6年前…「石破だけはダメだ」と言った麻生氏 総裁選は血で血を洗う「仁義なき戦い」

 一方、石破茂元幹事長の陣営では、後藤田正純衆院議員が自身のフェイスブックで、「現政権は、今までの日本において決してあってはならない 決しておこってはならない 決して言ってはならないことを平気でおこしてきた」と安倍政権を批判している。

 全体がまるで昭和歌謡の歌詞のような書きぶりなのだが、「決してあってはならないこと」とは穏やかでない。後藤田氏は歌い手ではなく議員なのだから、思わせぶりな暗示などやめて、「あってはならないこと」が何なのかを国民に明示すべきだ。

 ここで思い出すことがある。

 今から11年前、第一次安倍政権でいわゆる「安倍降ろし」が起きたとき、その急先鋒(せんぽう)となったのが石破茂、後藤田両氏だった。2年後の2009年、今度は「麻生降ろし」が起きたときにも、石破氏は閣僚でありながらこれに加担した。

 1993年に史上初めて、(細川政権誕生で)自民党が下野したときには党から逃げ出し、身内の政権が弱くなればすぐに、「倒閣」の祭りに乗っかる。石破氏が党内で人望がないのはこうした経歴による。

 一方で、「反自民」「反安倍」のメディアや文化人がこぞって石破氏を応援するのも、この経歴によるところ大だ。「石破氏なら御(ぎょ)しやすい」。そう思われているに過ぎない。

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