トランプ米大統領は7日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対して、追加の兵器を供給する考えを示した。「彼らは自分たちを守る必要がある。(ロシアから)激しい攻撃を受けており、我々は追加の兵器を送らなければならない」と述べた。
米国防総省が2日にウクライナへの一部兵器の供給を停止したと明らかにするなど、トランプ政権による支援の先行きが不透明になっていた。
トランプ氏は7日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した際に記者からの質問に答えた。ウクライナ情勢について「(ロシアの攻撃で)多くの人が混乱の中で命を落としている」と述べ、主に防衛のための兵器を送ることになると説明した。
米国防総省や米メディアによると、米政府は備蓄不足への懸念や、防衛面での政権の優先事項と供給状況が合致するかを見直すため、防空ミサイルシステム「パトリオット」用のミサイルなどの兵器の供給を停止した。一方、トランプ氏は4日のウクライナのゼレンスキー大統領との電話協議で、防空面で支援する意向を伝えていた。【ワシントン松井聡】
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