「実社会で必要とされる博士へ」 趣向懲らす教育内容、国立大で熱帯びる博士育成
2025年7月7日 13時04分 (7月7日 13時04分更新)
国立大学を中心に近年、博士人材の育成が熱を帯びている。学生への経済的な支援とともに、修了後のキャリアへの不安を取り払うべく、大学を挙げて新しいカリキュラムを打ち出すなど工夫を凝らす。今、どのような教育に変化してきているのか―。先進的に取り組んでいる大学の現場を訪ねた。
名古屋大・岐阜大、異分野ミックスの宿泊研修
30夜以上にわたり開かれる「郡上おどり」で有名な岐阜県郡上市。その市街地から40キロほど離れた山あいのホテルに6月上旬、東海国立大学機構の傘下にある名古屋、岐阜両大の大学院博士課程で学ぶ約150人が集まった。早々に昼食を済ませると、大きな宴会場で5、6人のグループをつくって一斉に議論が...
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