTOEICのスコア提出を求めたり、英語の試験をTOEICのスコアで代替したりする所が結構ありますから、恐らくTOEICの不正に手を染めるのは大学院に入りたい人が中心だと思います。実は、TOEICが重要視されるのは日本と韓国だけで、中国では名前も聞かない所もあるぐらいなので、コスパを求めて、大学院に入学するためにTOEICも替え玉でやってしまおうと考える人が、一定数いるのではないでしょうか」

Q.なぜ、そこまでして大学院に行きたいのでしょうか?
(浦上氏)
「中国は就職難で、学歴主義ということもあって、大学院の入学者数がすごく増えています。日本は逆に、少子化で定員割れが続いている大学院もありますから、10年ぐらい前から『日本の大学院は入りやすい』と、かなり言われています」

■1000人以上代行?“試験代行業者”を直撃

 中国のSNSで「TOEIC」「得点保証」などと検索すると、「TOEIC800点以上」「日本のオンライン・オフライン、いずれも可」「目標未達、無料」などといった投稿が。

 ネット上では、「TOEIC替え玉・カンニング代行・点数保証・安定通過」など、不正受験のサービスを堂々と謳う中国語のサイトも…。

 この業者にメッセージを送ると、詳しい話を聞くことができました。業者によると、受験者に写真を送ってもらい、替え玉となる人物を選定するといいます。

-(試験代行業者)
-『オフライン、替え玉受験は5.9万元(約118万円)。まず半額を前払いし、担当の先生をマッチングします。スコア発表後に、残りの半額を支払ってもらいます』

-Q.先生とは誰ですか?替え玉のことですか?
-(試験代行業者)
-『そうです』

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