『性行為の強要、集団暴行、下着を脱がせる』など 同じ中学校でいじめ16件 被害生徒の1人は「自殺行為し精神科入院」
2025年07月06日 07時00分TREND NEWS CASTER
AIざっくり要約
- 同じ中学校で2022年4月~翌年2月にかけて、いじめが16件発生。被害者は男子生徒1人と女子生徒2人で、集団暴行、下着脱がし、裸の写真送信強要、性行為強要など、重大ないじめが起きていた。
- 被害生徒1人は自宅から飛び降りる自殺行為をし、精神科に入院したほか、もう1人の生徒も「死にたい」と発言するなど、深刻な影響を受けていた。
- 学校のいじめ対応が機能しておらず、教育委員会に対しても指導・監督体制の強化、警察との連携などの改善が求められた。
実験的な機能のため、正確性を欠く可能性があります。
記事本文と併せてご確認ください。
北海道・網走市教育委員会は、市内の中学校で発生した「いじめ重大事態」に関する報告書を公表した。
集団暴行や下着脱がし
2022年4月~翌年2月にかけて、網走市内の同じ中学校で、いじめが16件発生。
被害者は、男子生徒1人と女子生徒2人だ。
まず男子生徒は、ほかの男子生徒から集団で暴行を受け、ズボンや下着を脱がされた。
この件の加害生徒は11人。
裸の写真や性行為強要
また女子生徒2人は、男子生徒1人からSNSで裸の写真を送るように強要された。
さらに、体を触られたり、性行為を強要されたりしたこともあった。
被害生徒の1人は、自宅から飛び降りる自殺行為をし、精神科に入院。
もう1人の生徒も、体調不良を訴えた。
そして「死にたい」などと発言するようになり、具体的な自殺方法を考えるようになった。
警察へ被害届
被害生徒は、警察へ被害届を提出。
さらに、いじめ問題調査委員会は、中学校に数々の問題点があったことを厳しく指摘した。
いじめ対応機能せず
具体的には、いじめへの危機意識の欠如、教職員間での情報共有不足、教育委員会への報告不履行、対象生徒へのケア不足、加害生徒への指導不足、家庭との連携不足など。
この中学校では、いじめ対応が機能していなかったことがうかがえる。
また、教育委員会に対しても、学校への指導・監督体制の強化、警察との連携などを求めた。