バニーガール、胸をわしづかみ、面接でセクシーポーズ…フジ検証番組「女性アナは上質なキャバ嬢」発言の真相
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フジテレビが7月6日に放送した、元タレント中居正広氏と同局を巡る一連の問題についての検証番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」が波紋を広げている。 【写真】入社面接でセクシーポーズを要求されたという人気女性アナ 番組内では、当時の一部経営幹部が主導していた“不適切会合”に、若手女性社員が参加させられ、その経営幹部や大手芸能プロダクションの人間らを接待させられていたことも明らかにされた。 番組内では、会合に参加したことがあるという同局の女性アナウンサーが顔を隠し、声を変えた状態ながらもその実態を証言。同会では、元専務の大多亮氏が「女性アナウンサーは上質なキャバ嬢」「ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサー」といった発言をしていたことを告白したのだ。 番組の取材班から発言の真意を聞かれた大多氏は「言葉の選び方が悪いということですね」「そんな風には思ってないです」とし、「言った記憶は?」と問われると「ないです」と否定した。 だがその一方で、「記憶されているかたの方が絶対記憶されていると思うので。否定はまったくしないです」とも語った。 同番組の放送後には大きな反響があり、SNS上では「かつてのフジなら女子アナをキャバ嬢と同じと考えていてもまったく不思議じゃない」「当時の番組を見ていれば現場のスタッフレベルでもそうした認識はあったんじゃないか」といった意見が数多く上がった。 バラエティー番組を手がける放送作家はこう語る。 「大多氏に限らず、昭和や平成の頃のフジ幹部が自局の女性アナをキャバ嬢やホステスと同じような感覚で見ていたとしてもまったく不思議ではないですね。そうした上層部の“ゆがんだ認識”が、局員や番組スタッフにまで浸透していたことも当時の番組やイベントなどを振り返れば明白です。外部には接待要員として、内部ではお色気要員として使っていたのでしょう」 1980年代後半から「女子アナブーム」を牽引したフジだが、当時局アナとして活躍していたのが85年入社の長野智子アナや88年入社の故有賀さつきさん、河野景子アナ、八木亜希子アナといった面々だ。 長野アナは当時の人気番組「オレたちひょうきん族」で“ひょうきんアナ”としても活躍していた。長野アナは過去のバラエティー番組で、当時、同番組で共演していたお笑い芸人から何度も抱きつかれて胸をわしづかみにされたり、履いているロングスカートの中に顔を入れられたことを赤裸々に明かしている。
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